愛知県 > 名古屋 > 昭和美術館

昭和美術館

(しょうわ びじゅつかん)

昭和美術館は、愛知県名古屋市昭和区汐見町に位置する私立美術館です。閑静な住宅街の中に広がる2200坪の敷地には、美術館本館や歴史的価値の高い建造物、趣ある庭園が点在し、訪れる人々に癒しと文化の豊かさを提供しています。

歴史

昭和美術館の歴史は1935年(昭和10年)に遡ります。この年、尾張藩家老であった渡辺規綱の別邸である「南山寿荘」が敷地内に移築されました。その後、1978年(昭和53年)に昭和美術館として正式に開館し、文化と芸術を発信する場となりました。

また、1981年(昭和56年)には「旧渡辺家書院及び茶室(南山寿荘)」が愛知県指定文化財に指定され、現在もその歴史的価値を後世に伝えています。

所蔵品

昭和美術館の所蔵品は、初代理事長であった後藤安太郎氏とその長男後藤幸三氏が収集した茶道具や美術品を中心に構成されています。館蔵品は約800点におよび、そのうち4点は重要文化財に指定されています。特に、所蔵品の約80%が茶道に関するものとなっており、日本文化の美を体現しています。

主な重要文化財

施設と庭園

昭和美術館の敷地内には、池を中心にした美しい庭園と3つの茶室があります。それぞれが侘び寂びの趣を表現しており、茶道文化を感じられる空間です。

茶室

これらの茶室は、茶会や展示会など多目的に利用することができ、庭園も自然林を活かした設計がなされています。

庭園の特徴

庭園は池を中心とした回遊式で、訪れる人々に四季折々の自然美を楽しませてくれます。茶室と調和した風景は、日本庭園の美を堪能できる空間として広く愛されています。

旧渡辺家書院及び茶室

この建物は1832年(江戸時代後期)に建てられたもので、愛知県指定文化財に指定されています。南山寿荘内の茶室「捻駕籠の席」や、「外腰掛待合」など歴史的な価値を持つ建築物も含まれています。

「外腰掛待合」は、京都の桂離宮の御腰掛を模した設計で、京都の数寄屋大工による意匠が光る建物です。皮付き丸太を軸部に使用し、床部分にはさまざまな形の踏み石を配置するなど、細部にまでこだわりが感じられます。

利用案内

昭和美術館の開館時間やアクセス情報は以下の通りです。

開館時間

10:00 - 16:00

休館日

原則として月曜日および火曜日

交通アクセス

名古屋市営地下鉄鶴舞線「いりなか駅」から徒歩約15分。

まとめ

昭和美術館は、茶道文化を中心にした美術品や歴史的建築物、自然豊かな庭園を楽しむことができる名古屋市昭和区の文化の宝庫です。茶会や展示会などの利用も可能であり、日本文化を学びたい方や静かな時間を過ごしたい方におすすめの場所です。ぜひ訪れて、その魅力を体感してみてください。

Information

名称
昭和美術館
(しょうわ びじゅつかん)

名古屋

愛知県