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南知多温泉郷

(みなみちた おんせんごう)

南知多温泉郷は、愛知県知多郡南知多町に広がる温泉地で、伊勢湾に面した美しい海岸線と豊かな自然に恵まれた、県内屈指の海浜温泉リゾートです。名古屋市内からのアクセスも良好で、日帰り旅行から宿泊旅行まで幅広く楽しめる観光地として、多くの人々に親しまれています。

南知多温泉郷は、内海温泉を中心に、山海(やまみ)、豊浜、師崎の4地区から構成される温泉地の総称です。場合によっては、内海温泉を独立させ、残る山海・豊浜・師崎の3地区を「南知多温泉」と呼ぶこともありますが、観光的には内海・山海・豊浜の3地区をまとめて南知多温泉郷と案内されることが一般的です。

海とともに楽しむ温泉リゾート

南知多温泉郷の大きな魅力は、国道247号線沿いに点在する温泉宿から望む伊勢湾の絶景です。宿の目の前に広がる穏やかな海は、時間帯によって表情を変え、特に夕暮れ時には、沈みゆく夕日が伊勢湾を赤く染め上げ、訪れる人の心をやさしく癒してくれます。

温泉に浸かりながら眺める夕景は、南知多ならではの贅沢なひとときです。日常の喧騒から離れ、波音に耳を傾けながら過ごす時間は、旅の思い出をより深いものにしてくれるでしょう。

南知多温泉郷の泉質と効能

南知多温泉郷の温泉は、1988年(昭和63年)に開湯した比較的新しい温泉地ですが、湯量が豊富であることから、一躍注目を集めました。

泉質

ナトリウム・カルシウム-強塩化物・強食塩泉

源泉温度

約45℃

塩分を多く含む温泉のため、身体を芯から温め、湯冷めしにくいのが特徴です。温泉成分には化石由来の成分が含まれているともいわれ、源泉かけ流しで提供する宿も見られます。冷え性や疲労回復を目的に訪れる人も多く、心身ともにリフレッシュできる温泉として高い評価を受けています。

温泉街と周辺環境

南知多温泉郷は、知多半島南西端の三河湾国定公園に属する風光明媚な海岸地帯に位置しています。温泉街は主に内海地区と山海地区に形成され、20軒足らずの宿泊施設が海岸沿いに建ち並んでいます。

内海温泉では、かつて日帰り入浴施設「白砂の湯(テルメ・ウツミ・白砂の湯)」からの配湯が行われていましたが、現在では自家源泉を持つ旅館も増え、より多彩な温泉体験が可能となっています。

また、近隣には豊浜魚ひろばをはじめとした買い物施設があり、新鮮な海の幸を購入することもできます。温泉、食事、レジャー、買い物のすべてが揃った、総合的なリゾートエリアといえるでしょう。

内海海水浴場と千鳥ヶ浜

南知多温泉郷を語るうえで欠かせないのが、内海海水浴場と、その中心に位置する千鳥ヶ浜です。

内海海水浴場は、弓状に約2kmにわたって続く遠浅の砂浜を持つ、東海地区最大級の海水浴場です。メインとなる千鳥ヶ浜は「日本の渚百選」にも選ばれており、水質の良さと白砂の美しさで知られています。

千鳥ヶ浜は「世界で最も砂の粒が小さい浜」ともいわれ、きめ細やかな砂浜は裸足で歩いても心地よく、海水浴だけでなく散策や夕日鑑賞にも最適な場所です。夕暮れ時には、水平線に沈む夕日が浜辺を黄金色に染め、訪れる人々を魅了します。

観光地としての歩みと現在

内海海水浴場は明治時代から続く歴史ある海水浴場で、1970年代から1980年代にかけては年間100万人もの観光客が訪れていました。しかし、その後はレジャーの多様化などにより来訪者が減少し、地域全体で活性化が求められるようになりました。

そこで南知多町では、温泉やフグ料理を観光の目玉として打ち出し、海水浴シーズン以外でも楽しめる観光地づくりを推進してきました。また、千鳥ヶ浜には県内初となるビーチバレーの常設コートが設置されるなど、新たな魅力づくりも進められています。

交通アクセス

鉄道利用の場合

名鉄知多新線「内海駅」下車後、海っ子バスに乗車し、各温泉地方面へアクセスできます。

まとめ

南知多温泉郷は、海と温泉、自然と食を同時に楽しめる魅力あふれる温泉リゾートです。伊勢湾に沈む夕日、豊富な湯量を誇る温泉、新鮮な海の幸、そして歴史ある内海海水浴場と千鳥ヶ浜。これらが一体となり、訪れる人に心安らぐひとときを提供してくれます。

名古屋から気軽に訪れることができる南知多温泉郷で、温泉に浸かり、食を味わい、海辺を歩く、そんな贅沢な休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
南知多温泉郷
(みなみちた おんせんごう)

知多半島・常滑

愛知県