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豊川市

(とよかわし)

豊川市は、愛知県南東部の三河地方に位置する市で、豊川市は豊橋市に次ぐ人口を有し、中京圏に属する都市として発展しています。市の歴史は豊川稲荷の門前町から始まり、市名の由来は律令制の宝飯郡豊川郷にあります。城郭や寺院、神社などの歴史的な名所が点在し、美しい自然景観を楽しめるスポットも豊富です。

豊川市の観光スポット

豊川稲荷

日本三大稲荷の一つとして知られる豊川稲荷は、全国から多くの参拝者が訪れる名所です。商売繁盛や家内安全を願う人々で賑わい、門前町には名物の稲荷寿司をはじめとした多くの飲食店が並んでいます。

御油の松並木

東海道の宿場町として栄えた御油宿には、美しい松並木が今も残されています。約600メートルにわたるこの松並木は、当時の旅人が日差しを避けるために植えられたもので、歴史的な風情を感じることができます。

赤塚山公園

自然豊かな赤塚山公園は、家族連れに人気のスポットです。園内には動物とふれあえる施設や、豊かな自然を楽しめる散策コースが整備されており、四季折々の風景を満喫できます。

名所・旧跡

主な城郭

豊川市には、かつての武将たちが築いた城郭が数多く存在します。歴史を感じながら訪れることができるスポットです。

主な寺院

豊川市には由緒ある寺院が数多くあり、国の重要文化財に指定された貴重な建築物や仏像が残されています。

主な神社

豊川市には歴史ある神社が点在し、例祭や重要文化財を有する神社もあります。

宿場町

豊川市は東海道の宿場町として栄えた歴史を持ちます。

戦争の痕跡

豊川海軍工廠

戦時中、豊川市には多くの海軍工場や施設が存在していました。特に名古屋大学が所持していた豊川海軍工廠は「東洋随一」と称された海軍工廠でした。現在は大部分が工場や自衛隊駐屯地として利用されていますが、一部の施設は文化庁の保存ランクAに指定されています。年に2回の見学会が開催されるのみで、現在は自然に任せた状態で残されています。

観光スポット

主な公園

観光名所

豊川市の祭事・催事

豊川市では一年を通じてさまざまな祭りや催しが開催され、多くの人々が訪れます。ここでは、特に代表的な祭りをいくつかご紹介します。

春の祭り

国府の市(こうのいち)

毎年2月11日に市西部の国府商店街で開催される伝統的な市です。地元の特産品や工芸品が並び、多くの人で賑わいます。

智恵文殊まつり

3月の最終日曜日に財賀寺で行われるお祭りです。仁王門のライトアップ、大筆書き大会、稚児行列などが見どころです。

豊川桜まつり

3月下旬から4月上旬にかけて桜トンネルで開催される桜まつりです。夜桜照明やさまざまなイベントが行われ、春の訪れを感じることができます。

みつばつつじまつり

4月に冨士神社周辺で開催されるお祭りで、コバノミツバツツジの開花に合わせて屋台が出店します。隣接する善住寺では、地域の愛好家によるよさこいソーランの披露も行われます。

うなごうじ祭(若葉祭)

4月上旬の土日に牛久保地区で開催される祭りです。特に「ヤンヨウガミ」が地面に寝ころぶことで知られています。

風まつり

4月第2土・日曜日に菟足神社で行われます。手筒花火や打ち上げ花火の奉納、山車の巡行などが見られます。

烏賊祭り

4月第3日曜日に御津神社で開催されるユニークな祭りです。本殿で生の烏賊を奉納し、供養や豊漁祈願を行います。

獅子舞神楽

4月第4土曜・日曜に萩原神社で開催される「女獅子の舞」が特徴の伝統行事です。

夏の祭り

豊川稲荷春季大祭

5月4日・5日に豊川稲荷で行われる祭りです。稚児行列や「富くじ」など、さまざまなイベントが開催されます。

おいでん祭(さい)

5月第4土・日曜日に開催される豊川市民まつりです。

豊川夏まつり

7月中旬の金・土・日曜日に進雄神社で行われる夏祭りです。山車や御輿、手筒花火などが楽しめます。

国府夏まつり

7月の最終土・日曜日に国府町で開催されます。昼には「歌舞伎行列」、夜には花火が楽しめます。

御油夏まつり

8月初めの土・日曜日に御油町で行われる夏祭りです。山車や御輿、手筒花火などが見どころです。

笹踊り・七福神踊り

8月第1日曜に引馬神社・八幡社で行われます。伝統的な踊りが奉納される貴重な機会です。

みたま祭

8月7・8日に豊川稲荷・豊川駅前で行われる慰霊祭です。豊川海軍工廠への爆撃による犠牲者を偲ぶ祭りです。

秋・冬の祭り

宮路山もみじまつり

11月に宮路山第1駐車場で開催されます。きな粉餅や甘酒が振る舞われ、バザーも開催されます。

豊川稲荷秋季大祭

11月第3土・日曜日に豊川稲荷で行われる秋の祭りです。大提灯や神輿の渡御行列、骨董市、和太鼓演奏などが楽しめます。

どんき

12月第3日曜に秋葉三尺大権現の火防大祭の一環として長松寺で開催されます。白狐や天狗が児童を追い回し、紅ガラを塗られると病気にならないと伝えられています。

豊川市の自然と地理

市の地形と主要な山々

豊川市は愛知県の東部に位置し、豊川、音羽川、佐奈川などの河川が市内を流れています。三河湾に面する南西部には、三河湾国定公園や本宮山県立自然公園が広がり、豊かな自然を楽しむことができます。

主な山

主要な河川と湖沼

市内には以下のような河川が流れています。

また、市内には豊川用水駒場調整池や西明寺池などの湖沼が点在しています。

気候と四季の魅力

豊川市は太平洋側気候に属し、比較的温暖な気候です。冬場は最低気温が摂氏0度を下回ることもありますが、積雪はほとんどありません。春には佐奈川や音羽川沿いの桜が美しく咲き誇り、夏には市内各地で賑やかな祭りが開催されます。

豊川市の歴史

古代から中世までの歴史

豊川市の地は、律令制の時代には宝飯郡豊川郷として知られていました。旧石器時代の遺跡である天間遺跡や、縄文時代から弥生時代にかけての複合遺跡である麻生田大橋遺跡が発見されており、古くから人々が生活していたことがわかります。

5世紀後半には、音羽川と西古瀬川の間の白鳥台地に三河最大級の前方後円墳「船山第1号墳」が築かれました。これは畿内豪族とのつながりを示す重要な遺跡です。奈良時代には、船山古墳付近に三河国府や三河国分寺、三河国分尼寺が置かれました。

平安時代から鎌倉時代へ

平安時代には、三河守として赴任した大江定基が入宋し、豊川市内の寺社に深い関わりを持ったと伝えられています。また、鎌倉時代には鎌倉街道が整備され、豊川宿として交通の要所となりました。

戦国時代と豊川稲荷の創建

室町時代の永享10年(1438年)には、一色時家が長山一色城を築城しましたが、その後の戦乱により三河は内戦状態に突入しました。この頃に豊川稲荷が創建され、信仰の中心地となりました。

戦国時代には、今川氏に従属していた三河牧野氏が牛窪城を支配し、やがて松平清康が東三河に進出すると、松平氏の支配下に入ります。その後、徳川家康の時代には江戸幕府の支配が確立し、豊川市は安定した発展を遂げました。

豊川市の経済

第一次産業

豊川市は日本でも有数のバラの産地として知られています。また、愛知県内で最も多くのシクラメンを生産している地域でもあります。

豊川市の交通

鉄道

豊川市の代表駅はJR東海の豊川駅ですが、名鉄の国府駅の方が乗降客数が多いのが特徴です。また、名鉄豊川線の豊川稲荷駅と豊川駅は隣接しており、乗り換えが可能です。

JR東海
名古屋鉄道

バス

豊川市では豊鉄バスと豊川市コミュニティバスが運行されており、市内各地を結んでいます。

高速道路

豊川市には東名高速道路の豊川IC音羽蒲郡ICがあり、交通の要衝となっています。

主要な国道

まとめ

豊川市は歴史と自然が融合した魅力的な街です。豊川稲荷や御油の松並木などの観光名所を巡りながら、温暖な気候の中で四季折々の風景を楽しむことができます。交通アクセスも良好で、名古屋や豊橋からのアクセスも容易です。ぜひ豊川市を訪れ、その魅力を堪能してみてください。

Information

名称
豊川市
(とよかわし)

豊橋・渥美半島

愛知県