大倉公園は、愛知県大府市にある近隣公園です。豊かな自然と歴史的建造物が共存し、四季折々の花々が訪れる人々を楽しませます。特に、春にはツツジが見頃を迎え、多くの人々で賑わいます。
大倉公園には約2,800本のツツジが植えられており、4月下旬から5月中旬にかけて見頃を迎えます。また、園内にはヒトツバタゴ(ナンジャモンジャノキ)も植えられており、白い花が美しく咲き誇ります。
大倉公園では、季節ごとにさまざまなイベントが開催されます。特に注目されるのが、以下の催しです。
これらのイベントでは、美しい盆栽や満開のツツジを楽しむことができ、多くの観光客が訪れます。
休憩棟は、大倉和親が1921年(大正10年)に建設した別邸の母屋を修復した建物で、国の登録有形文化財に指定されています。数寄屋風の設計が特徴で、庭側には縁側が巡らされたL字形の木造平屋建てとなっています。
地下には鉄筋コンクリート造りの防空壕があり、戦時中の歴史を今に伝えています。
大倉公園の茅葺門は、大正時代末期から昭和初期にかけて建設された切妻造りの長屋門で、高さ5m、幅13m、奥行き4mという堂々たる佇まいを誇ります。かつては門の両側に使用人が居住する6坪ほどの茅葺きの平屋建てがありましたが、昭和54年に現在の場所へ移築された際、門本体のみが残されました。
現在の管理棟は、1968年(昭和43年)に当時の所有者が住んでいた旧邸宅を利用したもので、木造平屋建ての建築です。館内には事務室のほか、お茶会のできる和室や会議室などが備わっています。
大倉公園内にある「ひょうたん池」は、大倉別荘が建設された当時に造成された池を、市が公園として整備した際に改修したものです。
岩手県遠野市との友好関係を記念し、2009年(平成21年)に母子のカッパ像が設置され、さらに2019年(令和元年)には父親カッパ像が贈られました。これにより、ひょうたん池は大府市の新たなシンボルとして親しまれるようになりました。
大倉公園の敷地は、もともと桃畑が広がる土地でした。大正時代に日本陶器合名会社(現在のノリタケカンパニーリミテド)の初代社長である大倉和親がこの地を取得し、名古屋を訪れた際の仮住まいとして使用するとともに、迎賓館としても活用しました。
1927年(昭和2年)には、賀陽宮恒憲王が騎兵第3連隊に通うため、この別邸に数か月間滞在しました。その後、1944年(昭和19年)に売却され、名機製作所の創業者・加治慶之助が所有しましたが、1975年(昭和50年)に大府市が買収し、公園として整備されました。
2009年(平成21年)には、大府市と災害時相互応援協定を結ぶ岩手県遠野市から茅葺職人7名を招き、22年ぶりに茅葺門の葺き替えが行われました。
愛知県大府市桃山町5丁目74番地
大倉公園は、歴史的な建造物と自然が調和した美しい公園で、四季折々の風景を楽しむことができます。特に春のツツジの季節には、多くの観光客が訪れ、賑わいを見せます。また、文化財としても価値の高い休憩棟や茅葺門があり、歴史に触れることができるのも魅力の一つです。
ぜひ、大倉公園を訪れ、歴史と自然が織りなす美しい空間を体験してみてください。