愛知県 > 知多半島・常滑 > 玉林寺(東海市)

玉林寺(東海市)

(ぎょくりんじ)

玉林寺は、愛知県東海市横須賀町にある曹洞宗の寺院です。山号は海岸山(かいがんざん)、本尊は釈迦牟尼如来。また、四国直伝弘法八十八ヶ所霊場の第85番札所としても知られています。

この寺院は、戦国時代の創建とされ、江戸時代以降も学問や文化の発展に関わりながら地域の人々に親しまれてきました。境内には歴史的人物の墓や石碑が点在し、歴史と文化の息吹を感じることができます。

玉林寺の歴史

創建と変遷

玉林寺の創建年代は正確には不明ですが、戦国時代(元亀・天正年間、1570年~1592年)頃に創建されたと考えられています。

当初は「多宝山玉林斎(たほうざんぎょくりんさい)」と称していましたが、延享年間(1744年~1748年)に山号が「海岸山」に改められました。その後、昭和27年(1952年)に「玉林寺」へと改名され、現在に至ります。

細井平洲と玉林寺

天明2年(1783年)10月28日・29日、尾張藩の儒学者であった細井平洲(ほそいへいしゅう)が玉林寺で講話を行いました。細井平洲は藩政改革に貢献し、教育者としても高名な人物です。

米騒動の舞台

大正7年(1918年)8月14日、日本各地で発生した米騒動が東海市でも起こり、玉林寺がその舞台の一つとなりました。この騒動は、米価の高騰に苦しんだ庶民が商人に抗議した出来事です。

境内の見どころ

山門

玉林寺の入口にある山門は、格式高い佇まいを見せ、訪れる人々を迎えます。

俳人・村瀬大阜と村瀬帯梅の墓

境内には、江戸時代の著名な俳人である村瀬大阜(むらせたいふ)村瀬帯梅(むらせたいばい)の墓があります。

この地を訪れる俳句愛好家にとって、2人の墓所は貴重なスポットとなっています。

江戸時代の力士・君之浜の石碑

また、境内には、江戸時代に活躍した地元出身の力士・君之浜(きみのはま)の石碑も建立されています。

文化・歴史・スポーツの各分野で活躍した人物の足跡が残る寺院であることが伺えます。

玉林寺へのアクセス

所在地

住所:愛知県東海市横須賀町二ノ割93

交通手段

鉄道(公共交通機関)
自動車(自家用車)

玉林寺の魅力と訪れる価値

玉林寺は、曹洞宗の古刹としての歴史だけでなく、学問・文化・地域社会と深く関わってきた寺院です。

このような歴史的背景を知ったうえで訪れると、より深い感慨を覚えることでしょう。愛知県東海市を訪れる際は、ぜひ玉林寺を参拝し、その歴史と文化を感じてみてください。

Information

名称
玉林寺(東海市)
(ぎょくりんじ)

知多半島・常滑

愛知県