愛知県 > 名古屋 > 鶴舞公園

鶴舞公園

(つるま こうえん)

鶴舞公園は、愛知県名古屋市昭和区にある都市公園で、名古屋市が明治42年(1909年)11月19日に設置した、市内で最初の公園です。フランス式の洋風庭園と日本の伝統的な回遊式庭園が融合した和洋折衷のデザインが特徴で、広大な敷地にさまざまな施設や自然の美しさが広がっています。

春には桜、夏にはバラやハナショウブなど四季折々の花が咲き、市民の憩いの場やスポーツ・レクリエーションの場として親しまれています。平成21年(2009年)には文化財保護法に基づき、公園のほぼ全域が登録記念物(名勝地関係)に登録され、その歴史的価値が評価されています。

鶴舞公園内の主な施設

名古屋市公会堂

鶴舞公園内にある名古屋市公会堂は、歴史ある建物で、多目的ホールとして利用されています。2024年4月からは「岡谷鋼機名古屋公会堂」という愛称で親しまれています。

鶴舞中央図書館

図書館は学びの場として、多くの市民に利用されています。静かな環境で読書や研究が可能で、文化的な活動の中心地でもあります。

噴水塔と普選記念壇

公園のシンボル的存在である噴水塔は、1986年に名古屋市指定文化財に登録されました。また、普選記念壇も同じく文化財に指定され、歴史的価値を後世に伝えています。

竜ヶ池と茶室

鶴舞公園内には竜ヶ池という美しい池があり、周囲には茶室「鶴々亭」と「百華庵」があります。これらの茶室は、それぞれ昭和初期と大正末期に建てられた建造物で、地域建造物資産として登録されています。

バラ園

バラ園は季節ごとに多彩なバラが咲き誇る名所で、訪れる人々を魅了します。園内には「ベアトリーチェ」像というブロンズ像が設置され、1958年に制作された芸術作品として知られています。

TSURUMA GARDENの魅力

鶴舞公園内に誕生した「TSURUMA GARDEN」は、Park-PFIの活用によって新たに整備された飲食や商業施設が集まるエリアです。歴史と文化を大切にしつつ、現代的で快適な空間を提供しています。

エリアの特徴

エリア1

エリア1では、芝生広場を中心に店舗が並び、訪れる人々が自然と四季の美しさを楽しめる空間が広がっています。飲食店やカフェなど、さまざまな店舗が集まっており、家族や友人と楽しいひとときを過ごせます。

エリア2

エリア2は噴水塔や奏楽堂が望めるロケーションで、美しい秋の池の眺めを楽しめます。蕎麦切り店やカフェがあり、ゆったりとした時間を過ごすのに最適です。

エリア3

エリア3では和の雰囲気を楽しむことができ、公園の景石や四阿(あずまや)が配置されています。駐車場から近く、アクセスの良さが魅力です。

バリアフリーと設備

鶴舞公園およびTSURUMA GARDENでは、バリアフリーが考慮されています。主要園路やトイレ、休憩所はすべて車椅子で利用可能で、施設内にはエレベーターも設置されています。授乳室や空調完備の休憩室もあり、訪れるすべての人が快適に過ごせる環境が整っています。

歴史

設立の経緯

鶴舞公園は、1909年(明治42年)に名古屋市によって開設されました。公園設置の具体化は、1893年(明治26年)に設立された公園設置臨時委員会と、その後の精進川改修工事、第10回関西府県連合共進会の会場整備が契機となりました。当時沼地であったこの地を埋め立て、公園として整備したことが始まりです。

浪越公園からの移転

鶴舞公園が開設される以前には、1879年(明治12年)に県営の浪越公園が設置されていました。しかし鶴舞公園の開園に伴い浪越公園は廃止され、公園機能は鶴舞に移転しました。その後、浪越公園跡地には小規模な公園が再整備されました。

戦後と現在

戦後の一時期には、鶴舞公園は進駐軍に利用され、市民の利用が制限されていました。現在では八幡山古墳を除くすべてのエリアが市民に開放されています。春から夏にかけては桜、チューリップ、バラ、菖蒲、紫陽花などの多彩な花が咲き誇り、4月から6月にかけて「花まつり」も開催されます。

名称の由来と混在

公園の正式名称「鶴舞公園」は、1909年(明治42年)の名古屋市告示によって「つるまこうえん」と定められました。しかし、地名や駅名では「つるまい」と呼ばれることが多く、名称が混在しています。この違いの理由は明確ではありませんが、地元の人々の間では双方の呼び方が一般的に使われています。

構造と見どころ

園内の特徴

鶴舞公園は、西側が西洋風の回遊式庭園、東側が日本風の自然庭園として整備されています。園内には名古屋市公会堂、鶴舞中央図書館、噴水塔、奏楽堂、竜ヶ池など、多彩な施設や景観が点在しています。

主な施設

四季折々の魅力

春の桜

鶴舞公園は桜の名所として特に有名で、春には多くの観光客や地元の人々で賑わいます。約750本の桜が咲き誇り、夜にはライトアップされた美しい景観も楽しめます。

夏の花々

夏にはバラや紫陽花などが見ごろを迎え、公園全体が色鮮やかに彩られます。散策や写真撮影を楽しむのに最適な季節です。

秋と冬

秋には紅葉が美しく、冬には静かな雰囲気の中で公園の歴史や景観をじっくりと堪能できます。

交通アクセス

鶴舞公園へのアクセスは非常に便利で、JR中央線および地下鉄鶴舞線「鶴舞駅」から徒歩数分で到着します。また、名古屋高速の「吹上西・東IC」から約5分と車でのアクセスも良好です。

まとめ

鶴舞公園は、歴史と自然、文化が融合した魅力的な公園です。訪れる人々に四季折々の風景や多彩な施設を提供し、誰もが楽しめる場所となっています。TSURUMA GARDENを含む新しい施設も整備され、ますます充実した空間となっています。ぜひ一度訪れて、その魅力を体感してみてください。

Information

名称
鶴舞公園
(つるま こうえん)

名古屋

愛知県