体感!しだみ古墳群ミュージアム(SHIDAMU)は、愛知県名古屋市守山区に位置する考古博物館で、国の史跡に指定されている志段味古墳群の魅力を、見て・触れて・体験しながら学べる施設です。2019年に開館し、「名古屋市志段味古墳群 歴史の里」の中核施設として、多くの来館者を迎えています。
単なる展示施設にとどまらず、実際の古墳を巡るガイドツアーや、古代衣装体験、ものづくり体験、AR・VRを活用した最新技術による学習など、古墳時代を“体感”することを重視した点が大きな特徴です。子どもから大人まで、世代を問わず楽しみながら歴史に親しむことができます。
本施設の愛称である「SHIDAMU(しだみゅー)」は、「志段味古墳群(SHIDAMI)」と「ミュージアム(MU)」を組み合わせた造語です。地域に根差した史跡を、親しみやすく、身近に感じてもらいたいという想いが込められています。
館内には、志段味古墳群から出土した実物資料や精巧な復元品が展示されているほか、体験活動室、展示室、キッズスペース「こどもこふん」、カフェレストランなどが整備され、1日を通してゆったりと過ごせる構成となっています。
名古屋市内には約200基の古墳が確認されていますが、そのうち約3分の1にあたる66基が守山区上志段味(かみしだみ)に集中しています。このエリアの中でも、特に価値の高い7基の古墳が「志段味古墳群」として国の史跡に指定されています。
志段味古墳群は、東西約1.7km、南北約1kmという比較的狭い範囲に、古墳時代前期から終末期まで、長期間にわたって古墳が築かれ続けた非常に珍しい古墳群です。規模や形、築造時期が異なる古墳が混在しており、「日本の古墳時代の縮図」とも称されています。
これらの古墳を保存・活用するために整備されたのが「歴史の里しだみ古墳群」です。実際に古墳の周囲を歩き、形や立地、時代ごとの違いを体感できることから、「リアル古墳図鑑」とも呼ばれています。SHIDAMUは、その散策の拠点として重要な役割を担っています。
1階の展示室では、志段味古墳群から発掘された出土品を中心に、古墳時代の暮らしや社会構造を分かりやすく紹介しています。ガイダンスムービーや模型展示、体験コーナーを通じて、初めて古墳に触れる方でも理解しやすい内容となっています。
・中社古墳の朝顔形埴輪:東海地方最古級とされる貴重な埴輪。
・志段味大塚古墳の鈴鏡(復元模造品):祭祀に用いられたと考えられる鏡。
・西大久手古墳の巫女形埴輪:両手に壺を捧げる姿が印象的な埴輪。
・志段味大塚古墳の須恵器:水や酒を入れるために使われた実用品。
体験活動室では、勾玉づくり、埴輪づくり、管玉ブレスレット制作、火おこし体験など、古墳時代の技術や文化を体感できるプログラムが用意されています。実際に手を動かすことで、当時の人々の暮らしや工夫をより身近に感じることができます。
スマートフォンやタブレット向けアプリ「Go!Go!しだみ古墳群」を活用すると、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)によって、古墳が築かれた当時の姿や古代の風景を体験できます。古墳巡りが、まるでリアルRPGのように楽しめる点も魅力です。
未就学児や小さなお子様向けに設けられたキッズスペース「こどもこふん」では、絵本やおもちゃを通して、遊びながら古墳に親しむことができます。難しい解説ではなく、感覚的に古墳を体験できる工夫が施されており、親子で安心して楽しめる空間です。
・総合案内:古墳群の案内、ガイド受付、体験予約、ミュージアムショップを併設。
・展示室:出土品や映像展示で古墳時代を解説。
・体験活動室:各種体験プログラムや講座を開催。
・こどもこふん:遊びながら学べるキッズスペース。
・カフェレストラン:食事やスイーツ、テイクアウトも楽しめます。
SHIDAMUには、愛らしいマスコットキャラクター「しだみこちゃん」と、その付き人「埴輪氏武(はにわうじたける)」が登場します。子どもたちに人気で、施設全体をより親しみやすい雰囲気にしています。
東名高速道路「守山スマートIC」から約10分。駐車場も整備されており、車での来館も便利です。
JR中央本線・愛知環状鉄道「高蔵寺駅」下車、徒歩約25分。
名古屋市営バス「勝手塚」バス停下車、徒歩約1分。
体感!しだみ古墳群ミュージアム(SHIDAMU)は、志段味古墳群という貴重な文化遺産を、楽しみながら深く学べる体験型ミュージアムです。実物資料、体験プログラム、最新技術、親子向け施設が充実しており、歴史好きの方はもちろん、家族連れや初めて古墳に触れる方にもおすすめの観光スポットです。
古代に想いを馳せながら、未来へと文化遺産をつないでいく大切さを感じられる場所として、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。はいかがでしょうか。