福生院は、愛知県名古屋市中区錦二丁目に位置する真言宗智山派の寺院です。 袋町お聖天の名でも親しまれており、歴史的・宗教的意義を持つ重要な名所です。
福生院の起源は、至徳3年(1386年)にさかのぼります。開山順誉上人が、大聖歓喜天を祀るために 愛知郡中村の里に堂宇を建立したことに始まります。
元和3年(1617年)、清洲越しに伴い現在地である袋町通(現在の袋町筋)に移転されました。 これにより、袋町お聖天の名で親しまれるようになりました。
福生院の本堂は、荘厳かつ静かな空間で、参拝者に心の平穏をもたらします。
毘沙門天は、甲冑をまとい、手に宝塔と鉾を持つ勇敢な神です。魔を降伏させ、善根を積む人々に福徳を授ける存在として 崇拝されています。その真言は「おん べい しらまんだや そわか」です。
不動堂では、不動明王が祀られており、多くの信仰を集めています。また、七福神巡りも楽しむことができます。
境内には若玉玉福稲荷大明神や観音石像があり、訪れる人々の心に安らぎを与えます。
福生院は、名古屋二十一大師霊場の第5番札所として、多くの巡礼者を迎えています。この霊場は弘法大師の遺徳を称え、 名古屋市内の名所を巡る霊場として再興されました。
当山の不動明王は、信州上田城の守護尊として名高く、昭和24年に法縁により遷座されました。 現世利益を願う多くの信仰者に親しまれています。
如意宝珠は、あらゆる願望を叶える力を持つとされる宝玉です。静かに祈念しながら回すことで、 願いが叶うと信じられています。
「見ざる、聞かざる、言わざる」という三象の教えは、悪しきことを避ける戒めとして、 日常生活にも役立つ智慧を伝えています。