東大久手古墳は、愛知県名古屋市守山区大字上志段味に位置する古墳で、志段味古墳群の一つです。この古墳は「大久手1号墳」と呼ばれる場合もあります。
東大久手古墳は、大久手池周辺に広がる大久手古墳群に属する前方後円墳です。この古墳についての最初の調査は、1982年から1983年(昭和57〜58年)に愛知県教育委員会の依頼により名古屋大学が実施した測量調査でした。その後、2005年(平成17年)より名古屋市教育委員会が発掘調査を行い、古墳の詳細が次第に明らかになってきています。
東大久手古墳は、前方部が短い帆立貝形の前方後円墳で、以下の規模が推定されています。
しかし、墳丘の大部分が削平されており、現存する後円部からは、かつて2段築造であった可能性が指摘されています。
かつては「東大久手古墳と西大久手古墳は主軸方向と規模が同一である」とされてきましたが、2005年(平成17年)の調査により以下の点が確認されました。
これらの点から、東大久手古墳は地元勢力との関連が深い古墳である可能性が示唆されています。
発掘調査では、以下のような構造や出土物が確認されています。
これまでの調査により発見された出土品は、名古屋市の見晴台考古資料館に収蔵されています。主な出土品は以下の通りです。
東大久手古墳へは以下の交通手段をご利用いただけます。
最寄りのバス停は、名古屋ガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)の「東谷橋」停留所です。バス停から徒歩で古墳周辺にアクセス可能です。
東大久手古墳は、名古屋市内で歴史や考古学に興味を持つ方にとって魅力的なスポットです。発掘調査で明らかになった新たな事実や出土品の展示は、この古墳が地域の歴史と深く結びついていることを示しています。ぜひ現地を訪れ、古代日本の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。