城山八幡宮は、愛知県名古屋市千種区城山町に位置する由緒ある神社です。この地は戦国時代に織田氏が築いた末森城の跡地であり、歴史の名残として空堀が現在も残っています。
城山八幡宮は、名古屋市の中でも特に歴史的な趣を持つ神社で、地元の人々や観光客に親しまれています。神社は末森城跡地に位置し、織田信秀や織田信行にゆかりの深い場所です。
城山八幡宮の創建年代は定かではありませんが、もともとは現在の千種区春里町南端にあたる楠という場所に創建されたと言われています。
1548年(天文17年)、織田信秀が末森城を築城しました。城主となった織田信行は1553年(天文22年)、城内に白山社を建立しています。これが現在の城山八幡宮の起源に関わる重要な出来事です。
1908年(明治41年)、白山社は八幡宮に合祀され、さらに浅間社、山神社、一ノ御前社も合祀されました。1912年(明治45年)には氏子の寄進によって城山一帯が神社所有地となり、1936年(昭和11年)に現在の地に遷座しました。その後、1956年(昭和31年)に現在の名称である城山八幡宮に改称されました。
城山八幡宮の主祭神は以下の通りです。
また、木花開耶媛命、大山祗神、菊理媛命、伊邪那岐命、伊邪那美命なども合祀されています。
献茶殿「洗心軒」や1928年に建てられた教育施設「昭和塾堂」、祈願や信仰の対象となる「豊玉稲荷社」など、多彩な施設が点在しています。
境内には「連理木(れんりぼく)」と呼ばれる珍しい御神木があります。この木は、いったん分かれた幹が再び連なり、さらに成長を続けているもので、名古屋市内最大のアベマキとされています。この連理木は古来より吉兆とされ、夫婦円満や縁結びの象徴として信仰を集めています。
名古屋市営地下鉄東山線「覚王山駅」または「本山駅」から徒歩約5分。
神社周辺には勾配のあるカーブがあり、警笛鳴らせの規制標識が残存している珍しい地域です。
毎月第3日曜日に開催される「鎮守の杜のマーケット」は地元で人気のフリーマーケットです。また、「恋の三社めぐり」の一環として恋愛成就のスポットにもなっています。