愛知県弥富野鳥園は、愛知県弥富市にある野鳥の観察施設です。渡り鳥をはじめとする多くの野鳥が集まるこの場所では、保護や調査、観察活動が行われ、自然とふれあいながら学ぶことができます。
弥富野鳥園は、野鳥の保護や調査、観察を通じて、野鳥保護の大切さを広めることを目的に1975年(昭和50年)5月に開園しました。約36ヘクタールの広大な敷地のうち、約33ヘクタールは保護地として管理されており、一般の来園者は立ち入ることができません。一方、約3ヘクタールの小公園には観察施設を兼ねた本館があり、訪れる人々が野鳥について学べる環境が整っています。
木曽川、長良川、揖斐川の河口から庄内川河口にかけての一帯は、全国でも有数の野鳥の生息地として知られ、多くの水鳥が渡来する場所です。この豊かな自然環境の中で、弥富野鳥園は野鳥の保護活動を続けています。
本館は鉄筋コンクリート造りの3階建てで、さまざまな展示や観察設備を備えています。
芝生地や樹林地、広場からなる小公園では、散策を楽しみながら野鳥観察ができます。東屋も設置されており、憩いの場としても利用されています。
野鳥の生息環境を守るために整備されたサンクチュアリです。芝地、草原、樹林地、ヨシ原、2つの池があり、多種多様な野鳥が生息しています。一般の立ち入りは禁止されていますが、探鳥会などのイベント時には一部開放されることがあります。
本館2階には、野鳥の生息環境を再現したジオラマがあります。里山の畑や田んぼ、水路や池などに暮らす野鳥の姿を、剥製を用いてわかりやすく解説。子供たちにも人気の展示です。
猛禽類から小鳥まで、さまざまな種類の剥製が展示されています。実際の大きさを目の当たりにすることで、図鑑では得られない理解を深めることができます。
本館2階の資料室中央にある展示で、日本鳥学会の小木曽チエ氏が作成した貴重な標本を見ることができます。鳥の体の構造を詳しく学べる興味深い展示です。
本館3階の展望室には、20倍の大型双眼鏡が設置されており、保護地内の野鳥を間近に観察できます。土日祝日には、日本野鳥の会愛知県支部の観察指導員による解説も行われ、より深く野鳥について学ぶことができます。
駐車場は普通自動車48台分、バス4台分を完備しています。
愛知県弥富野鳥園は、豊かな自然環境の中で野鳥の観察が楽しめる貴重な施設です。多種多様な鳥が生息し、専門家による観察指導や展示も充実しており、大人から子供まで楽しみながら学べます。ぜひ訪れて、野鳥の世界に触れてみてください。