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尾張津島秋まつり

(おわり つしま あきまつり)

伝統と華麗さが織りなす津島の祭礼

尾張津島秋まつりは、愛知県津島市で毎年開催される歴史ある祭りです。この祭りは、津島神社の秋の例祭として行われ、豪華な山車(だし)の巡行やからくり人形の奉納が見どころとなっています。

尾張津島秋まつりの概要

祭りの起源と発展

尾張津島の二大祭礼といえば、「尾張津島天王祭」と「尾張津島秋まつり」です。秋まつりの起源は江戸時代に遡り、正徳元年(1711年)に津島神社の末社である市神社の祭礼で傘鉾(かさぼこ)が出されたのが始まりとされています。その後、各町が競い合うように山車を引き、華やかな祭り文化が形成されていきました。

大正15年(1926年)に津島神社が県社から国幣小社に昇格したことを記念し、それまで別々に行われていた津島市内の4つの祭りが合同で行われるようになり、現在の「尾張津島秋まつり」として発展しました。

開催時期

尾張津島秋まつりは、毎年9月30日から10月6日の間で、10月の第1日曜日とその前日の土曜日の2日間にわたって開催されます。この期間中、津島神社の楼門前でのからくり奉納や、市内を巡る山車の壮麗な姿を楽しむことができます。

尾張津島秋まつりの見どころ

華麗な山車とからくり人形

秋の空の下、津島の町を巡行する華麗な山車は、祭りの最大の見どころの一つです。現在、津島市内には16台の山車があり、すべてに精巧なからくり人形が搭載されています。津島神社の楼門前では、各山車が順番にからくりを奉納し、観客を魅了します。

勇壮な「車切」

「車切(くるまぎり)」は、山車の前方を持ち上げて回転させる勇壮な技で、祭りの見せ場の一つです。巧みな技と力強さが求められるこの演技は、観る者に感動を与えます。

幻想的な夜の「一斉車切」

夜になると、山車に無数の提灯が灯され、幻想的な雰囲気を醸し出します。提灯の光がゆらめく中で行われる「一斉車切」は、秋まつりのクライマックスとも言える壮大な光景です。

尾張津島秋まつりの山車

津島の秋まつりに登場する山車は、起源を異にする4つの地区「七切(しちぎり)」、「今市場(いまいちば)」、「向島(むこうじま)」、「神守(かもり)」の山車群から構成されています。それぞれの地区が独自の伝統を持ち、見どころ満載です。

七切(しちぎり)の山車

市神社の祭礼で曳かれる山車で、正徳元年(1711年)に傘鉾を出したのが始まりとされています。

今市場(いまいちば)の山車

大土社(おおつちしゃ)の祭礼で曳かれる山車で、天明年間(1781~1789年)以前から整備されていたとされています。

向島(むこうじま)の山車

居森社(いもりしゃ)の祭礼で曳かれる山車で、寛政年間(1789~1801年)頃から整備されていたとされています。

神守(かもり)の山車

神守町の穂歳神社(ほうとしじんじゃ)・憶感神社(おっかんじんじゃ)の祭礼で曳かれる山車で、文化年間(1804~1818年)頃に始まったとされています。

尾張津島秋まつりの魅力と今後

尾張津島秋まつりは、江戸時代から受け継がれてきた山車文化や祭り文化を大切にしながら、現代に伝え続けられています。2019年には、令和の改元を記念して5月1日に特別に山車が出されるなど、新しい歴史も刻まれています。

この祭りの魅力は、単なる観光イベントではなく、地域の人々が誇りを持って継承してきた伝統の結晶である点にあります。町をあげての盛大な祭りは、地元の人々の絆を深め、訪れる人々に感動を与えます。

秋の一日、江戸時代の文化を満喫できる「尾張津島秋まつり」にぜひお越しください。勇壮な山車の巡行、繊細なからくり人形、幻想的な夜の一斉車切——そのすべてが、あなたを魅了することでしょう。

Information

名称
尾張津島秋まつり
(おわり つしま あきまつり)

尾張西部・一宮

愛知県