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南極観測船「ふじ」

(なんきょく かんそくせん)

南極観測船「ふじ」は、かつて日本の南極観測を支えた重要な砕氷艦であり、現在はその歴史や南極観測の成果を伝える博物館として一般公開されています。

ふじの歴史

「ふじ」は、1965年(昭和40年)に日本初の本格的な砕氷艦として建造されました。自衛艦番号AGB-5001として海上自衛隊に所属し、初のヘリコプター搭載艦でもありました。1983年(昭和58年)まで南極地域観測隊の輸送任務を担い、その後退役しました。

退役後は、1985年(昭和60年)より名古屋港ガーデンふ頭に係留され、南極観測に関する博物館として一般公開が開始されました。当時の船内の様子が忠実に再現され、訪れる人々に南極観測の過酷さやロマンを伝えています。

展示内容と施設の見どころ

1. 船内再現エリア

「ふじ」では、食堂や居室、医務室、理髪店などがマネキン人形を使って当時の姿そのままに再現されています。通路から窓越しに見学でき、臨場感あふれる展示が訪れる人々を魅了します。

ポイント:

2. 南極の博物館

ヘリコプター格納庫を改装した「南極の博物館」では、南極観測の歴史や成果を、模型やはく製、写真、映像を通じて学ぶことができます。南極隕石の発見やオゾンホールの研究など、世界的にも重要な発見について展示されています。

ポイント:

3. 操舵室と航行ブリッジ

船の操縦室である航行ブリッジでは、操縦ハンドルやレーダー、伝声管など、船内の通信や航行のための装置が見学できます。乗組員が南極への旅で使用した道具を間近で見ることで、操縦士の気分を味わえます。

ポイント:

4. ふじライブラリー

旧士官室サロンにある「ふじライブラリー」では、現役時代の「ふじ」の映像や、タロとジロに関する映像を見ることができます。また、南極観測に関するQ&Aコーナーもあり、知識を深めることができます。

5. ふじの広場

「ふじの広場」では、実際に使用されたプロペラや雪上車が展示されています。また、南極に1年間生き延びた「タロ」と「ジロ」の銅像が訪れる人々を迎えてくれます。広場全体が南極大陸の形を模しており、遊び心あふれる設計も楽しめます。

ポイント:

ふじの技術と南極への挑戦

「ふじ」は、南極観測のために特別に開発された「直流ディーゼル電気推進方式エンジン」を搭載していました。この技術は氷を砕き進むために最適であり、南極の過酷な環境での航行を可能にしました。また、氷に乗り上げて砕く「チャージング航法」を採用し、厚い氷の中を進んでいく姿はまさに冒険そのものでした。

アクセス情報と訪問のおすすめ

「ふじ」は名古屋港ガーデンふ頭に係留され、名古屋市内からアクセスしやすい立地にあります。南極観測の歴史や科学的な成果に興味のある方はもちろん、家族連れでも楽しめる充実した展示内容が魅力です。ぜひ一度足を運んでみてください。

まとめ

南極観測船「ふじ」は、日本の南極観測史を象徴する船であり、現在も多くの人々にその歴史とロマンを伝えています。名古屋港ガーデンふ頭で、「ふじ」の旅を体験し、南極観測の世界に触れてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
南極観測船「ふじ」
(なんきょく かんそくせん)

名古屋

愛知県