東浦町郷土資料館は、愛知県知多郡東浦町にある資料館で、「うのはな館」の愛称で親しまれています。1999年(平成11年)11月に開館し、本館・別棟・陶芸棟の3つの建物で構成されています。
館内では、東浦町の歴史を物語る遺跡や古墳の出土品、製塩の歴史、世界の塩に関する資料、水野氏と於大の方に関する展示が行われています。また、埋蔵文化財の調査・研究の役割も果たし、陶芸棟では陶芸教室などの体験活動も開催されています。
当館には、考古学的価値の高い出土品や古文書、美術工芸品が収蔵されています。その中でも、以下の文庫は特に貴重な資料を所蔵しています。
名古屋大学教授であり、東浦町誌の編集委員であった伊藤忠士氏が寄贈した約6,000冊の歴史資料を所蔵しています。
中京女子大学(現・至学館大学)の名誉教授であった服部徳次郎氏が寄贈した約7,000点の鳥瞰図、絵画、浮世絵、古書などを収蔵しています。
また、館内に展示されている「金鶏山古墳出土品」は、東浦町指定文化財となっています。
1670年(寛文10年)、岡崎城主・水野忠善(ただよし)が、先祖供養と曾祖父・水野忠政(ただまさ)の顕彰のため、乾坤院境内に建立した「堅雄堂(けんゆうどう)」の模型や、宝珠瓦(ほうじゅがわら)を復元して展示しています。
また、水野氏一族と乾坤院のつながりについても詳しく紹介しています。
徳川家康の母・於大の方は、緒川城主の娘として生まれ、戦国の世を生き抜きました。展示では彼女の生涯を紹介するとともに、緒川城の歴史や、織田信長が援軍に駆けつけた「村木砦の戦い」についても詳しく解説しています。
国指定史跡である入海貝塚(いりみかいづか)から出土した縄文土器や、弥生時代・古墳時代の大きな村であったことが判明した天白遺跡(てんぱくいせき)からの出土遺物を展示しています。
縄文時代の入海貝塚から現代までの東浦の歴史を年表で紹介し、鎌倉時代以降の代表的な出来事をパネルで解説。また、戦後の東浦の街の様子を写真で振り返る展示もあります。
奈良・平安時代の製塩を再現したジオラマや、江戸時代の酒造り、織布産業の歴史を紹介。東浦の産業を支えた小型織機も展示されています。
かつて使用されていた農具、漁具、機織り機、日用品などを展示。昔の暮らしを知る貴重な資料が揃っています。
鉄骨造(一部RC造)、瓦葺きの一部2階建てで、面積は880.05m²。常設展示のほか、管理施設も併設されています。
鉄骨造、瓦葺の平屋建で、面積は80m²。民俗資料の展示を行う施設です。
鉄骨造、瓦葺の平屋建で、面積は39.67m²。陶芸の創作活動が行われる施設です。
知多半島道路「東浦知多IC」より約10分。
JR東海武豊線「石浜駅」より徒歩約20分。
東浦町郷土資料館(うのはな館)は、地域の歴史や文化に触れることができる貴重な施設です。古代から近現代までの歴史を知ることができる展示が充実しており、特に水野氏や於大の方に関する資料は見応えがあります。さらに、陶芸教室などの体験型プログラムも開催されており、学びと体験を同時に楽しめる場所です。東浦町を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。