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白沢川・ 白沢渓谷

(しらさわがわ しらさわ けいこく)

白沢川は、愛知県名古屋市を流れる庄内川水系に属する準用河川で、市内でも自然豊かなエリアとして知られています。その中でも特に「白沢渓谷」は、都会の中で自然を感じられる貴重な場所として、多くの人々に親しまれています。

地理

白沢川の主な源流は、名古屋市守山区にある小幡緑地(本園)の緑ヶ池です。この池や周辺から湧き出る水を集めながら、西へ流れていきます。城土町の城土公園付近で北へ向きを変え、庄内川大橋の西側で庄内川に合流します。

特に、城土公園周辺は「白沢渓谷」と呼ばれ、風光明媚なスポットとなっています。この場所には高さ約5メートルの人工滝が造られ、名古屋市内で唯一の吊り橋が架かるなど、自然と人工が融合した魅力があります。

歴史

白沢川はかつて、周辺の山々から流れ込む水が豪雨のたびに氾濫し、水害を引き起こしていました。そのため、明和5年(1768年)に瀬古村(現在の守山区西部)付近の住民たちの要請で、堤を築き、北側の山を開削して庄内川に流れるように川筋が改修されました。

その後、明治37年(1904年)には砂防と灌漑の目的で白沢川を堰き止め、緑ヶ池が完成しました。この池は、小幡台地周辺の農地開発に貢献し、地域の水不足を解消しました。

さらに平成3年(1991年)から平成8年(1996年)にかけて、堰堤の修理と護岸整備が行われました。この整備により、小幡緑地や城土公園周辺には親水護岸が設置され、地域住民や観光客が川のそばで自然を楽しめるようになりました。

白沢渓谷の特徴

市内唯一の渓谷

白沢渓谷は、平成8年(1996年)に白沢川の護岸整備時に作られた人工渓谷です。渓谷内にはロックガーデンの滝があり、名古屋市内唯一の吊り橋が架けられています。この吊り橋は、全長25メートル、高さ9メートルの「微笑(ほほえみ)橋」として知られ、平成28年(2016年)に再建されました。

さらに、白沢渓谷は平成9年度に建設省都市景観大賞および名古屋市都市景観賞を受賞しています。春には桜、秋には紅葉が楽しめる名所として、多くの人々が訪れます。特に、水面に浮かぶ桜の花びらは、見逃せない絶景です。

四季折々の魅力

白沢渓谷は、公園と河川が一体となった美しい景観が特徴です。春には桜が咲き乱れ、秋には紅葉が渓谷を彩ります。都会の中で自然の息吹を感じながら、四季折々の風景を楽しむことができる場所です。

春の見どころ

桜の時期には、白沢川沿いがピンク色に染まり、花びらが水面を漂う光景が楽しめます。写真撮影スポットとしても人気です。

秋の見どころ

紅葉シーズンになると、木々が赤や黄に染まり、渓谷全体が華やかな雰囲気に包まれます。特に吊り橋から眺める紅葉の景色は絶景です。

アクセス情報

白沢渓谷への最寄り駅は、名古屋ガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)の「白沢渓谷駅」です。公共交通機関を利用して訪れることができ、アクセスも良好です。

名古屋市内に残る貴重な自然スポット「白沢川」とその魅力を、ぜひ一度体感してみてください。

Information

名称
白沢川・ 白沢渓谷
(しらさわがわ しらさわ けいこく)

名古屋

愛知県