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東山荘

(とうざんそう)

東山荘は、名古屋市瑞穂区に位置する歴史的な建築物であり、かつては綿布問屋であった伊東信一氏の別荘でした。この施設は、桜の名所としても知られており、四季折々の美しい景観が楽しめる名古屋市の文化的な名所の一つです。

東山荘の歴史

伊東信一氏による建築

東山荘は、1926年(昭和元年)より10年以上にわたって建築された建物です。建設を手掛けたのは、綿布問屋の伊東信一氏で、当時の贅沢で洗練された造りが特徴です。伊東家の山荘という意味を込めて「東山荘」と名付けられました。

名古屋市への寄贈

1936年(昭和11年)に伊東氏が逝去した際、その遺言により東山荘は名古屋市に寄贈されました。同年11月23日には公園として一般公開され、多くの市民に親しまれる施設となりました。

戦争による一時的な非公開

第二次世界大戦の影響により、1943年(昭和18年)には一般公開が停止され、同年10月から市長公舎として利用されるようになりました。この期間中、東山荘は市民の目から離れた存在となりました。

再公開と修復

1967年(昭和42年)、名古屋市の人口が200万人を超えたことを記念する事業の一環として、東山荘の一般公開が再び計画されました。修復工事を経て、翌1968年(昭和43年)4月1日より一般公開が再開されました。

庭園と自然美

回遊式林泉庭園

東山荘の敷地内には、自然の地形と樹木を活かした回遊式林泉庭園があります。この庭園は無料で公開されており、訪れる人々が自然の美しさを楽しめる場所となっています。特に桜の季節には、多くの人々がその美しさに魅了されます。

文化財としての東山荘

名古屋市都市景観重要建築物等への指定

1991年(平成3年)10月4日、東山荘の荘門と塀が名古屋市都市景観重要建築物等に指定されました。この指定は、東山荘が地域の景観において重要な役割を果たしていることを示しています。

国の登録有形文化財への登録

2013年(平成25年)6月21日には、主屋、正門及び塀、庭門及び塀が国の登録有形文化財に登録されました。これにより、東山荘の歴史的価値が広く認められるようになりました。

東山荘に関連する施設

清雪庵

東山荘に関連する施設として、熱田神宮内にある茶席「清雪庵」が挙げられます。この茶席は、1948年(昭和23年)に東山荘から移築されたものです。

交通アクセス

公共交通機関でのアクセス

東山荘へのアクセスは、地下鉄桜通線「瑞穂区役所駅」から徒歩約12分、市バス「田辺通2丁目」バス停から徒歩約5分です。公共交通機関を利用すれば、便利に訪れることができます。

おわりに

東山荘は、名古屋市瑞穂区の歴史的建築物として、多くの人々に愛されてきました。その歴史や文化的価値、そして自然美は、訪れる人々に深い感動を与えます。ぜひ一度、東山荘を訪れ、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

Information

名称
東山荘
(とうざんそう)

名古屋

愛知県