禅源寺は、愛知県稲沢市稲葉1丁目6-2に位置する臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は金華山、本尊は十一面観音菩薩です。創建は永和2年(1376年)とされており、長い歴史と文化的価値を持つ寺院です。
禅源寺の始まりは、永和2年(1376年)に遡ります。寧一山国師の法孫である南禅寺第47世の太清宗渭和尚によって創建されました。
太清宗渭和尚は明徳2年(1391年)に京都で遷化しました。その後、約150年間は住職が不詳でしたが、永正9年(1512年)に妙心寺から訪れた勝岩和尚が荒廃していた禅源寺を再興し、中興開山とされました。
寛永4年(1627年)、虎岩和尚が住職となり、寛永11年(1634年)には三代将軍徳川家光が上洛する際に禅源寺に宿泊しました。この際、不快の病が治癒したとされ、徳川家光は感謝の意を表し、様々な品を拝領したほか、葵紋の使用を許されました。その後、砂の噴出による堂宇の破損を受け、寺院は現在の場所に移転しました。
1869年(明治2年)には、稲葉宿を発端とする農民一揆「稲葉騒動」が勃発しました。この一揆では、禅源寺の鐘の音が合図として使われました。1891年(明治24年)の濃尾地震では本堂が倒壊しましたが、その後再建されています。また、1959年(昭和34年)の伊勢湾台風では、禅源寺でも犠牲者の慰霊法要が営まれました。
禅源寺は名鉄名古屋本線国府宮駅から徒歩約20分で訪れることができます。愛知県稲沢市稲葉1丁目6-2に位置しています。
禅源寺はその歴史的背景と文化財により、訪れる人々に多くの学びと感動を与える場所です。歴史を感じさせる建物や文化財を通じて、禅の精神と日本の伝統文化を体感できる貴重な寺院です。