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笠寺観音(笠覆寺)

(かさでら かんのん りゅうふくじ)

笠覆寺は、愛知県名古屋市南区笠寺町上新町にある真言宗智山派の寺院で、本尊は十一面観音です。山号は天林山で、一般的には「笠寺観音」の名称で親しまれています。尾張四観音の一つであり、尾張三十三観音、名古屋二十一大師、なごや七福神など多くの霊場として知られています。

歴史

笠覆寺の起源は天平5年(733年)に遡ります。当時、僧・善光(または禅光)が呼続の浜辺に漂着した霊木から十一面観音像を彫り、小松寺を建立しました。その後、200年を経て寺院は荒廃しましたが、藤原兼平がこの観音像を見出し、延長8年(930年)に現在の地に笠覆寺を建立しました。この寺名や地名「笠寺」の由来は、観音像を笠で覆った逸話からきています。

鎌倉時代には鐘楼が建立され、建長3年(1251年)の銘を持つ梵鐘が鋳造されました。この梵鐘は尾張三名鐘の一つで、愛知県指定有形文化財となっています。江戸時代には旅の安全を祈願する寺としても栄えました。

文化財と建築物

笠覆寺には多くの文化財が保存されています。その中には、国指定の重要文化財である「色紙墨書妙法蓮華経 巻第五」や、愛知県指定有形文化財である「木造十一面観音菩薩立像」などがあります。また、名古屋市指定文化財として本堂や山門、多宝塔、鐘楼が含まれます。

境内の主な建物

行事と参拝

笠覆寺では多くの行事が行われています。特に2月の節分会は豆まき祈祷や前夜祭で多くの参拝者が訪れます。また、毎月18日の観音縁日や「6」のつく日の祈願日には祈祷が行われ、青空市「六の市」が開かれます。8月9日の「九万九千日」には大功徳日として祈祷が行われ、夜店や盆踊りで賑わいます。

アクセス情報

さらに、毎年2月3日には臨時急行バスも運行され、利便性が高まります。歴史ある笠覆寺で、多様な行事や文化財を楽しむことができます。

Information

名称
笠寺観音(笠覆寺)
(かさでら かんのん りゅうふくじ)

名古屋

愛知県