小堤西池は、愛知県刈谷市井ヶ谷町にある水田灌漑用の池です。面積は20,330m²で、日本三大カキツバタ自生地の一つとして知られています。1938年(昭和13年)には、「小堤西池のカキツバタ群落」として国の天然記念物に指定されました。
この池はカキツバタの群生地として特に有名ですが、その他にもノハナショウブやノカンゾウをはじめとする約100種類の植物が年間を通じて見られます。肥料や農薬を使わないため、夏にはヨシやアンペライなどがカキツバタを覆うことがあります。そのため、1961年(昭和36年)からは地元のボランティア団体「小堤西池のカキツバタを守る会」によって管理されています。
毎年5月中旬頃にカキツバタが最盛期を迎え、開花期にはボランティアの方々が訪れる観光客を案内し、解説を行っています。過去の5月の見学者数は、年によって異なりますが、多い時には1万人以上が訪れることもあります。
小堤西池にはさまざまな生物が生息しています。1985年から1986年にかけての調査では、以下の動物が確認されました。
その他にも、クサガメやカルガモ、フナ、ニホンマムシなどが生息しています。
小堤西池は、美しいカキツバタの群生が見られる貴重なスポットです。春の訪れとともに咲き誇るカキツバタを楽しみながら、自然に囲まれた散策を満喫してみてはいかがでしょうか?ボランティアによる管理や解説も充実しているため、環境保全の取り組みにも触れることができます。訪れる際は、ぜひ開花時期をチェックし、美しい風景を堪能してください。