オアシス21は、愛知県名古屋市東区東桜一丁目の栄地区に位置する、公園やバスターミナルなどの公共施設と商業施設を兼ね備えた複合施設です。2002年10月11日に正式オープンし、その美しいデザインと多機能性から地元住民や観光客に親しまれています。
オアシス21は、久屋大通公園の一部として整備され、公募によって「オアシス21」の愛称がつけられました。この場所には以前、NHK名古屋放送会館と愛知県文化会館がありましたが、都市計画に基づき敷地を入れ替える形で整備が行われました。
整備構想は1980年代から具体化が進められ、1985年には愛知県、名古屋市、NHKの三者間で「栄公園地区の総合的な整備に関する覚書」が締結されました。当初の計画では、栄地区のバスターミナルを地下に集約する構想もありましたが、コスト削減のため最終的には半地下構造が採用されました。
1997年、最優秀提案として大林組の案が採用されました。建設代行方式を採用し、名古屋市が分割払いで施設を取得する形をとりました。さらに、施設のマスコットキャラクターとして恐竜をモチーフにした「いやしす」が設定されています。
オアシス21は国内外の観光客に人気が高く、特に夏のフォトジェニック観光スポットとして注目されています。また、コスプレイベントやハロウィンなどの催しが行われ、多くの若者が集まる場所でもあります。
オアシス21のシンボルともいえる「水の宇宙船」は、地下広場の真上に設置された透明なガラスの屋根です。中央から流れる水が光の波紋を描き出し、夜にはライトアップされ幻想的な景観を楽しめます。2012年には「名古屋まちなみデザインセレクション」で選ばれ、名古屋の景観を代表するスポットとなっています。
広々とした芝生エリアで、ベンチや花壇、樹木が整備されています。リラックスした時間を過ごせるほか、愛知芸術文化センターへの連絡橋も設けられています。
地下に広がる「銀河の広場」は、イベントやステージが行われる多目的空間です。この広場を囲む形で商業施設が32店舗並び、冬季にはスケートリンクも設置されます。
1階には名古屋市営バスや名鉄バス、三重交通バスなどが発着するバスターミナルがあります。また、栄駅や久屋大通駅と地下通路でつながっており、公共交通機関とのアクセスが非常に便利です。
オアシス21内には専用駐車場はありませんが、周辺には市営および民間の駐車場が複数あります。公共交通機関の利用が推奨されています。
オアシス21は、名古屋の中心地で都市公園と商業施設が融合した新しい形のランドマークです。その美しいデザインと利便性から多くの人々に愛され、観光地としても注目されています。訪れる際にはぜひ「水の宇宙船」からの眺めを楽しんでみてください。