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長善寺(名古屋市)

(ちょうぜんじ)

長善寺は、愛知県名古屋市西区上小田井に位置する真宗大谷派の寺院です。長い歴史と地域に根差した活動を通じ、多くの人々に親しまれています。以下では、長善寺の概要、歴史、境内施設、寺宝、そして社会活動について詳しくご紹介します。

概要

長善寺は名古屋市西区上小田井にある寺院で、真宗大谷派に属しています。その設立時期は太平洋戦争の影響で資料が焼失しており明確ではありませんが、江戸時代以前から存在していたことが確認されています。

歴史

成立時期と初期の記録

長善寺の成立時期に関する正確な資料は現存していませんが、1668年(寛文8年)に林久兵衛が梵鐘を寄進した記録が残されています。また、『寛文村々覚書』によると、寛文期には既に上小田井村に長善寺が存在し、東本願寺の直末寺であったことが確認されています。

さらに遡る起源

江戸時代後期の地誌『尾張徇行記』には、1538年(天文9年)に織田信秀・信長の重臣である林秀貞の弟、新九郎が上小田井村に「心養坊」を建立したことが記されています。この心養坊が後の長善寺の始まりとされています。

佐々成政との関わり

『西春日井郡誌』によれば、長善寺はかつて比良村にあり、戦国武将・佐々成政の菩提寺であったとされています。しかし、洪水の影響で現在の上小田井に移築されたという伝承があります。

境内施設

本堂

安政4年(1857年)または文久2年(1862年)頃に建立されたとされる本堂は、長善寺の中心的な建物です。

書院・庫裡・鐘楼

これらの施設は1911年(明治44年)の親鸞聖人650回大遠忌法要以後に再建されました。

玄関

玄関は明治以前からの建物として本堂と共に現存しています。

墓地

墓地には江戸時代の茶道家・高田太郎庵の墓石が存在しています。彼は呉服商でありながら茶道を極め、多くの弟子を持つほどの達人でした。

寺宝

長善寺の本尊は阿弥陀如来木像であり、その他の寺宝として親鸞聖人御影や蓮如上人御影などがあります。

太平洋戦争中には多くの寺宝や古文書が疎開中に焼失しましたが、現存する寺宝は地域の歴史や文化を伝え続けています。

社会活動

おてらおやつクラブ

長善寺は「おてらおやつクラブ」という活動を通じて、困窮家庭への支援を行っています。この活動では、寺へのお供え物を地域のボランティアとともに分配しています。

子ども食堂「やまだっ子亭」

また、地域住民の交流を目的に、長善寺は子ども食堂「やまだっ子亭」の会場としても利用されています。2018年5月には初めて長善寺で開催され、多くの子どもや家族に喜ばれました。

現地情報

所在地

愛知県名古屋市西区上小田井1丁目259番地

アクセス

まとめ

長善寺は、歴史ある寺院として地域の人々に親しまれています。特に社会活動や地域貢献を通じて、多くの人々に支えられ、また支えています。名古屋市を訪れる際には、ぜひこの静かな寺院でその歴史と文化に触れてみてください。

Information

名称
長善寺(名古屋市)
(ちょうぜんじ)

名古屋

愛知県