手筒花火発祥の地として有名な豊橋。7月の豊橋祇園祭の時季は多くの観光客で賑わいます。また県の南端に位置する渥美半島は、キャベツやメロンなどの栽培が盛んです。
豊橋・渥美半島には、豊橋総合動植物公園、豊橋市自然史博物館、渥美半島観光ビューロー、伊良湖岬灯台、サンテパルクたはら などの観光スポットがあります。
いなり寿司は、19世紀の初めごろ、お稲荷さんにお供えしてあった油揚げの中にご飯を詰めてお寿司にしたものが起源とされている。日本三大稲荷の一つである豊川稲荷の門前町として栄えた豊川市でも古くから「いなり寿司」が販売されており、参拝客に親しまれてきた。豊川いなり寿司は、いなり寿司の聖地ともいえる豊川稲荷のお膝元、豊川市内のお店が、いにしえからの伝統をもとに、新しい味わい、工夫をミックスして生み出した古くて新しいご当地グルメなのである。...»
豊橋市に本社を置く甲羅グループが運営する「赤から」は北海道から九州まで全国展開しており、名古屋名物の知名度アップに貢献している。看板は“赤から鍋”。加熱しても旨みを損なわない名古屋名物の赤味噌と、唐辛子をブレンドした秘伝のスープで食べる鍋のことで、複雑に絡み合う旨みと辛さが絶妙とファンが多い。ホルモンやつくね、たっぷりの野菜入りで何ともヘルシーな感じ。辛さは10段階に分かれており、辛いのが苦手な人は3段階ぐらいから始めてみては。ちなみに愛知県内では50店舗近く点在している。...»
菜飯田楽とは、白米に細かく刻んだ大根の葉を加えて炊いた「菜飯」と、豆腐に八丁味噌を塗って炭火で焼き上げた香ばしい「味噌田楽」とを組み合わせた、素朴で風味豊かな郷土料理です。この料理は「菜めし田楽」と表記されることもあり、豊橋市の名物になっています。田楽だけで食べると八丁味噌の甘さが強いが、味噌の風味が残るうちに菜めしを食べると、大根の葉の風味が口内をさっぱりさせてくれ、ついつい箸が止まらなくなってしまう味わい。 歴史と背景 近江国目川に端を発する菜飯田楽 この料理の発祥は、かつての近江国目川(現在の滋賀県栗東市目川)とされています。江戸時代、東海道を行き交う多くの旅人にとって、目川の菜飯...»
豊橋カレーうどんは、愛知県豊橋市で生まれたご当地グルメで、地域おこしの一環として創作されました。器の底にご飯ととろろが層になって入っているのが最大の特徴で、食べ進めるとカレーうどんとごはんが混ざり合い、味が変化します。うどん麺は自家製麺を100%使用していて、美味しいうどんとカレーのルーを残さず美味しく食べてもらえる様に工夫された驚きの二層構造になっています。 豊橋カレーうどんの特徴 豊橋カレーうどんの最大の特徴は、丼の底に「とろろご飯」を盛り、その上にカレーうどんを盛りつけるという独特のスタイルです。一般的なカレーうどんでは、食べ終わった後に残った出汁をどうするかが課題ですが、豊橋カレー...»
全国シェア7割という生産高を誇る愛知県の”うずらの卵”。その産地が集中する愛知県の豊橋市では、1日当たりの産卵量が350万個を超えるという。うずらが家禽化されたのは江戸時代で、もともとは、富裕層の間で豪快な雄たけびを楽しむためのペットだったといわれる。飼育されているのは、野生うずらを多卵産に改良した日本うずら。うずらの卵は、髪や肌の美容に効果的なビタミンB1を豊富に含むので、健康食品としても注目されている。丼ものや炒め物の具として、串焼き、スープに入れておいしく食べられる。...»
愛知県でのメロン栽培の歴史は明治時代からで、現在は東三河地方を中心に大産地を形成。温室メロンの代表マスクメロンは、濃厚な甘さと美しい網目模様でフルーツの王様と呼ばれている。徹底した栽培管理のもと1株に1果のみ結実させて大切に育てるが、特に「渥美アールス」は、渥美地方の農家が昭和初期から保存していた系統で「あいちの伝統野菜」に選定されるほど。果肉がきめ細かく舌触りがよいのが特徴だ。どれも出荷のピークは8月で、まずは常温で保存。お尻の部分を押して柔らかく感じたら食べ頃、冷蔵庫で冷やして食べよう。...»
濃尾平野と三河平野は、温暖な気候と肥沃な土地、農業用水の整備が早かったことから、古くから野菜作りが盛んに行われており、中でもキャベツは全国トップレベルの作付面積・生産量を誇る。キャベツは品種により、春系と冬系に大別される。春系はやわらかく生食に向いており、冬系は煮崩れしにくく、加熱することで甘みが増すことから、ロールキャベツなどの煮込み用に最適。愛知県内では、多種のキャベツが栽培されており、「野崎中生キャベツ」と「愛知大晩生キャベツ」の2種が、県の伝統野菜にも選定されている。 旬 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月...»
愛知県が全国トップクラスの生産量を誇る特産品、青じそ(大葉)。β-カロチン、カリウムやカルシウムなどのミネラル、鉄分が豊富で、独特の風味から薬味として使われることも多い野菜である。現在では、ハウス栽培での栽培も盛んで、季節を問わず年中市場に出回っている青じそ(大葉)ではあるが、その旬は夏。愛知県の中でも特に青じそ(大葉)生産が盛んな豊橋では、「青じそ寄せ豆腐」を開発し、青じそ(大葉)の認知度をさらに高めようという活動も行っている。 旬 7月 8月 9月 10月 ...»
1827年の創業から豊橋の地で練り物一筋に精進してきた「ヤマサちくわ」。ここで製品化されるちくわが絶品の味だと、口コミやインターネット通販で評判に。魚問屋の経験を活かして選び抜いた鮮魚をさばき、御影石の臼に入れて丹念に練り上げたすり身はコシがあるのにふわりと柔らかい。練り具合に焼き加減まで一貫して熟練した職人の手で行なわれているから、手間をかけた分だけおいしいのは当然のこと。よく見かける、中央にこんがりとした焼き目が入り両端の小口が白いちくわはヤマサが始まりなのだとか。 ちくわ一筋の思いが作り上げた人気の商品 愛知県観光土産品協会にて、愛知県観光協会長賞を受賞!豊橋市内を走るラッピング電車...»
嵩山蛇穴は、愛知県豊橋市嵩山町に位置する、縄文時代の初期から中期にかけての人々の生活の跡が残る貴重な洞窟遺跡です。1957年(昭和32年)7月1日には、国の史跡に指定され、その歴史的価値が高く評価されています。 この洞窟は、標高約140メートルの嵩山の山腹に存在し、本坂峠へと続く登り口の近くにあります。洞窟の奥行きはおよそ70メートル、入り口の高さは約1.3メートルで、内部には自然が長い年月をかけて形成した石灰岩の鍾乳洞が広がっています。 縄文時代の暮らしを偲ばせる、愛知県豊橋市の重要史跡 歴史的な調査と発見 嵩山蛇穴の学術的価値は、1941年に当時の愛知県史蹟名勝天然紀念物調査会の主...»
豊橋公園は、愛知県豊橋市の中心部、今橋町に位置する広大な都市公園です。この公園は、かつての吉田城の城跡を整備したもので、歴史的価値と豊かな自然が調和した、市民にとって大切な憩いの場となっています。 園内には、野球場や陸上競技場、テニスコートなどのスポーツ施設が整備されており、各種大会が開催されるほか、豊橋まつりや炎の祭典、納涼祭り(夜店)といった地域のイベントの会場としても広く活用されています。 主な施設と見どころ 吉田城跡(よしだじょうあと) 豊橋公園の中心的な存在である吉田城は、戦国時代の16世紀初頭に築かれ、その後、16世紀末に大規模な改築が行われた歴史的な城です。江戸時代には吉...»
吉田城は、かつて三河国渥美郡今橋(現在の愛知県豊橋市今橋町、豊橋公園内)に存在した歴史ある日本の城です。その築城は戦国時代初頭の16世紀にさかのぼり、後に大規模な改修が施されました。戦国時代には東三河支配の拠点として重要な役割を担い、江戸時代には吉田藩の政庁として機能しました。 また、築城当初は「今橋城」とも呼ばれ、明治維新後には吉田藩が豊橋藩と改称されたことにより、「豊橋城」とも称されるようになりました。 吉田城の歴史 戦国時代のはじまり 吉田城の起源は、永正2年(1505年)にさかのぼります。宝飯郡長山一色城の城主・牧野古白が、今川氏親の命を受け、渥美郡馬見塚村の入道ヶ淵近くの丘に...»
豊橋市美術博物館は、愛知県豊橋市今橋町に位置する市立の文化施設であり、豊橋公園(通称:城跡公園)内に設けられています。市民にとっては芸術や歴史に触れることのできる貴重な場所として長年親しまれており、2024年(令和6年)には大規模なリニューアルを経て、さらに充実した内容となりました。 館内の主な施設 1階:美術展示室と交流の場 1階には美術展示室(展示室1〜4)があり、多彩な企画展や収蔵品展が開催されます。ほかにも、講義室やミュージアムショップ、カフェレストラン「neo costarica museum cafe」も併設され、来館者の憩いの場としても利用されています。 主な所蔵作家 ...»
豊橋市民俗資料収蔵室 ふるためは、愛知県豊橋市多米町に位置する民俗資料館で、約3,500点にも及ぶ貴重な民俗資料を収蔵・展示している施設です。建物は、かつて豊橋市立多米小学校として使われていた木造校舎を活用しており、豊橋市内で現存する唯一の木造校舎でもあります。この建物の管理は、多米文化協会が豊橋市からの委託を受けて行っています。 展示内容 現在、「豊橋市民俗資料収蔵室」では、多米小学校の旧校舎を活用し、市内および東三河地域から収集された民俗資料を公開しています。展示は5つのテーマに分かれており、それぞれが地域の生活や産業の歴史を伝えています。 展示室の構成 農業・林業用具展示室(...»
豊橋市二川宿本陣資料館は、愛知県豊橋市二川町字中町65番地に位置する公立の博物館で、江戸時代の宿場町の姿を今に伝える重要な施設です。本陣を中心とし、庶民が宿泊した旅籠屋(はたごや)である「清明屋(せいめいや)」、1991年に新設された資料館、さらに近隣の商家「駒屋(こまや)」によって構成されています。 二川宿本陣の建物が現在も残されているのは、東海道の中でも二川宿と草津宿のわずか二箇所だけであり、非常に貴重な文化遺産とされています。1993年度にはその景観や保存の取り組みが評価され、「第1回愛知まちなみ建築賞」を受賞いたしました。また、2015年には商家「駒屋」が一般公開され、二川宿は本陣・...»
旅籠屋「清明屋」は、愛知県豊橋市二川町中町に位置する、江戸時代の宿場町の面影を今に伝える歴史的建造物です。東海道五十三次の一つである二川宿において、江戸時代後期から明治時代にかけて旅籠屋として営まれてきました。その歴史的・文化的価値の高さから、現在は豊橋市指定有形文化財(建造物)に指定されています。 二川宿と清明屋の位置づけ 二川宿は、東海道の中でも重要な宿場町の一つとして栄え、本陣・脇本陣・問屋場、そして数多くの旅籠屋が立ち並んでいました。特に宿場の中心である二川中町には旅籠屋が集中しており、最盛期には約30軒もの旅籠が存在していたと伝えられています。清明屋は、その中心部である本陣の東隣...»
商家「駒屋」は、愛知県豊橋市二川町字新橋町21に所在する、歴史的価値の高い建造物です。この建物は、旧東海道の宿場町として栄えた二川宿に位置しており、江戸時代からの商家の姿を現在に伝える貴重な文化財です。平成15年(2003年)には、豊橋市指定有形文化財に指定され、現在では一般公開されており、多くの観光客に親しまれています。 歴史と田村家の歩み 商家「駒屋」の歴史は、元禄4年(1691年)にまで遡ります。この年、田村家は遠江国(現在の静岡県湖西市)から二川宿へと移り住み、当初は医業を営んでいました。その後、米穀商や質屋として商いを始め、やがて二川宿の宿役人や村役人も務めるようになりました。安...»
龍拈寺は、愛知県豊橋市新吉町に位置する、曹洞宗に属する由緒ある仏教寺院です。山号は吉田山(きちでんさん)と称し、本尊には慈悲深いお姿の十一面観音が安置されています。この寺院は、戦国時代の武将であった牧野古白(牧野成時)の菩提を弔うため、息子である牧野信成によって創建されました。 吉田三ヶ寺の一角としての位置づけ 龍拈寺は、神宮寺および悟真寺と並び「吉田三ヶ寺」のひとつに数えられ、東三河地方における曹洞宗の中核寺院として、長きにわたって地域の信仰と文化の中心を担ってきました。 戦災による損失と文化財の保護 第二次世界大戦中の1945年の豊橋空襲では、龍拈寺の伽藍のほとんどが焼失し、山門の...»
神宮寺は、愛知県豊橋市魚町に位置する天台宗の仏教寺院で、正式には「白雲山 寿命院 神宮寺」と称されます。本尊として祀られているのは、密教の中心仏である大日如来像です。 豊橋市において長い歴史を誇る神宮寺は、「龍拈寺」「悟真寺」と並び称される「吉田三ヶ寺」のひとつとして知られ、地域の人々から深い信仰を集めてきました。 神宮寺の歴史 禅宗から天台宗へ、再興と改称の歩み 神宮寺の起源は、かつて三河国吉田に存在していたが荒廃していた禅宗の寺院「長禅寺」に遡ります。慶長元年(1596年)、尾張国知多郡師崎の羽頭神社に仕えていた僧・重信法印がこの寺を再興。寺名を「神宮寺」と改め、宗派も禅宗から天台...»
普門寺は、愛知県豊橋市に位置する高野山真言宗の名刹で、山号を船形山(せんぎょうさん)、本尊を聖観音菩薩とする古刹です。美しい自然に囲まれたこの寺は、特に秋になると紅葉が境内を彩り、地元では「豊橋のもみじ寺」としても親しまれています。 奈良時代に創建されたとされる長い歴史を持ち、源頼朝や今川義元、徳川家康をはじめとする歴史上の名だたる人物からも保護を受けてきました。豊橋市内で最も多くの文化財を所蔵しており、文化的な価値も非常に高い寺院です。 地域をつなぐ交流の場として 普門寺は、愛知県と静岡県の県境に位置しており、東三河地域(豊橋市・豊川市・蒲郡市・新城市・田原市)および遠州地域(浜松市・...»
赤岩寺は、愛知県豊橋市に位置する、高野山真言宗の歴史ある寺院です。山号は赤岩山と称し、本尊には聖観音が祀られています。また、国の重要文化財に指定されている「木造愛染明王坐像」が安置されていることでも広く知られています。 由緒と宗派 寺の開創は古く、神亀3年(726年)に、聖武天皇の勅願を受けた高僧行基菩薩によって建立されたと伝えられています。創建当初は「赤岩山法言寺」と称しておりましたが、天安元年(857年)に弘法大師空海の十大弟子の一人である杲隣上人(こうりんしょうにん)が中興し、宗派を真言宗に改めました。 鎌倉時代の発展と源頼朝との関わり その後、鎌倉時代初期には、三河国の守護職を...»
悟真寺は、愛知県豊橋市関屋町に所在する浄土宗の仏教寺院で、孤峰山 浄業院という山号と院号を持っています。本尊には、恵心僧都源信作と伝わる阿弥陀三尊立像を安置しており、地元でも長く親しまれてきた格式ある寺院です。また、豊橋市内の龍拈寺(りゅうねんじ)、神宮寺(じんぐうじ)とともに「吉田三ヶ寺」の一つとして数えられる名刹でもあります。 悟真寺の歴史 南北朝時代の創建 悟真寺の創建は、南北朝時代の正平21年(1366年)に遡ります。開山は、法然上人の教えを受け継ぐ浄土宗藤田派の第4代唱名の高弟である善忠寂翁とされています。彼は、称名念仏の教えを広めるため、関東から東海道をたどって三河の今橋(現...»
吉田神社は、愛知県豊橋市関屋町に位置し、古くから地域に根ざした歴史と伝統を誇る由緒ある神社です。地元では「天王社」としても親しまれ、豊橋市内の氏子に支えられながら、現在に至るまで多くの人々に敬われております。 主祭神と相殿神 吉田神社の主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)であり、疫病除けや災厄退散の神として広く信仰されています。また、相殿には飛鳥時代の女帝である持統天皇も祀られており、両神の御神徳を仰ぎながら地域の安泰を願う信仰が受け継がれています。 神社の歴史 創建と持統上皇との関わり 吉田神社の起源は古く、大宝2年(702年)の持統上皇の「三河行幸」の際に設けられた頓宮がその始ま...»
安久美神戸神明社は、愛知県豊橋市八町通に鎮座する、由緒ある神明神社です。別名を「豊橋神明社」とも呼ばれ、地域の人々から長く親しまれてきました。 神社の歴史 安久美神戸神明社の起源は、平安時代中期の天慶2年(939年)にさかのぼります。この年、関東にて平将門の乱が勃発し、京の朝廷は伊勢神宮にて関東平定の祈願を行いました。その翌年、乱が平定されたことを喜んだ朱雀天皇が、三河国渥美郡の安久美荘(現在の豊橋市中心部)を伊勢神宮に寄進しました。これにより、当該地域は「安久美神戸(あくみかんべ)」と呼ばれる神領地となり、現在の神社の起源となりました。 この地には、伊勢神宮の祭主・大中臣頼基の庶流であ...»
賀茂神社は、愛知県豊橋市賀茂町字神山に鎮座する、歴史と伝統に満ちた神社です。深い森に囲まれた静謐な境内には、古代から続く由緒ある社殿や数々の文化財が残されており、地域の信仰の中心地として長年にわたり人々に親しまれてきました。 由緒ある歴史 賀茂神社の創建は、古代・奈良時代の天平元年(729年)と伝えられており、京都の山城国にある「賀茂別雷神社」を勧請したことに始まります。その後の戦国時代には、天文12年(1543年)に今川氏親によって神領として298貫の地が寄進され、江戸時代初頭の慶長8年(1603年)には、徳川家康公より朱印地として100石が与えられるなど、武将たちからの篤い崇敬を受けて...»
馬越長火塚古墳は、愛知県豊橋市石巻本町に所在する壮大な規模を誇る前方後円墳であり、古墳時代後期の東海地方を代表する重要な史跡のひとつです。1981年(昭和56年)に愛知県の史跡として指定され、2016年(平成28年)3月1日には、隣接する大塚南古墳および口明塚南古墳とともに、「馬越長火塚古墳群」として国の史跡に指定されました。 古墳の特徴と構造 築造の時期と規模 この古墳は、6世紀の末頃に築造されたと推定されており、東三河地方では最大規模を誇ります。また、同時期の東海地域全体においても非常に大きな古墳であり、その規模からも当時の権力者の存在がうかがえます。 墳丘の形状 一般的な前方後...»
豊橋市公会堂は、愛知県豊橋市八町通二丁目に位置する、市が所有・管理する歴史ある公会堂です。市内の重要な催し物や式典、講演会などの会場として長年親しまれてきたこの建物は、2000年を超える歴史都市・豊橋の文化と風格を象徴する建築物として、現在もその魅力を保ち続けています。 また、平成10年(1998年)には、国の登録有形文化財に指定され、貴重な近代建築として保存・活用されています。 建築と設計の特徴 スペイン風ロマネスク様式の魅力 公会堂の建設は、大正時代の自由主義的な思想の広がりを背景に、市民の文化的拠点を求める声に応える形で企画されました。実際に建設案が市議会に提出されたのは1922...»
豊橋ハリストス正教会は、日本ハリストス正教会に所属する歴史ある教会で、愛知県豊橋市八町通にその荘厳な姿を見せる正教会聖堂です。この聖堂は「聖使徒福音記者マトフェイ聖堂」と呼ばれ、国の重要文化財にも指定されています。木造の教会建築としての美しさと、日本とロシアの宗教文化が融合した貴重な遺産として、高い評価を受けています。 聖堂の正式名称と意味 名前に込められた信仰と由来 教会の名称は「豊橋ハリストス正教会」ですが、聖堂の正式名称は「聖使徒福音記者マトフェイ聖堂」です。「ハリストス」は中世ギリシャ語およびロシア語における「キリスト」の読み方であり、「マトフェイ」は「マタイ」のスラヴ語読みを片...»
葦毛湿原は、愛知県豊橋市岩崎町に位置する、自然豊かな湿原です。その美しい風景と多様な動植物の生態系が高く評価され、1992年(平成4年)2月28日には愛知県の天然記念物に、そして2021年(令和3年)10月11日には国の天然記念物に指定されました。 その豊かな自然環境は「東海のミニ尾瀬」と称されることもあり、全国の自然愛好家や登山者から親しまれています。また、「花の百名山」および「新・花の百名山」にも選ばれており、四季折々の草花が訪れる人々を魅了します。 自然と調和した遊歩道とハイキングコース 葦毛湿原の入り口は、そのまま赤岩山へと続く「豊橋自然歩道」の一部として整備されており、気軽にハ...»
石巻山は、愛知県豊橋市石巻町字南山に位置する標高358メートルの山で、その特徴的な地質と歴史的な背景から多くの登山者や自然愛好家に親しまれている名山です。弓張山地の南端にあたる湖西連峰の西側に連なる尾根の一部で、かつての八名郡南部に位置しています。 石灰岩に覆われた特異な地質 石巻山の山頂付近は巨大な石灰岩で構成されており、その独特な地質環境が生み出す豊かな生態系が魅力のひとつです。周辺の「石巻山石灰岩地植物群落」は、国の天然記念物にも指定されており、石灰岩土壌特有の植物が多数見られます。中でもマルバシモツケやクモノスシダなど、他ではなかなか目にすることのできない希少な植物が群生しています...»
賀茂しょうぶ園は、愛知県豊橋市賀茂町に位置する花しょうぶの名所として、多くの来園者に親しまれているフラワーガーデンです。この園は、豊橋市の観光開発事業の一環として整備されたもので、毎年初夏には美しい花しょうぶが園内を彩ります。 園の整備と開園の歴史 賀茂しょうぶ園は1968年に、賀茂神社所有地および市有地の合計6,300平方メートルを対象に整備が始まりました。1970年に正式に開園し、その後も園の魅力を高めるため、1978年には夜間照明が設置され、1988年には花しょうぶ園の拡張や設備の充実が図られました。 花しょうぶまつり 初夏の風物詩として親しまれる祭り 毎年5月下旬から6月中旬...»
豊橋市自然史博物館は、愛知県豊橋市に位置する「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」の中にある自然史系博物館です。地球の誕生から現在に至るまでの生物の進化の過程や、豊橋地域の自然環境について学ぶことができる施設として、多くの来館者に親しまれています。 館内では、実物のエドモントサウルスの化石を含む12体もの恐竜の全身骨格を見ることができ、その迫力とスケールに圧倒されることでしょう。展示は、映像やクイズを取り入れた体験型の内容になっており、来館者が楽しく学べるよう工夫されています。 大型映像シアターでは、日本最大級の約18メートル幅・約10メートル高さの巨大スクリーンに、最新鋭の4Kシステム...»
豊橋市地下資源館は、愛知県豊橋市大岩町に位置する、地下資源や鉱物、金属、エネルギーに関する総合的な学習施設です。この館は、一般市民や児童生徒が地下資源についての理解を深め、資源の大切さやエネルギーのあり方を楽しく学べる場として設立されました。 施設には豊橋市視聴覚教育センターも併設されており、地域における教育活動の一環として、映像資料や学習コンテンツの提供も行われています。 展示内容と施設の特徴 地球の恵みを学ぶ展示の数々 館内では、世界中から集められた美しい鉱物や鉱石、地下から採掘された金属資源のサンプルなどが数多く展示されています。また、地下資源の探査や採掘に関する技術、そして海洋...»
宮路山は、愛知県豊川市に位置する標高361mの山です。自然の魅力と歴史的背景を併せ持ち、ハイキングや紅葉狩り、文化探訪を楽しむことができる場所として、多くの人々に親しまれています。 宮路山の魅力と概要 宮路山は整備された登山道や駐車場があり、気軽に登山を楽しめることから、豊川市を代表するハイキングスポットとなっています。山頂からは五井山への縦走路が続き、四季折々の自然を満喫できるルートとして、多くのハイカーが訪れます。 紅葉とコアブラツツジの美しさ 山の中腹から山頂付近には、コアブラツツジの群生地があり、特に秋には美しい紅葉を楽しむことができます。鮮やかな赤や橙の葉が山を彩る様子は、訪...»
豊橋総合動植物公園は、愛知県豊橋市大岩町に位置する広大な敷地を誇る、動物園・植物園・遊園地・自然史博物館が一体となった複合型レジャー施設です。 地元では親しみを込めて「のんほいパーク」と呼ばれており、この名称は、東三河地方の方言で「のん(ですね)」と「ほい(やあ、おい)」からきています。子どもから大人まで一日中楽しめる充実した施設が魅力です。 豊橋の動物園の歩み 豊橋市の動物園の歴史は古く、1899年(明治32年)に私立安藤動物園が豊橋駅前に開園されたことに始まります。その後、1954年(昭和29年)には公立の豊橋動物園として豊橋公園内に移転し、1970年(昭和45年)には現在の大岩町に...»
向山緑地は、愛知県豊橋市向山大池町に位置する都市型の公園で、豊かな自然と歴史を感じられる市民の憩いの場です。緑地の中心には、美しい水面を湛える向山大池があり、公園全体を象徴する存在となっています。そのため、向山大池公園(むかいやまおおいけこうえん)とも呼ばれ、市民から長く親しまれています。 公園内の主な施設 南西エリア 梅林園 園内には約29種類・約400本の梅の木が植えられており、毎年1月から3月には「うめまつり」が開催されます。早春の訪れを告げる梅の花は、多くの市民や観光客の目を楽しませてくれます。 向山霊苑(むかいやまれいえん) 豊橋市が管理する市営墓地のひとつで、市内に5か...»
本宮山は、愛知県の岡崎市・豊川市・新城市の三市にまたがってそびえる標高789メートルの山で、三河山地を代表する名峰のひとつです。山全体はスギを中心とした森林に覆われ、豊かな自然環境と長い信仰の歴史を併せ持つことから、本宮山県立自然公園に指定されています。古来より山岳信仰の対象として人々に崇められ、現在でも登山やハイキング、参拝を目的に多くの人が訪れています。 東三河を代表する霊峰としての本宮山 本宮山は、その標高と立地から東三河一帯を広く見渡すことができる存在感のある山です。山頂には古くから信仰を集めてきた砥鹿神社奥宮が鎮座し、尾根沿いに続く登山道は、世代を超えて東三河の人々に親しまれてき...»
にかけうどんは、愛知県東部に位置する三河地方、特に豊橋市を中心に古くから親しまれているうどん料理で、地元の人々からは「三河っ子のソウルフード」とも呼ばれています。温かいうどんの上に、かまぼこ、刻んだ油揚げ、茹でた青菜、花かつおといった素朴ながら味わい深い具材を乗せたシンプルな一品です。 地域の食文化を代表する味 豊橋市における「にかけうどん」は、単なるうどん料理という枠を超え、地元の食文化を象徴する存在です。食卓では日常的に楽しまれており、学校給食や家庭料理、飲食店の定番メニューとしても広く浸透しています。そのやさしい味わいは、子どもから大人まで幅広い世代に愛され、故郷の味として親しまれて...»
若松園は、愛知県豊橋市に位置する歴史ある和菓子店で、地元では知らぬ人はいないほどの名店として親しまれております。豊橋を代表する銘菓「ゆたかおこし」の製造元としても名高く、その味わいと伝統の技術が、今なお多くの人々の心を魅了し続けています。 老舗の誇りを受け継ぐ「若松園」 創業の歴史と伝統 若松園の起源は、江戸時代にまで遡る老舗「若松屋」にあり、その後、山田芳蔵氏が「若松園」と改名して現在の形となりました。文献によると、1894年(明治27年)の記録が『愛知県統計書(1910年版)』に残されており、確かな歴史が証明されています。 また、1910年(明治43年)の新聞広告には、店舗が現在の...»
書道の世界で高い評価を受ける「豊橋筆」 豊橋筆とは、愛知県豊橋市を中心に、その近郊である田原市や豊川市などで生産されている伝統的な筆のことを指します。主に書道に用いられるものとして知られていますが、それだけに留まらず、日本画用の筆や工芸品用の筆、さらには化粧用の筆など、使用目的に応じて多様な種類が製造されており、その数は実に数百種類以上にも及びます。 生産量の面では、広島県熊野町で作られる「熊野筆」に次いで全国第2位を誇っています。しかしながら、書道家向けの高級筆においては、全国シェアの約80%を占めていると言われ、その品質の高さは国内外から高く評価されています。現在では年間約180万本も...»
ブラックサンダー(Black Thunder)は、有楽製菓が製造する人気のチョコレート菓子です。1994年に発売されて以来、さまざまなバリエーションが登場し、多くの人々に愛され続けています。特に若い世代をターゲットにした商品で、そのユニークな食感と味わいが魅力的です。 ブラックサンダーの特徴 ブラックサンダーは、ココア風味のクランチをチョコレートで固めたお菓子です。その特徴的な食感は、ココアクッキーを連想させ、甘さとほろ苦さが絶妙に調和しています。発売当初から「おいしさイナズマ級!」というキャッチコピーがつけられ、瞬く間に人気を集めました。 商品名の「ブラックサンダー」という名前は、黒い...»
豊川市は、愛知県南東部の三河地方に位置する市で、豊川市は豊橋市に次ぐ人口を有し、中京圏に属する都市として発展しています。市の歴史は豊川稲荷の門前町から始まり、市名の由来は律令制の宝飯郡豊川郷にあります。城郭や寺院、神社などの歴史的な名所が点在し、美しい自然景観を楽しめるスポットも豊富です。 豊川市の観光スポット 豊川稲荷 日本三大稲荷の一つとして知られる豊川稲荷は、全国から多くの参拝者が訪れる名所です。商売繁盛や家内安全を願う人々で賑わい、門前町には名物の稲荷寿司をはじめとした多くの飲食店が並んでいます。 御油の松並木 東海道の宿場町として栄えた御油宿には、美しい松並木が今も残されて...»
豊川稲荷は、愛知県豊川市に位置する歴史と信仰の深い仏教寺院です。正式には円福山 妙厳寺(えんぷくざん みょうごんじ)と称され、曹洞宗に属しています。日本全国に知られる稲荷信仰の中心のひとつとして、年間約500万人の参拝者が訪れ、商売繁盛や家庭円満などを祈願する場所として親しまれています。 寺院の正式名称と通称 妙厳寺の通称である「豊川稲荷」という名は、境内に鎮守として祀られている吒枳尼真天(だきにしんてん)が稲穂を担いだ姿をしていることに由来します。一般には神社と誤解されることもありますが、豊川稲荷はれっきとした仏教寺院です。参道に鳥居が立ち並び、稲荷寿司の店が軒を連ねるなど、神社的要素も...»
財賀寺は、愛知県豊川市財賀町に位置する、伝承によれば奈良時代の神亀元年(724年)、行基菩薩により開創されたとされる由緒ある寺院です。観音山の静かな自然の中にあり、訪れる人々に安らぎと神聖な雰囲気を与えます。 本尊には千手観音菩薩を祀り、観音山の中腹から山麓にかけて美しく配置された伽藍が訪れる人々を魅了します。平安時代後期に造られた国指定重要文化財の金剛力士(仁王)立像で知られ、深い歴史と信仰が息づいています。 伽藍構成と建造物の魅力 本堂(登録有形文化財) 本堂は文政6年(1823年)に岡田五左衛門棟梁の手によって再建されました。木造平屋建てで銅板葺きの堂々たる建物は、東海地方におけ...»
三明寺は、愛知県豊川市豊川町波通にある曹洞宗の由緒ある寺院です。通称「豊川弁財天」として地元の人々に親しまれており、正式名称は「龍雲山 妙音閣 三明禅寺(りゅううんさん みょうおんかく さんみょうぜんじ)」といいます。ご本尊は千手観音で、古くから信仰の対象とされてきました。 三明寺の歴史と沿革 創建の伝承 三明寺の創建については、古い寺伝によると、702年(大宝2年)にまで遡ります。この年、文武天皇が三河国へ行幸の際に病にかかりましたが、当地の弁財天の霊験によって全快されたと伝えられています。そのため、天皇は大和の僧・覚淵に命じて堂宇を建立させたといわれています。 中世の荒廃と復興 ...»
江戸時代から現代へ続く歴史の息吹 かつて存在した最後の現役旅籠 大橋屋は、愛知県豊川市赤坂町にあった歴史的な旅籠です。江戸時代の東海道五十三次の36番目の宿場である赤坂宿に位置し、江戸中期に創業して以来、約366年もの間、旅人を迎え続けてきました。その長い歴史のなかで、江戸時代の建物のまま現役で営業を続けた唯一の旅籠として知られており、2015年(平成27年)3月15日まで営業していました。 文化財としての価値 大橋屋は、江戸の宿場町の風情を色濃く残す貴重な建築物であり、歌川広重が描いた浮世絵『東海道五十三次・赤坂宿舎招婦図』のモデルにもなったといわれています。松尾芭蕉もこの宿に宿泊し...»
御油の松並木は、愛知県豊川市に位置し、旧東海道の御油宿(ごゆしゅく)と赤坂宿(あかさかしゅく)の間に存在する歴史ある松並木です。江戸時代に整備されたこの並木道は、現在でも約600メートルにわたり美しい松の木が立ち並び、訪れる人々に古の旅情を感じさせてくれます。 御油の松並木の概要 松並木の広がりと本数 御油宿の西端から赤坂宿の東端にかけて、約600メートルの距離にわたり、271本(2003年調査時点)の松の木が整然と並んでいます。かつては全国の五街道に同様の松並木がありましたが、都市化や開発、戦時中の伐採などによってその多くは姿を消しました。その中で、御油の松並木は現存する数少ない貴重な...»
牛久保城は、現在の愛知県豊川市牛久保町にあった平城であり、かつて三河国宝飯郡牛久保(旧称は牛窪)に位置していました。この地域は、三河国に属しており、戦国時代には数々の武将たちの拠点として重要な役割を果たしました。 牛久保城の築城とその歴史的背景 この城は、歴史書『三河国聞書』および『三河国二葉松』などの記録によると、牧野出羽守保成によって築かれたとされています。天正18年(1590年)に、牧野康成は主君徳川家康の関東移封に従い、上野国勢多郡大胡(現在の群馬県前橋市河原浜町)へと移り、2万石を拝領しました。 その後、牛久保城は豊臣家家臣・池田輝政が吉田城(豊橋市今橋町)に入城した際にその支...»
大恩寺は、愛知県豊川市御津町御津山の山麓に位置する浄土宗の由緒ある寺院です。山号は御津山(みとざん)、院号は浄土真院(じょうどしんいん)と号し、本尊には阿弥陀如来が祀られています。周囲の自然豊かな環境とともに、長い歴史と文化を今に伝える名刹として知られています。 大恩寺の歴史 起源と開創 大恩寺の創建年代については定かではありませんが、伝えによれば、古代百済より渡来した高僧・慧灌(えかん)により、現在の豊川市御津町広石の新宮山に建立された「浄土院」を起源としています。この小さな草庵が後に大恩寺へと発展していきました。 中興と改名 室町時代後期の1477年(文明9年)、松平氏宗家第四代...»
三河国分寺は、愛知県豊川市八幡町本郷にある、曹洞宗の寺院です。山号は「国府荘山(こくふそうざん)」で、本尊には病気平癒や延命長寿のご利益があるとされる薬師如来をお祀りしています。 寺院の概要と立地 この地は愛知県東部にあたり、豊川市の市街地から西方、音羽川と白川に挟まれた八幡台地の南端に位置しています。奈良時代の聖武天皇による詔勅に基づいて全国に建立された「国分寺」の一つであり、三河国の僧寺として創建された由緒ある場所です。 古代に建てられた国分寺はおそらく10世紀後半には廃絶したと考えられていますが、16世紀に入り再びこの地に寺院が建てられ、現在の三河国分寺が再興されました。 周辺の...»