強巴林は、愛知県名古屋市守山区青葉台に所在する日本唯一のチベット仏教寺院です。この寺院はチベット仏教のゲルク派に属し、その名称は「チャンバリン」、つまりチベット語で「弥勒寺」を意味します。
寺院は2005年(平成17年)に建立され、住職がチベットのジョカン寺で修行をした際に得た経験と縁によって日本に造られることとなりました。建物はジョカン寺を模しており、本尊も同様に模して作られています。
強巴林は、その壮大な建築、美しい仏像、そして多彩な文化的要素で訪れる人々を魅了しています。
釈迦牟尼仏十二歳像は、お釈迦様が生きていた時代に作られた八歳等身像と十二歳等身像の一つを模したものです。この像は、ジョカン寺にあるものを特別に採寸し、忠実に再現したご本尊です。信仰の歴史と深い縁を感じながらお参りください。
六臂大黒天は、日本でも広く知られる大黒天とは異なり、チベット民族に深く信仰されている神様です。商売繁盛や願望成就を願う人々にとって、心強い守護神とされています。
ご本尊を囲むように配置された十二体の菩薩像は、それぞれが異なる功徳を持ち、訪れる人々にさまざまなご利益をもたらします。
財運と人脈を象徴する神様である金龍美大天龍王は、特にビジネスや人間関係における成功を祈願する場として人気があります。また、この神様が祀られるエリアは、恋愛運を高めるパワースポットとしても知られています。
弥勒菩薩は「慈氏」という意味を持ち、慈悲深い心で全ての衆生を救うとされています。慈愛と救済の象徴であり、多くの人々に崇敬されています。
チベット仏教ゲルク派の開祖であるツォンカパ師は、多大な功績を残し、ダライラマ一世の師としても知られています。彼の遺骨は、彼が開山した甘丹寺に安置されています。
強巴林正面には巨大なマニ車が設置されています。このマニ車を右回りに回すことで、経典を一回唱えたのと同じ功徳を得ることができます。
瞑想の部屋には、大宇宙曼荼羅が描かれています。この曼荼羅は宇宙の真理を象徴し、瞑想することで自己と宇宙が一体化する境地を体感できます。
チベットから持ち込まれた美しい仏画が展示されており、その色彩と技術に心奪われます。特に、日本では珍しい父母仏の形で描かれた仏画は見逃せません。
タルチョは、大空になびくカラフルな旗で、願いを込めて掲げるとその願いが叶うとされています。強巴林では、タルチョを購入し、境内に掲げることができます。
境内には、チベット民族の祖とされる賢猿とその六人の子供の像があります。この伝説は、チベット人が殺生を嫌う理由と、麦が聖なる食物として位置づけられている由来を語っています。
所在地: 愛知県名古屋市守山区青葉台101番地
アクセス: 名古屋ガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)「竜泉寺」停留所より徒歩約5分
強巴林は、歴史、文化、信仰の全てが詰まった特別な場所です。その魅力を実際に体験するために、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。