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刈谷市歴史博物館

(かりやし れきし はくぶつかん)

刈谷市歴史博物館は、愛知県刈谷市逢妻町四丁目に位置する博物館です。2019年(平成31年)3月24日に開館し、刈谷城跡にある亀城公園の北側に隣接しています。刈谷市の歴史や文化を学ぶことができる貴重な施設であり、2019年(令和元年)12月には第51回中部建築賞を受賞しました。

館内の施設と展示内容

エントランス

広々としたエントランスでは、博物館の概要や展示の見どころが紹介されています。

歴史ひろば(常設展示)

「歴史ひろば」は、刈谷市の歴史を学ぶことができる常設展示室です。縄文時代から近代にかけての刈谷の歴史を、実物資料や模型、パネル展示を通じて紹介しています。

刈谷の縄文時代

刈谷市は愛知県内でも縄文遺跡の多い地域の一つです。このエリアでは、発掘された土器や石器などの出土遺物を展示し、当時の人々の生活を知ることができます。また、ジオラマを通じて縄文時代の暮らしを再現しています。

刈谷藩と城下町

刈谷城の築城や歴代刈谷藩主の統治について詳しく紹介されています。城下町の発展や農村の様子、幕末期の天誅組に関する資料なども展示されており、江戸時代の刈谷の姿を学ぶことができます。また、刈谷城ジオラマのAR体験が可能で、受付で機材を無料で借りることができます。

刈谷発の近代化

刈谷市はものづくりの文化が根付いた地域であり、近代化の過程も興味深いものがあります。自動織機試験工場の誘致や町の発展について、貴重な資料を通して学ぶことができます。特に、豊田自動織機G3型の実物展示は見どころの一つです。

お祭りひろば(祭り展示室)

「お祭りひろば」では、刈谷市の特徴的な3つの祭りである「万燈祭」「野田雨乞笠おどり」「大名行列」を中心に、実際に使用される山車などを展示しています。万燈を担ぐ体験ができるコーナーもあり、祭りの文化を身近に感じることができます。

刈谷の代表的な祭り

万燈祭(まんどまつり)

万燈祭は、刈谷市を代表する祭りの一つです。高さ約5m、幅約3m、重さ約60kgの万燈を一人で担ぎ、舞いを舞う姿は圧巻です。「天下の奇祭」とも称されるこの祭りは、1778年の『刈谷町庄屋留帳』に記録が残っており、長い歴史を持ちます。現在は愛知県の無形民俗文化財に指定されています。

野田雨乞笠おどり

野田雨乞笠おどりは、野田八幡宮で行われる雨乞いの儀式で、1712年に初めて記録が残っています。紅白の紙で飾られた菅笠をかぶり、浴衣姿で太鼓を打ちながら踊る様子は、素朴でありながらも神聖な雰囲気を感じさせます。戦争の影響で一時途絶えましたが、1979年に復活し、現在は刈谷市の無形民俗文化財に指定されています。

大名行列

市原稲荷神社の祭りの一環として行われる「大名行列」は、架空の殿様「秋田出来守」が神輿を守る形式で進行します。1846年の記録には、麻の熨斗目(のしめ)を着た参加者の様子が記されており、江戸時代の祭りの雰囲気を現代に伝えています。大名行列の特徴の一つである「奴のねり」は、華やかな衣装とユニークな動きが見どころで、刈谷市の無形民俗文化財に指定されています。

山車祭

山車祭(だしまつり)は、市原稲荷神社の祭りの一つで、大名行列とともに開催されます。1687年に本町の山車が登場したことが記録されており、300年以上の歴史を持ちます。現在、肴町と新町に残る山車は、高さ5mを超え、黒漆や金箔で装飾された豪華なものです。祭りで演奏される「山車囃子(だしばやし)」は江戸時代から受け継がれており、当時の祭りの様子を今に伝えています。

アクセス情報

刈谷市歴史博物館へのアクセスは以下の通りです。

まとめ

刈谷市歴史博物館は、刈谷の歴史と文化を学ぶことができる魅力的な施設です。常設展示や祭りの展示を通じて、過去から現代に至る刈谷の発展を知ることができます。特に、「万燈祭」「野田雨乞笠おどり」「大名行列」などの伝統的な祭りの展示は、訪れる人々に刈谷の文化の奥深さを伝えています。

歴史好きな方はもちろん、家族連れや観光客にもおすすめのスポットです。刈谷市を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

Information

名称
刈谷市歴史博物館
(かりやし れきし はくぶつかん)

岡崎・豊田・奥三河

愛知県