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中村公園記念館

(なかむら こうえん きねんかん)

中村公園記念館は、愛知県名古屋市中村公園内に位置する歴史的建造物であり、名古屋市における明治時代の公共木造建築物の中で最も古いものとされています。その独特な建築様式や歴史的背景から、多くの観光客や歴史愛好家に親しまれています。

記念館の概要

中村公園記念館は1910年(明治43年)、加藤清正公の没後300年を記念して、愛知県が地元住民の寄付を受けて建築した迎賓館です。同年11月18日には、名古屋を訪れた当時の皇太子(後の大正天皇)が休憩所として利用されるなど、歴史的な出来事とも深い関わりがあります。

その後、1923年(大正12年)に愛知県から名古屋市に譲渡され、1954年(昭和29年)から1967年(昭和42年)までの間は、徳川園市民結婚式場の姉妹会場として使用されました。結婚式場としての役割を終えた後は集会所として活用されていましたが、施設の老朽化により一時的に利用が困難な状態が続きました。

リニューアルと現在の姿

2015年(平成27年)から耐震工事が行われ、翌年の2016年(平成28年)4月にリニューアルオープンしました。現在では、再び集会所として市民に利用されています。格式ある書院造の建物で、特に玄関部分の唐破風が特徴的であり、美しい日本建築の姿を今に伝えています。

2013年(平成25年)には名古屋市の認定地域建造物資産に指定され、2017年(平成29年)には国の登録有形文化財に登録されるなど、その価値が広く認められています。明治期の公共木造建築物としての希少性と歴史的意義からも、特別な存在と言えるでしょう。

建物の特徴

中村公園記念館は木造瓦葺き平屋建てで、格式高い書院造の建築様式を採用しています。特に目を引くのは玄関の唐破風で、この意匠は伝統的な日本建築の美しさを象徴しています。加藤清正公を顕彰する記念館としての威厳を感じさせる造りです。

加藤清正公とのつながり

記念館の建設は加藤清正公没後300年を記念して行われたものであり、当時の地元住民や愛知県による顕彰活動の一環として建築されました。現在でも地域の歴史を振り返る場として、多くの市民に愛されています。

交通アクセス

中村公園記念館へのアクセスは非常に便利です。名古屋市営地下鉄東山線「中村公園駅」で下車し、北へ徒歩約10分ほどで到着します。また、名古屋市営バスを利用する場合は「豊国神社」バス停で下車し、北へ徒歩約2分で訪れることができます。

周辺観光スポット

中村公園記念館周辺には、豊臣秀吉公や加藤清正公ゆかりの史跡が多く存在します。豊国神社や妙行寺、常泉寺などの社寺や史跡を巡る歴史散歩も楽しむことができます。記念館を訪れた際には、ぜひ周辺の観光スポットもあわせてお楽しみください。

最後に

中村公園記念館は、その歴史的価値や美しい建築様式を通じて、名古屋の歴史と文化を伝える重要な施設です。地元の人々のみならず、観光客にも親しまれており、訪れる人々に豊かな歴史体験を提供しています。ぜひ一度足を運び、その魅力を直に感じてみてください。

Information

名称
中村公園記念館
(なかむら こうえん きねんかん)

名古屋

愛知県