名古屋国際会議場は、愛知県名古屋市熱田区の白鳥公園内に位置する大規模多目的ホールです。この施設は、名古屋市が設置者であり、国内外からの来場者を受け入れる国際的な会議やイベントの中核施設として利用されています。
名古屋国際会議場は、1989年に名古屋市制100周年を記念して開催された「世界デザイン博覧会」のために建設されました。その後、1990年に「白鳥センチュリープラザ」として再利用され、現在の名古屋国際会議場として開設されました。設計は白鳥公園にちなみ、地上からは白鳥が水に浮かぶ姿、空中からは白鳥が翼を広げた姿をイメージしています。この独特のデザインにより、平成2年度名古屋市都市景観賞を受賞しています。
名古屋国際会議場は、客席数3,000席を備える「センチュリーホール」を中心に、「イベントホール」や「白鳥ホール」、展示室、会議室など、多彩な施設がそろっています。また、施設内には展望レストラン「パステル」、カフェテリア「カスケード」、喫茶ラウンジ「ユリ」といった飲食施設も充実しています。
さらに、中庭にはレオナルド・ダ・ヴィンチの幻の作品「スフォルツァ騎馬像」のレプリカが設置されており、来場者に特別な体験を提供しています。
2010年には、第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)が名古屋国際会議場で開催されました。この会議では「名古屋議定書」や「愛知ターゲット」が採択され、環境問題における歴史的な場面の一部として記憶されています。
センチュリーホールは、全日本吹奏楽コンクールの中学・高校の部の全国大会会場として使用されています。このホールが初めて全国大会に利用されたのは2005年の第53回大会で、その後、2012年以降も恒常的に開催されています。一部の吹奏楽関係者からは「吹奏楽の甲子園」として親しまれています。
展望レストラン「パステル」、カフェテリア「カスケード」、喫茶ラウンジ「ユリ」が施設内にあり、イベント参加者や観光客に快適な食事の場を提供しています。
名古屋国際会議場は、地下鉄名港線の日比野駅または名城線の西高蔵駅から徒歩5分の距離にあります。また、名古屋市営バスの「名古屋国際会議場」停留所からも徒歩すぐでアクセス可能です。
施設には600台分の駐車場が完備されており、1日700円で利用可能です。名古屋高速4号東海線の六番北出入口が近く、車でのアクセスも便利です。
名古屋国際会議場の周辺には、名古屋学院大学名古屋キャンパス、熱田神宮公園、熱田球場、中部森林管理局『熱田白鳥の歴史館』などがあります。また、宿泊施設は地下鉄で一駅の金山地区や、名城線でアクセスできる栄地区が便利です。
名古屋国際会議場は、2025年2月1日から2027年3月31日までの間、改修工事のため一時休場する予定です。
名古屋国際会議場は、その多彩な施設と国際的なイベント開催の実績で名古屋市の中核施設としての役割を果たしています。アクセスの良さや周辺施設の充実も魅力の一つです。観光やイベント参加の際には、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。