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東区(名古屋市)

(ひがしく)

東区は、愛知県名古屋市を構成する16区の一つで、1908年(明治41年)に区制が施行された際、名古屋市の東部に位置していたことからこの名がつけられました。名古屋市内でも特に歴史が古く、2012年時点で現存する「○○市東区」の名称の中では最も長い歴史を持っています。

東区は、全域が市街地であり、住宅地としての性格が強い一方、区の南西部では主要企業が集まる商業地帯を形成しています。また、徳川園や徳川美術館、白壁地区など歴史的価値のあるスポットが多く、地域の魅力を高めています。

地理と特徴

地形

東区は、東北東から西南西に細長い形状を持ち、区域の大部分が名古屋台地(熱田台地)上に位置しています。一部は低地となっており、JR中央本線が区域を東西に分けています。北部の矢田川沿いの地域は昭和時代に建設された集合住宅群が特徴です。

主要な河川と湖沼

区内を流れる主な河川としては矢田川が挙げられます。また、主な湖としては龍仙湖があります。これらの自然環境は、区内にわずかに残る緑地や住環境に一役買っています。

歴史

江戸時代以前

東区の歴史は縄文時代や弥生時代まで遡ることができ、区内からは当時の貝塚や土器が発見されています。しかし、本格的な町づくりが始まったのは1610年(慶長15年)、徳川家康による名古屋城築城とともに実施された清須越からです。この移転計画により、現在の東区の区域には武家屋敷や寺社、町家が配置され、名古屋城の城下町として発展しました。

近代から現代へ

1908年の区制施行により「名古屋市東区」が誕生しました。その後、1921年に周辺地域を編入し面積が拡大しましたが、1937年には千種区、1944年には北区が分離しました。第二次世界大戦中の名古屋大空襲では区内も甚大な被害を受けましたが、戦後は復興とともに現在の姿を形成していきました。

文化と観光スポット

名古屋市東区は、江戸時代から続く歴史的な場所と現代的な再開発が共存するエリアです。

徳川園と徳川美術館

徳川園は、江戸時代から続く日本庭園で、徳川家ゆかりの文化を感じられる場所です。隣接する徳川美術館には、徳川家の歴史的な資料や貴重な文化財が収蔵されています。

白壁地区

白壁地区は、かつての武家屋敷の面影を残したエリアで、市の町並み保存地区に指定されています。この地区には地元財界人の邸宅が立ち並び、高級住宅街としても知られています。

ナゴヤドームとその周辺

区内北東部にはナゴヤドームがあり、野球観戦やコンサート会場として親しまれています。周辺には文化小劇場や図書館、スポーツセンターを含む複合施設カルポート東があり、地域住民や観光客に利用されています。

名所・旧跡

主な城郭と武家屋敷の面影

東区内には城郭や城跡は存在しませんが、名古屋城の東に位置するため、かつて中級武士の武家屋敷が建ち並んでいました。現在でも主税町長屋門、徳源寺、覚音寺、情妙寺、自然院など、風格ある門や塀が多く残り、歴史の趣を感じることができます。

寺院と神社

主な寺院

東区には多くの由緒ある寺院が存在します。以下はその一部です。

主な神社

神社も数多くあり、歴史と文化を感じられる場所が点在しています。

観光スポット

再開発により生まれた現代的なスポット

東区には再開発により誕生したモダンな観光施設も充実しています。

これらは旧栄公園跡地の再整備で誕生した施設であり、名古屋市の現代的な文化拠点となっています。

歴史を感じる文化のみち関連施設

東区には名古屋の近代化の歴史を伝える「文化のみち」関連施設が点在しています。

徳川園と徳川美術館

徳川園は尾張徳川家の歴代藩主が弔われた建中寺に隣接し、日本庭園として整備されています。その敷地内には徳川美術館があり、国宝「源氏物語絵巻」など貴重な資料が展示されています。

散策コース

東区の史跡を徒歩で巡る「東区史跡散策路」は5つのルートから構成されており、歴史と自然を満喫できます。

交通アクセス

東区は交通アクセスが非常に充実しています。JR中央本線や地下鉄名城線、大曽根駅を拠点としたガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)など、多様な交通手段が利用可能です。南部には桜通や錦通が横断し、それぞれ地下鉄桜通線や東山線が通っています。

まとめ

名古屋市東区は、歴史的な価値と現代的な発展が見事に調和した地域です。交通の利便性や豊かな文化財、魅力的な観光スポットが多く、地元住民にとっても訪問者にとっても多くの楽しみを提供しています。歴史と現代が織りなす東区の魅力をぜひ体感してみてください。

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東区(名古屋市)
(ひがしく)

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