辯天寺は、愛知県名古屋市港区にある真言宗智山派の寺院です。山号は宝生山といい、なごや七福神の一つである弁才天を祀る場所として親しまれています。
辯天寺は1925年(大正14年)、滋賀県長浜市竹生島にある宝厳寺の名古屋別院として建立されました。本尊は、幕末の大名である井伊直弼が好んだとされる仏像です。寺院の隣には公園や熱田社があり、地元住民の憩いの場ともなっています。
辯天寺へは名古屋市営バス「弁天裏」バス停で下車し、徒歩約5分で到着します。
宝厳寺(ほうごんじ)は、琵琶湖に浮かぶ竹生島にある真言宗豊山派の寺院です。山号は巌金山、本尊は大弁才天で、観音霊場や弁才天信仰の聖地として知られています。
竹生島は周囲約2キロメートル、面積0.14平方キロメートルの小島で、国の史跡・名勝に指定されています。島の急峻な地形に建つ宝厳寺と都久夫須麻神社は、平安時代から神仏習合の信仰を育んできました。
宝厳寺は奈良時代、行基によって開創されたと伝えられています。平安時代末期には弁才天と市杵島比売命が同一視され、神仏習合が進みました。豊臣秀頼による伽藍の復興や唐門の移築など、数々の歴史的出来事を経て今日に至っています。
宝厳寺へは琵琶湖の船着き場からフェリーを利用して竹生島に渡ります。島全体が信仰の場であり、観光と参拝を同時に楽しむことができます。