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大須(名古屋市)

(おおす)

大須は、愛知県名古屋市中区の中心部に位置する繁華街で、歴史、文化、ショッピングが一体となった観光地です。 大須一丁目から四丁目まで広がるエリアは、多彩な店舗や寺社仏閣が点在し、名古屋を代表する観光スポットの一つです。

概要

大須は、日本三大電気街の一つとして知られ、東京の秋葉原や大阪の日本橋と並び称されています。 現在では、電気街としての側面だけでなく、幅広い年齢層の人々が集う商店街として発展を遂げています。

大須周辺には商業施設も充実しています。例えば、大須アメ横ビルやグッドウィルデジタルモールなどがあり、買い物や観光を楽しむことができます。また、寺社や歴史的建造物が多く残るエリアとしても名高く、観光客にとって魅力的な場所です。

地理的特徴

大須は名古屋市中区の中央部に位置し、周囲を主要道路に囲まれています。エリア内には、大須商店街が広がり、 独特の文化や雰囲気を形成しています。また、隣接する地域にも個性的な店舗が多く、大須全体が多様性に富んだエリアとなっています。

大須観光の魅力

名古屋市の中心部に位置する大須は、多様な文化や歴史が交錯する独特の商業エリアとして知られています。その魅力は、オタク文化から寺社巡り、若者のファッション、地元グルメに至るまで多岐にわたります。

多様な店舗と食文化

大須商店街には、多国籍料理店やカフェ、スイーツ店など多彩な飲食店が並びます。 特に大須の唐揚げやたい焼きといった手軽な食べ歩きメニューは、観光客に大人気です。

主な観光スポット

大須観音

大須観音は、1324年に創建され、後に現在の場所へ移転した歴史ある寺院です。 現在は多くの参拝者が訪れるほか、境内では定期的に骨董市などが開催され、観光客に人気のスポットとなっています。

萬松寺

織田信秀によって創建された萬松寺は、1610年に現在の場所に移転しました。 寺院内にはモダンな演出が施された空間もあり、歴史的価値と現代性が融合した観光スポットです。

文化とイベント

大須は、歴史と現代文化が融合した街であり、大須大道町人祭や骨董市といったイベントが頻繁に開催されています。 これらのイベントは、観光客だけでなく地元の人々にも愛されています。

中部地方のオタク文化の中心地

オタク文化の発展

大須は、中部地方を代表するオタク街として、長い歴史を持っています。同人ショップが全国展開する前から「Dカルト」といった店舗が存在し、現在ではメイド喫茶やアイドルカフェなど、多彩なオタク文化のスポットが広がっています。

メイド喫茶とコンセプトカフェ

メイド喫茶の発祥地として知られる「M's Melody」をはじめ、2010年代以降、多くのメイド喫茶やコンセプトカフェがオープンしました。男装喫茶やガンダムバー、リフレ店などもあり、多様なテーマを楽しむことができます。

アイドル文化

2010年には地元のアイドルグループ「OS☆U」が活動を開始し、商店街での路上ライブやイベントを通じて大須の活性化に貢献しています。その他にも、「CAMOUFLAGE」や「BSJプロジェクト」などのグループが活動しています。

歴史と伝統が息づく街

寺町としての大須

大須には、大須観音、万松寺、七寺、北野神社、若宮八幡社など、多くの神社仏閣が点在しています。これらは、御朱印集めや寺社巡りの人気スポットとして、多くの観光客を引きつけています。

大須演芸場

伝統的な日本の芸能を楽しむことができる「大須演芸場」は、高齢者にも人気の観光スポットです。落語や漫才など、様々な演目が楽しめます。

ショッピングとグルメの楽しみ

多彩な店舗

大須商店街には、中古品売買店や衣料品店、若者向けの古着屋、雑貨店などが並び、訪れる人々を楽しませています。また、「コメ兵」や「矢場とん」などの名店もあります。

名古屋の喫茶文化

名古屋の喫茶店文化を代表する「コンパル」や、天むすを広めた「千寿」など、数多くの喫茶店やカフェが軒を連ねています。観光の合間に一息つくのに最適です。

地元グルメ

大須ういろや青柳ういろうといった伝統的な和菓子も楽しめます。その他にも、多国籍料理店やスイーツ店が充実しており、老若男女が訪れる街の魅力の一つです。

若者の力で再生する街

商店街の再生

1990年代後半から2000年代初頭にかけて、商店街の衰退が進んでいましたが、若者の起業や商店街組合の積極的な支援により、大須は活気を取り戻しました。新しい店舗の誘致と支援が功を奏し、今では若者や外国人店主による多国籍で多彩な店舗が並びます。

多様な店舗構成

インポート古着やセレクトショップ、果物屋がクレープを焼くなど、個性的な店舗が多いのも特徴です。これが多くの観光客を呼び込み、さらに新しい店舗を誘致するという好循環を生み出しています。

観光スポットとしての大須

からくり人形時計

大須近辺には3台のからくり人形時計があり、観光客に人気のフォトスポットとなっています。

多様な施設

銀行や郵便局、ゲームセンター、ライブハウス、献血ルームなど、観光だけでなく生活に必要な施設も揃っており、地元住民にとっても重要なエリアです。

主なエリア

大須は多くの施設が点在しており、それぞれが歴史や文化、娯楽など多様な魅力を持っています。以下に、大須を構成する主なエリアごとの施設をご紹介します。

大須二丁目

大須観音(北野山真福寺宝生院)
大須を代表する寺院で、観光地としても有名です。初詣や季節の祭りでは多くの人で賑わいます。

大須演芸場
笑いや伝統芸能を楽しむことができる劇場で、地元の文化を体験するには最適なスポットです。

テレビ愛知
愛知県の地元テレビ局で、大須のランドマークの一つです。

長福寺(七寺)
かつて大須観音を凌ぐほどの賑わいを誇っていましたが、戦時中の空襲で多くの建物を失い、現在は小さな寺院として静かに佇んでいます。

七ツ寺共同スタジオ
地域の文化活動の拠点として利用されている施設です。

Electric Lady Land
音楽やライブイベントを楽しめるエンターテイメント施設です。

大須三丁目

大須301ビル
商業施設が集まる建物で、ショッピングや食事が楽しめます。

第1・第2アメ横ビル
個性的な店舗が立ち並び、買い物客で賑わうエリアです。

コメ兵
中古品やリサイクル品を扱う有名なショップです。

萬松寺
由緒ある寺院で、境内では四季折々の美しい景色を楽しむことができます。

矢場とん 本店
味噌カツで有名な老舗の飲食店です。観光客にも地元民にも愛されています。

大須シネマ
昔ながらの映画館で、懐かしい雰囲気を楽しむことができます。

大須公園
街中の憩いの場として、多くの人が利用しています。

總見寺
地域の歴史を感じられる寺院で、多くの参拝客が訪れます。

三輪神社
地元の守り神として親しまれている神社です。

大須四丁目

ローズコートホテル
観光やビジネスの拠点として便利なホテルです。

久屋大通庭園フラリエ
緑豊かな庭園で、散策やリラックスに最適なスポットです。

大直禰子神社
地域の人々に親しまれている神社で、四季折々の景色が楽しめます。

祭り・イベント

大須では年間を通じて様々な祭りやイベントが開催され、多くの観光客で賑わいます。その一部をご紹介します。

主な祭りとイベント

歴史

起源

大須の地名の由来となったのは、1324年(元亨4年)に後醍醐天皇によって尾張国中島郡長庄大須に創建された北野天満宮と、その別当寺として1333年(元弘3年)に僧・能信によって創建された真福寺です。この真福寺が現在の大須観音の始まりとされています。

1610年(慶長15年)、名古屋城の築城とともに「清洲越し」による城下町の整備が進み、大須の街が形成されました。この際、萬松寺や真福寺寶生院(現在の大須観音)が現在地に移転し、多くの寺社が周辺に集められたことで、参詣者や街道を往来する人々を対象とした商店や宿屋が発展しました。また、第7代尾張藩主・徳川宗春の芸能振興策により、大須は一大門前町として栄えました。

歓楽街としての時代

幕末の1858年(安政5年)には北野新地に役者や遊女が集まり、大須は歓楽街としても注目を集めるようになりました。しかし、1892年(明治25年)の「大須大火」により街は壊滅的な被害を受け、一時的に衰退します。その後、萬松寺が寺領を商業地として開放し、劇場や映画館が建設されると、大須は再び歓楽街として復活しました。第二次世界大戦前には、東京・浅草、大阪・千日前と並ぶ日本三大繁華街として栄えました。

しかし、1945年の名古屋大空襲で大須は壊滅的な被害を受けました。

戦後の復興と電気街・電脳街への発展

戦後、大須は急速に復興を遂げました。商店主たちが結成した「大須盛り場同盟」や、市民の商売への意欲によって市場が形成され、土産物屋や映画館が復活しました。しかし、都市計画の影響で栄地区や名駅地区に客が流れ、大須は一時シャッター商店街化しました。

1975年、名城大学の助教授と学生による「アクション大須」のイベントが成功を収め、若手商店主による商店街の活性化が進みました。また、秋葉原から家電店を招致し、ラジオセンターアメ横ビルを建設。これにより、大須は電気街として発展し、秋葉原(東京)や日本橋(大阪)に次ぐ日本三大電気街の一つとなりました。その後、電子街・電脳街としても知られるようになり、コスプレ文化やオタク文化の中心地ともなりました。

近年の課題と展望

近年、大須の電気街としての地位は縮小傾向にあります。名古屋駅周辺への大型店舗進出や業界再編により、大型家電量販店に顧客を奪われつつあります。しかし、大須はその独自の歴史や文化を生かし、新たな観光スポットや地域活性化の取り組みが進んでいます。

年表

アクセス

大須は、名古屋市営地下鉄鶴舞線・名城線の上前津駅や大須観音駅から徒歩圏内に位置しており、 名古屋市内からのアクセスが非常に便利です。また、主要道路にも囲まれているため、自家用車での訪問も可能です。

大須は名古屋市の主要エリアに隣接しており、栄や矢場町からも近い立地が魅力です。徒歩で巡るのに適したコンパクトな街並みも観光客にとって嬉しいポイントです。

公共交通機関でのアクセス

大須へのアクセスは、主に地下鉄や市バスを利用します。以下は主要なターミナル駅からのアクセス例です。

徒歩でのアクセス

大須は名古屋市中心部から徒歩圏内にあり、栄から約2kmほどです。また、白川公園に隣接しているため、名古屋市科学館や名古屋市美術館と合わせて訪れる観光客も多いです。

駐車場情報

大須には大通り沿いや商店街付近にコインパーキングや駐車場ビルがあります。また、大型バスも停められる駐車場が白川公園周辺に点在しているため、観光バスでの来訪にも対応しています。

鉄道アクセス

主要道路

大須周辺にはいくつかの主要道路が走っています。

特徴的な信号機

大須の商店街を外れた場所には、自動車用と歩行者用が一体化した珍しい信号機が設置されています。特に裏門前町通と赤門通の交差点で見られるこの信号機は、LED化される前の姿も話題になりました。

まとめ

大須は、歴史、文化、ショッピング、グルメが一体となった魅力的な観光地です。 名古屋を訪れる際には、ぜひ大須を訪れ、その独特の雰囲気を楽しんでみてください。

Information

名称
大須(名古屋市)
(おおす)

名古屋

愛知県