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野間灯台(野間埼灯台)

(のま とうだい のまさき)

美浜町のシンボルとしての野間埼灯台

野間埼灯台は、愛知県知多郡美浜町の野間崎に立つ中型灯台です。正式名称は「野間埼灯台」ですが、地元では親しみを込めて「野間灯台」とも呼ばれています。 海上保安庁第四管区海上保安本部の管轄下にあり、美浜町のシンボル的な存在として知られています。

愛知県最古の灯台

野間埼灯台は、大正10年(1921年)3月1日に初点灯し、現在に至るまで約100年以上にわたり航路を照らし続けています。高さ18メートルの白亜の灯台であり、愛知県内に現存する最も古い灯台でもあります。 その美しい姿は、まるで絵本に出てくるような典型的な灯台のスタイルをしており、多くの観光客や写真愛好家に親しまれています。

2008年の改修工事

2008年(平成20年)には大規模な改修工事が行われ、第5フレネル式レンズがLED灯器に交換されました。これにより光度は15,000カンデラから590カンデラに低下し、光達距離も約25kmから約15kmへと短縮されましたが、省電力化されることで環境負荷の軽減や災害時の対応力向上につながりました。 また、この時に交換されたフレネルレンズは三重県の大王埼灯台で保管されていましたが、2022年には美浜町へと戻り、現在は「食と健康の館」に展示されています。

灯台の構造と特徴

野間埼灯台は、無筋コンクリート造という珍しい構造を持ち、五層構造になっています。下部の直径は3.8メートル、壁の厚さは0.92メートルあり、強風や厳しい潮風にも耐えられる堅牢な造りとなっています。 また、2021年(令和3年)には初点灯から100周年を迎え、記念式典や記念冊子の制作が行われました。さらに、2022年(令和4年)には登録有形文化財に指定され、美浜町の歴史的資産としてその価値が認められています。

恋人たちの聖地としての野間埼灯台

野間埼灯台は、美しいロケーションとロマンチックな雰囲気から、恋人たちの聖地としても人気を集めています。特に有名なのが「絆の音色」と「絆の鐘」のモニュメントです。

「絆の音色」と「絆の鐘」

2000年(平成12年)頃から、灯台の周囲の鉄柵に恋人たちが南京錠を掛ける風習が広まりました。しかし、南京錠の重みで柵が倒壊する事故が発生したため、美浜町は2011年(平成23年)に南京錠を取り付けられるアルミ製のモニュメント「絆の音色」を設置しました。このモニュメントは五線譜をモチーフにしており、「終止線なく永遠に」という願いが込められています。 翌年の2012年(平成24年)には、「絆の鐘」が設置され、訪れたカップルが鐘を鳴らして願いをかける光景が見られるようになりました。

夕日の絶景スポット

野間埼灯台は、伊勢湾に沈む美しい夕日を眺めることができる絶景スポットとしても人気があります。白亜の灯台と夕焼けが織りなす幻想的な風景は、訪れる人々の心を魅了します。 灯台の周辺にはベンチが設置されており、静かに海を眺めながらくつろぐことができます。特に、夕暮れ時には多くの観光客が訪れ、ロマンチックなひとときを過ごしています。

野間埼灯台のマスコットキャラクター「のまっキー」

美浜町の観光PRキャラクターとして誕生したのが「のまっキー」です。 カモメと灯台をモチーフにした愛らしいデザインで、2012年(平成24年)11月4日の「絆の鐘」除幕式と同日にお披露目されました。 のまっキーは、美浜町の観光イベントなどにも登場し、町の魅力を広める役割を担っています。

交通アクセス

電車でのアクセス

最寄り駅は名鉄知多新線「野間駅」で、駅から灯台までは約3kmの距離があります。徒歩では40分ほどかかるため、タクシーやレンタサイクルの利用がおすすめです。

バスでのアクセス

美浜町巡回ミニバス「野間灯台」停留所で下車すれば、灯台のすぐ近くまで行くことができます。

車でのアクセス

南知多道路「美浜IC」から車で約20分の距離にあります。 灯台の向かい側、道路の反対側には有料駐車場が完備されており、車での訪問も便利です。

まとめ

野間埼灯台は、美浜町のシンボルであり、愛知県最古の灯台として歴史的価値の高い建造物です。 その美しい姿は多くの観光客を魅了し、夕日の絶景スポットとしても親しまれています。 さらに、恋人たちの聖地として「絆の音色」や「絆の鐘」が設置され、多くのカップルが訪れるロマンチックなスポットとなっています。 アクセスも良好で、電車やバス、車での訪問が可能です。 ぜひ、美浜町を訪れた際には、野間埼灯台の魅力を堪能してみてください。

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名称
野間灯台(野間埼灯台)
(のま とうだい のまさき)

知多半島・常滑

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