千年以上の樹齢を誇る楠の木々に囲まれた約6万坪(約19万平方メートル)の緑豊かな神苑「熱田の杜」に鎮座しています。
昔から「熱田さん」と呼ばれ、人々に親しまれ、年間約700万人もの参拝客で賑わっています。
創建は紀元前113年のことです。三種の神器の一つである草薙神剣が祀られ、古くから朝廷や武将たちによる崇敬を集め、伊勢神宮に次ぐ大宮として知られていました。
本殿には熱田大神が鎮座しており、この神は天照大神を祀る三種の神器の一つである草薙神剣の神体とされています。
古くは尾張造でしたが、1893年に神明造に改築されました。
また、宝物館では皇室を含む全国の信仰者から寄せられた奉納品が展示されています。その数は6,000点以上で、指定文化財として登録されている貴重な品々も多数あります。
刀剣や古神宝、舞楽面のコレクション、菊蒔絵手箱、熱田本の日本書紀、法華経涌出品など、見逃せない宝物が公開されています。
年間約60もの祭典と約10の特殊神事が行われてします。
神苑ではクス、ケヤキ、カシ、シイ、ムク、イチョウ、クロガネモチなど、さまざまな樹木が四季折々の美しい景観を楽しませてくれます。
参道を歩くだけで清浄な空気に包まれ、心が清められるような気持ちになります。
三種の神器 草薙神剣
草薙神剣とは八岐大蛇の尾から現れた太刀であり、正式には天叢雲剣と呼ばれています。この神剣は皇位継承の印として日本武尊に授けられました。
日本武尊が賊に襲われた際、草を薙ぎ倒して難を逃れたことから「草薙神剣」という名前がつけられました。
日本武尊は最終的には現在の名古屋市緑区大高町火上山にあるとされる地で亡くなりました。
その後、彼の妃である宮簀媛命によって熱田の地に鎮座されたことが、熱田神宮の創祀とされています。以来、熱田神宮は国家鎮護の神宮として崇敬を集めてきました。
境内自由
宝物館 9:00~16:30
熱田神宮なし
宝物館
最終木曜とその前日 12/25~12/31
宝物館(企画展・特別展は別料金)
大人 500円
小・中学生 200円
剣の宝庫 草薙館
大人 500円
小・中学生 200円
名鉄神宮前駅から徒歩で3分
地下鉄伝馬町駅・神宮西駅から徒歩で7分
JR熱田駅から徒歩で8分