秋葉神社は、愛知県刈谷市銀座2丁目100にある神社で、松秀寺の境内に位置しています。祭神は「迦具土神(かぐつちのかみ)」であり、防火・火防の神として信仰されています。神社の代表的な行事として「万燈祭」があり、地域の文化遺産となっています。
宝暦4年(1754年)5月17日、刈谷城下の有志によって松秀寺境内に「秋葉堂」を建立する提案がなされました。その後、多くの若者が寄進を募り、宝暦6年(1756年)6月18日に、遠江国の「秋葉山本宮秋葉神社」(現在の静岡県浜松市天竜区)から「秋葉三尺坊大権現」を勧請しました。これが現在の秋葉神社の起源とされています。
明治時代の神仏分離政策の影響を受け、秋葉堂は松秀寺から独立し「秋葉神社」となりました。そして新たに「迦具土神(かぐつちのかみ)」を祭神として祀るようになりました。
1959年(昭和34年)の伊勢湾台風によって、秋葉神社の社殿は倒壊してしまいました。しかし、地域の人々の尽力によって1983年(昭和58年)に再建され、現在に至ります。
秋葉神社では、宝暦9年(1759年)に拝殿を建立する計画が発議され、宝暦12年(1762年)に拝殿が完成しました。当初の祭礼では幟(のぼり)や提灯、神楽を奉納する形でしたが、安永7年(1778年)からは「万燈(まんどう)」が登場し、これが現在の「万燈祭」の起源となっています。
万燈祭は、1958年(昭和33年)に刈谷市の無形民俗文化財に指定され、さらに2000年(平成12年)には愛知県の無形民俗文化財にも指定されました。現在では、毎年多くの人々が訪れ、伝統的な灯りが夜空を彩る幻想的な光景を楽しむことができます。
秋葉神社の鳥居をくぐると、拝殿へと続く参道が広がります。拝殿前の石段の下には「宝暦6年」の銘が刻まれた石灯籠があり、歴史の重みを感じさせます。
住所:愛知県刈谷市銀座2丁目100
鉄道: 名鉄三河線「刈谷市駅」から徒歩でアクセス可能