豊橋総合動植物公園は、愛知県豊橋市大岩町に位置する広大な敷地を誇る、動物園・植物園・遊園地・自然史博物館が一体となった複合型レジャー施設です。
地元では親しみを込めて「のんほいパーク」と呼ばれており、この名称は、東三河地方の方言で「のん(ですね)」と「ほい(やあ、おい)」からきています。子どもから大人まで一日中楽しめる充実した施設が魅力です。
豊橋市の動物園の歴史は古く、1899年(明治32年)に私立安藤動物園が豊橋駅前に開園されたことに始まります。その後、1954年(昭和29年)には公立の豊橋動物園として豊橋公園内に移転し、1970年(昭和45年)には現在の大岩町に豊橋子供自然公園として再度移転しました。
そして1992年(平成4年)に、総面積39.6ヘクタールに及ぶ敷地において再整備が行われ、現在の豊橋総合動植物公園「のんほいパーク」として開園されました。
園内では、期間限定の夜間イベント「ナイトZOO」や遊園地の夜間営業を楽しめる「ナイトドリーム」など、季節ごとの催しも開催され、訪れる人々に新しい魅力を提供しています。
開園当初の1992年度には99万人の入園者を記録し、2006年度には豊橋市制施行100周年を記念して冷凍マンモスの展示を行ったことで92万人が訪れました。また、2019年度にはゾウ放飼場やレッサーパンダ舎の新設により入園者数は96万人を突破し、全国の公立動物園70園中8位、私立を含めた90園中では10位という高い評価を受けました。
2021年(令和3年)時点で、園内では約130種800頭の動物が飼育されています。特に注目すべきは、アジアゾウの群れ飼育で、6頭ものゾウが群れとして飼育されているのは公立動物園では最多とされています。
また、1995年には全国で初めてホッキョクグマのダイブ展示を開始し、そのダイナミックな様子は来園者に大きな感動を与えています。さらに、ライオンを下から観察できる通路が設置されているのは日本で唯一の工夫であり、迫力ある体験が可能です。
1970年(昭和45年)からは「無柵放養式」という、動物たちを自然に近い環境で展示する方式が採用されました。檻を使わず、堀などで安全を保ちながら、動物の自然な姿を観察できる点が特徴です。
また、展示施設はテーマ別にゾーン分けされており、哺乳類や鳥類の剥製を展示する動物資料館をはじめ、日本の動物園では珍しいマーゲイを含む多種多様な動物が見られます。
館内では午前9時40分頃に照明を落とし、夜行性動物の活動が観察しやすくなるよう配慮されています。カメラ撮影時はフラッシュやAF補助光の使用を控えるよう注意書きもされています。アフリカヤマネ、フェネック、ツチブタなどの珍しい動物たちが観察できます。
土曜・日曜・祝日には「なかよし牧場エリア」でキソウマへの乗馬体験や、ふれあい体験「もぐもぐひろば」で動物へのエサやりも可能です。時間帯ごとにエサの種類が異なるため、来園のたびに違った楽しみ方ができます。
アミメキリン、シロサイ、グラントシマウマ、ダチョウ、ミーアキャットなど、アフリカの動物たちが広い敷地で生き生きと過ごしています。
アジアゾウのプールと隣接しており、池ではオオハクチョウやコイが見られ、コイへのエサやり体験もできます。
エミューやクロカンガルー、ケナガワラルーなど、オーストラリア固有の動物に出会えるエリアです。
D51形蒸気機関車(D51 89)が展示されており、触れることや乗車はできませんが、間近で見ることができます。その他、ニホンツキノワグマ、ホンドギツネ、ヤクシカなど日本に生息する動物が多数います。
ホッキョクグマ、ゴマフアザラシ、フンボルトペンギン、オウサマペンギンなど、寒冷地に住む動物が見られます。
ルリコンゴウインコやミカドキジをはじめ、四季折々の野鳥も観察できる、バードウォッチング好きにはたまらないエリアです。
シロフクロウ、メンフクロウ、ベンガルワシミミズクなど、ふくろう類が静かにたたずむ癒しの森です。
オランウータン舎と同じ建物にあり、室内温度は空調設備で年間を通じて管理されています。ミドリニシキヘビやヨウスコウワニなどが見られます。
高さ3mの施設から、ジェフロイクモザルやテナガザルなど6種類のサルの樹上生活を観察することができます。各展示室には冷暖房と床暖房が完備され、サルたちの健康が保たれています。
愛知県豊橋市に位置する豊橋総合動植物公園は、豊かな自然環境の中で動物たちとふれあいながら学び、楽しむことができる施設です。動物園と植物園が融合したユニークな構成を持ち、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれています。
動物園ゾーンでは、2021年(令和3年)時点で130種・約800頭の動物が飼育されています。中でも注目されるのは、6頭のアジアゾウが群れで飼育されている点で、これは日本国内の公立動物園において最大規模を誇ります。また、ホッキョクグマの豪快な飛び込み行動の公開は、1995年(平成7年)に全国で初めて導入された試みであり、現在では多くの動物園でも見られる人気の展示方法となっています。
さらに、ライオンを下から観察できる通路「ライオンウォーク」が設置されているのもこの園だけの特長で、動物の迫力ある姿を間近で体験できます。
1970年(昭和45年)に「子供自然公園」として開園した当時から、無柵放養式という檻を使わない展示方法を取り入れてきました。これは、堀などで動物と来園者を隔てることで、自然に近い形で動物を観察できる手法です。こうした取り組みは、当時としては非常に先進的なものであり、現在の動物福祉にも通じる理念に基づいています。
園内では展示テーマごとに動物が分類されており、それぞれのエリアで多種多様な動物に出会うことができます。
哺乳類や鳥類の剥製を多数展示しており、普段見ることができない貴重な動物の姿を学ぶことができます。マーゲイやプロングホーンなど、日本の動物園では珍しい動物の展示も行っています。
館内では照明を午前9時40分ごろに落とし、夜の環境を再現。アフリカヤマネやサーバルキャット、ツチブタなどの夜行性動物を観察することができます。撮影時にはフラッシュとAF補助光の使用を控えるよう案内があります。
週末や祝日にはキソウマへの乗馬体験や餌やり体験など、動物とのふれあいを楽しめるイベントが開催されています。エサの種類は時間ごとに異なり、動物の行動観察にもつながります。
アミメキリン、エランド、グラントシマウマ、シロサイ、ホオジロカンムリヅルなど、アフリカを代表する草食動物や鳥類が見られます。
エミューやケナガワラルー、パルマワラビーといったオーストラリア固有の動物たちを観察できます。
D51形蒸気機関車(D51 89)が展示されており、触れることはできませんが、その存在感に圧倒されます。また、ニホンツキノワグマ、ホンドギツネ、ヤクシカなど日本の野生動物が多く飼育されています。
ホッキョクグマをはじめ、オウサマペンギンやゴマフアザラシなど、寒冷地に生息する動物たちを観察できます。
日本や世界の様々な鳥類を集めたゾーン。特にシロフクロウやメンフクロウなど、魅力的な猛禽類が展示されています。
爬虫類は空調管理された屋内で、ミドリニシキヘビやヨウスコウワニなどが飼育されています。モンキーエリアでは、複数種のサルが樹上で生活する様子を立体的に観察できます。
園では個々の動物のエピソードも大切にされています。例えば、アジアゾウの「ダーナ」や「アーシャー」、「マーラ」などは、群れでの生活や繁殖に取り組んでおり、国際的な繁殖計画にも参加しています。
大温室は1996年(平成8年)4月27日に開設され、「常夏の景」をテーマに約2700㎡の広さを誇る温室と屋外展示から構成されています。温室内には約850種の熱帯・亜熱帯植物が展示されており、訪れる人々に異国情緒あふれる景観を提供しています。
特に注目すべきは「すいれんの園(モネコーナー)」です。ここにはフランスの画家クロード・モネが愛した「睡蓮」の子孫とされるスイレンが植えられており、6月から9月にかけて美しい花を咲かせます。また、同じくフランスから贈られたシダレヤナギも、園内の風景に優雅さを添えています。
屋外にも多彩な植物が植えられ、四季折々の表情が楽しめます。特に「花木の園」ではサザンカやツツジ、バラなどが美しく咲き誇り、「紅葉の森」ではイロハモミジやジュウガツザクラなどが秋を彩ります。
「ふるさとの雑木林」ではウマノアシガタやフキノトウ、「日本の庭」ではクロマツやシダレザクラ、「花と香りの園」ではサザンカやクリスマスローズなどが植栽されており、視覚や嗅覚で植物の魅力を体感できます。
大花壇にはカレンデュラ、マリーゴールド、チューリップなど季節の花が豊かに咲き誇り、来園者の目を楽しませてくれます。また、ちびっこさくら広場ではケンロクエンキザクラやシダレザクラなど、多様な桜が無料の遊具とともに楽しめ、春の訪れを感じられるスポットです。
ボート池では、コイにエサをあげたり、貸しボート(有料)でのんびりと水上を楽しんだりできます。アジサイやヤマブキなども池の周囲に植えられ、季節によって異なる風景が広がります。
豊橋総合動植物公園には、全13種類の有料アトラクションが設けられています。個別料金は大人が100〜300円、子ども(中学生以下)が100〜150円で、1日乗り放題券(大人1,000円、子ども500円)を利用すると10種類の乗り物を何度でも楽しむことができます(一部対象外あり)。
のんほいサーキットは2016年に開設された本格的なスポーツカートコースです。全長400mのコースは元F1レーサーの山本左近氏がレイアウト監修を手がけ、初心者から上級者まで安全に楽しめる「クラス分け」走行を採用しています。
夜間営業では専用ゲートから入場し、ナイトレースの特別な雰囲気を体験できます。自動車免許がなくても利用可能で、初回はライセンス取得(走行料込1,000円)が必要です。ヘルメットやグローブは貸出、フェイスマスクの持参または購入(100円〜)が必要です。
豊橋総合動植物公園 自然史博物館は、1988年(昭和63年)5月1日に開館し、「生物の進化」と「郷土の自然史」をテーマとした展示を行っております。館内では、約6,700万年前の実物化石であるエドモントサウルスをはじめ、ティラノサウルスやトリケラトプスなどの大型恐竜、さらにはマンモスの全身骨格化石まで、多種多様な標本をご覧いただけます。
展示は、映像やクイズを取り入れた体験型の内容になっており、来館者が楽しく学べるよう工夫されています。特に、大型映像シアターでは、日本最大級の約18メートル幅・約10メートル高さの巨大スクリーンに、最新鋭の4Kシステムを使って3D映像を上映しており、臨場感のある体験が可能です。
館内に入るとすぐに目に入るのが「化石壁」です。ここでは、実物の化石に直接手で触れることができ、子どもから大人まで好奇心をかき立てられます。
特別企画展示室では、4K画質の3D映像が上映され、映像と展示の融合によって、自然の営みや恐竜の生態をより深く学ぶことができます。
「ガラパゴス物語展示室」では、ガラパゴス諸島のジオラマ展示やチャールズ・ダーウィンの生涯が紹介されており、「エドモントサウルス展示室」では、実物の恐竜化石や皮膚の痕跡、化石が集中する層である「ボーンベッド」が紹介されています。
「自然史スクエア」では、ティラノサウルスとトリケラトプスの全身骨格標本が展示されています。また、東三河地方に特化した郷土の自然展示室では、動植物の実物標本やジオラマを用いて、地域の自然や研究の歴史が紹介されています。
・古生代展示室: 地球誕生から恐竜が登場する直前までの歴史を、クイズやゲームを交えて学ぶことができます。
・中生代展示室: ユアンモウサウルスやアロサウルスなどの全身骨格、アンモナイトの化石が展示されています。
・新生代展示室: アケボノゾウ、ケナガマンモスの全身骨格や600点以上の標本と大型映像で進化の歴史を辿ります。
屋外には「野外恐竜ランド」が整備されており、ブラキオサウルスの親子、トリケラトプス、イグアノドン、アンキロサウルスなどのリアルな恐竜模型が配置され、自然の中で学びと遊びが両立できる人気スポットとなっています。
豊橋の動物園の歴史は、1899年(明治32年)3月に安藤政次郎氏が設立した「安藤動物園」に始まります。これは当時、東京・浅草、熊本と並ぶ数少ない個人経営の動物園の一つでした。飼育されていた動物は、オオカミ、カワウソ、クマ、トラ、ライオン、ワニなど多岐にわたっていました。
1912年(明治45年)には、広小路通りの整備に伴い、市有地の花田町守下に移転。1931年には政次郎の遺言と経営難により、豊橋市に寄付され、「豊橋市立動物園」として再出発を遂げます。
1945年(昭和20年)の戦災で一度は閉園となりましたが、1954年3月に「豊橋産業文化大博覧会」の一角で再開園され、後に常設施設となりました。この再建には東山動植物園の支援が大きく関与しており、特に戦時中にゾウの処分を回避するよう奔走した人物が、当時の豊橋市長であったことが再建の背景にあったとされています。
1970年5月、豊橋公園内の動物園は閉園となり、同年8月に現在の場所である大岩町へ「豊橋子供自然公園」として開園しました。12.6ヘクタールの広さを持ち、以前の5倍以上の規模となりました。開園当初から、アシカ池、キリン舎、ペンギン池などの施設が整備され、ライオンやチンパンジーなど多くの動物が飼育されていました。
また、1971年5月には国鉄から譲渡された蒸気機関車「D51 89」の展示も始まり、鉄道ファンや子どもたちにも人気を博しています。
豊橋総合動植物公園は、自然の美しさと遊びの楽しさを兼ね備えた、家族連れにもおすすめのスポットです。植物園の四季折々の景観や、遊園地の多彩なアトラクション、そして本格的なスポーツカート体験まで、一日中飽きずに過ごすことができる施設です。ぜひ訪れて、豊かな自然とアクティビティを体感してみてはいかがでしょうか。