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盛田味の館

(もりた あじ やかた)

常滑市に息づく伝統と味覚の博物館

盛田味の館は、愛知県常滑市に位置する盛田株式会社が運営する企業博物館です。この施設は、江戸時代に建てられた醸造蔵を改装して作られ、醸造の歴史や製造工程を学びながら、盛田の伝統的な味わいを体験できる貴重な場所です。

館内の魅力と歴史

歴史を感じる醸造蔵の再生

盛田味の館は、1990年(平成2年)に開館しました。この施設は約180年前に建てられた醸造蔵を改装しており、当時の風格を色濃く残しています。その重厚で歴史を感じさせる空間の中で、酒や味噌、醤油などの製造工程をビデオで詳しく紹介しており、訪れる方々は盛田の伝統的な製法と技術をじっくりと学ぶことができます。

工場見学と特別な体験

15名以上の団体であれば、事前予約制で工場見学も可能です。実際の製造現場を間近で見学することで、伝統の技がどのように現代に受け継がれているのかを直接体感できます。

盛田昭夫常設展

2008年(平成20年)4月10日からは、盛田家第15代当主であり、ソニー創業者としても有名な盛田昭夫氏に関する常設展も開設されています。昭夫氏の人生や業績が、秘蔵写真や映像で紹介されており、彼の情熱やビジョンを深く知ることができます。

味覚と伝統が融合した体験

伝統料理の提供と販売

館内では、盛田の代表的な醸造品である清酒「ねのひ」や、調味料、さらには味の館オリジナル商品などの販売も行われています。特に人気のメニューは、愛知県の名物であるみそ煮込みうどんです。八丁味噌と特製のだしを独自にブレンドした濃厚でコクのあるスープが特徴で、土鍋で提供されるため、最後まで熱々のまま楽しむことができます。

豆味噌の深い旨味を堪能

このみそ煮込みうどんは、地元常滑で長く親しまれてきた味を現代でも堪能できる逸品です。濃厚な味噌のコクと、だしの旨味が絶妙に調和し、食べる人に深い満足感を与えます。

十五代当主 盛田昭夫記念館

盛田昭夫氏の偉業をたたえる展示

館内には、ソニー創業者であり、常滑市の名誉市民でもある盛田昭夫氏の功績を紹介する記念館が併設されています。2004年(平成16年)に東京から始まり、日米で5回開催された「人間・盛田昭夫展」の中でも、2007年にロサンゼルスで開催された展覧会の内容が、この記念館に常設展示として移設されています。

貴重な展示資料

記念館では、盛田昭夫氏のプライベートな一面が垣間見える約200枚の写真や、1960年代のホームビデオ、さらに彼の著書私物などが展示されています。これにより、技術者や実業家としての側面だけでなく、彼の人間性や情熱も感じ取ることができます。

利用案内とアクセス情報

開館情報

盛田味の館は、以下のスケジュールで開館しています。

アクセス方法

交通アクセスは以下の通りです。

盛田株式会社の歴史と沿革

創業からの歩み

盛田株式会社は、1665年(寛文5年)に尾張知多郡小鈴谷村(現・常滑市小鈴谷)で創業されました。以来、清酒「ねのひ」、味噌、醤油、調味料などを展開し、伝統的な醸造技術を守り続けてきました。

ソニー創業者との関係

盛田家は、ソニーグループ株式会社の創業者でもある盛田昭夫氏の実家としても知られています。創業初期、ソニーが資金難に直面した際には、盛田家が増資を引き受け、支援を行ったことから、一時期ソニーグループの筆頭株主でもありました。

近年の企業再編とグループ化

2004年(平成16年)、製造販売部門を分社化し、新たに盛田株式会社として再スタートを切りました。その後、香川県の大手醸造会社マルキン忠勇と経営統合し、現在はジャパン・フード&リカー・アライアンス(JFLA)の完全子会社となっています。

盛田味の館で伝統と味覚を体感しよう

盛田味の館は、単なる博物館ではなく、日本の醸造文化の深さと、盛田株式会社の長い歴史を体感できる貴重な施設です。伝統の技が生きる酒造りや味噌の製造工程を学びながら、地元ならではの味覚も楽しむことができます。ぜひ訪れて、盛田の歴史と文化に触れ、五感でその魅力を堪能してください。

Information

名称
盛田味の館
(もりた あじ やかた)

知多半島・常滑

愛知県