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天王川公園

(てんのうがわ こうえん)

天王川公園は、愛知県津島市にある都市公園です。かつて津島市内を流れていた天王川の名残を生かした公園であり、四季折々の自然を楽しめる憩いの場として親しまれています。また、日本の歴史公園100選にも選ばれており、藤の名所としても全国的に知られています。

天王川公園の歴史

公園の誕生

天王川公園の起源は、1899年(明治32年)に佐屋川が廃川となり、天王川が孤立して「丸池」と呼ばれる池が誕生したことにさかのぼります。この池の周辺を整備し、公園としての活用を進める動きが本格化しました。

公園整備の開始

1918年(大正7年)、当時の町会議員らが「津島公園建設ノ件ニ関スル建議案」を提出し、翌1919年(大正8年)には津島町長に就任した多田可継が公園化を推進。著名な造園家である本多静六や田村剛を招き、公園設計が進められました。

1920年(大正9年)に愛知県から公園建設の認可を受け、同年6月に起工式が行われました。当初は10年をかけた大規模な整備計画でしたが、スペイン風邪の流行や経済的な影響により計画が縮小され、4年目で基本的な整備が完了しました。

戦後の変遷と現在

1935年(昭和10年)には猿を飼育する動物園が設置され、1958年(昭和33年)にはライオンやクマを含む動物舎が整備されました。しかし、1998年(平成10年)に動物園は閉鎖されました。

その後、1978年(昭和53年)から藤棚の整備が始まり、1983年(昭和58年)には「日本最大の藤棚」が完成。2007年(平成19年)には「日本の歴史公園100選」に選定され、今では四季折々の美しい風景を楽しめる公園として親しまれています。

園内施設の紹介

丸池

天王川の名残として公園の中央に広がる池で、春は桜、初夏は藤、秋は紅葉と四季折々の景色が楽しめます。池には中之島が浮かび、散策路が整備されています。

藤棚

天王川公園の名物ともいえる「日本最大の藤棚」は、約2750平方メートルにわたり広がっています。4月下旬から5月上旬にかけて美しい藤の花が咲き誇り、「尾張津島藤まつり」が開催されます。

芝生広場

広々とした芝生のエリアがあり、家族連れやピクニックを楽しむ人々で賑わいます。のんびりとくつろぐことができる、憩いのスポットです。

遊具広場

未就学児から小学生まで楽しめる遊具が設置されており、子どもたちに人気のエリアです。

屋外ステージ

公園内には屋外ステージがあり、「藤まつり」や「尾張津島天王祭」などのイベント時に活用されます。

フラワーガーデン

四季折々の花が植えられているエリアで、訪れるたびに異なる風景が楽しめます。

噴水広場

子どもたちが水遊びを楽しめるエリアで、夏場には多くの家族連れで賑わいます。

旧鈴木邸

1916年(大正5年)に建築された歴史ある古民家で、当時の建築様式を伝える貴重な建物です。

公園内の銅像と記念碑

片岡春吉の銅像

津島市出身の教育者・片岡春吉の功績を称えた銅像が設置されています。

ヨネ・ノグチの像

詩人であるヨネ・ノグチ(野口米次郎)を記念する像が中之島にあります。

年間の主要イベント

尾張津島藤まつり(4月下旬~5月上旬)

公園の藤が満開を迎える時期に開催されるイベントで、多くの観光客が訪れます。夜にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気を楽しめます。

尾張津島天王祭(7月下旬)

約600年の歴史を持つ津島神社の伝統的な祭りで、豪華絢爛な巻藁舟や車楽舟が天王川を彩ります。

交通アクセス

天王川公園へは以下の交通手段でアクセスできます。

公園内のサービス施設

サービスセンター

授乳室や展示スペースがあり、公園利用者の利便向上と津島市のイベントPRの場として利用されています。

スターバックス コーヒー天王川公園店

園内にはカフェ「スターバックス コーヒー」があり、散策の合間にゆったりとした時間を過ごせます。

駐車場

原則無料で開放されていますが、大規模イベント時には有料となることがあります。

まとめ

天王川公園は、津島市の歴史と自然を象徴する公園であり、年間を通じて多くの人々が訪れる憩いの場です。特に藤の花が咲き誇る春や、尾張津島天王祭が開催される夏には、多くの観光客で賑わいます。

津島を訪れる際は、ぜひ天王川公園の美しい自然と歴史を感じながら、散策を楽しんでみてください。

Information

名称
天王川公園
(てんのうがわ こうえん)

尾張西部・一宮

愛知県