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ミッドランドスクエア

(Midland Square)

ミッドランドスクエアは、愛知県名古屋市中村区名駅に位置する複合商業ビルであり、中部地方・東海地方で最も高い超高層ビルとして知られています。正式名称は「豊田・毎日ビルディング」で、トヨタ不動産、トヨタ自動車、毎日新聞社の3社が共同所有しています。この建物は、地上47階、地下6階のオフィス棟と地上6階建ての商業棟で構成されています。

歴史的背景

1937年(昭和12年)に高架化されるまで、この地は国鉄名古屋駅の構内として使用されていました。その後、1950年代には「豊田ビル」と「毎日ビル(毎日名古屋会館)」が建設されましたが、阪神大震災クラスの地震が発生した場合、両ビルとも倒壊の恐れがあることが判明しました。このため、トヨタ自動車が主体となり、再開発計画が進められることになりました。

再開発のプロセス

再開発に伴い、トヨタグループは旧豊田ビルに入居していた豊田通商の名古屋本社を移転するため、旧名古屋都ホテル跡地を取得してセンチュリー豊田ビルを建設しました。一方、毎日新聞社は日本経済新聞名古屋支社の旧社屋を取得し、中部本社を仮移転しました。

建築の特徴と設計

ミッドランドスクエアは、オフィス棟と商業棟で異なる機能を持ちながらも、都市再生特別地区の提案第1号プロジェクトとして高い評価を受けています。特に公共貢献施設の設置によって、容積率が1420%に緩和され、市街地再開発の補助金を受けています。また、220メートルの高さを誇る屋外型展望施設「スカイプロムナード」も設置されています。

エレベーターシステム

このビルの特徴の一つは、4基のシースルーダブルデッキシャトルエレベーター(三菱製)です。このエレベーターは1基あたり66人乗り(33人×2段)で、360m/minの速度を誇ります。この設計により、空間効率が向上し、都市のダイナミズムを強調しています。

オフィス棟の概要

オフィス棟の9階から40階は賃貸オフィスとして利用されています。このオフィスエリアは、天井高2.9メートルで、最大10分割が可能な設計となっており、さまざまなテナントニーズに対応可能です。さらに、トヨタ自動車の国内外の営業部門が17階から40階に入居し、快適な執務空間を提供しています。

文化的な取り組み

2023年には、東海地方の文化振興の一環として、25階のスペースを日本将棋連盟に無償貸与し、「名古屋将棋対局場」を開設しました。この取り組みにより、地域文化の発展に寄与しています。

商業棟の魅力

商業棟は地下1階から地上6階までの構造で、約60店舗の物販や飲食店が入居しています。さらに、5階と6階にはシネマコンプレックス「ミッドランドスクエア シネマ」が設置され、地域の娯楽施設として機能しています。内装は石材と木質を基調にしており、5層吹き抜けのアトリウム空間が訪れる人々に開放感を与えています。

歩行者空間と地下街の連携

ミッドランドスクエアには、「ミッドランドストリート」と呼ばれる地下の歩行者空間があります。この空間は、旧豊田ビルと旧毎日ビルの地下街との連絡口をそのまま継承しており、地下街ネットワークの補完に重要な役割を果たしています。

周辺環境

ミッドランドスクエアは名古屋駅から徒歩1分の好立地に位置し、近隣には名鉄名古屋駅、近鉄名古屋駅、JRセントラルタワーズ、大名古屋ビルヂングなどがあります。また、トヨタ不動産が所有する4つの主要ビルは地下通路で結ばれており、天候に左右されることなく快適に移動できる環境が整っています。

まとめ

ミッドランドスクエアは、中部地方を代表する高層ビルであり、商業施設、オフィス機能、文化的役割を一体化させた複合施設です。その高度な設計や公共性の高い施設構成は、地域の発展に大きく寄与しています。名古屋を訪れる際には、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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名称
ミッドランドスクエア
(Midland Square)

名古屋

愛知県