愛知県 > 知多半島・常滑 > 牟山神社

牟山神社

(むさん じんじゃ)

牟山神社は、愛知県知多市新知字東屋敷にある歴史ある神社です。創建は1266年(文永3年)とされ、藤原源太正成によって建立されたと伝えられています。古くから海上鎮護や豊年豊作を祈願する神社として信仰を集めてきました。

この神社の最大の特徴は、毎年10月に奉納される「朝倉の梯子獅子」です。この勇壮な獅子舞は、愛知県の無形民俗文化財にも指定されており、多くの観光客が訪れる名物行事となっています。

御祭神

牟山神社には、以下の三柱の神々が祀られています。

これらの神々が祀られることから、牟山神社は海上安全や五穀豊穣のご利益があるとされています。

歴史

1266年(文永3年)、藤原源太正成によって創建されたと伝えられています。その後、地元の人々の信仰を集め、地域の発展とともに大切に守られてきました。

牟山神社は古くから海の安全を守る神として信仰され、漁業や農業に従事する人々にとって重要な存在となっています。神社の境内には歴史を感じさせる佇まいが残り、訪れる人々に静寂と安らぎを提供しています。

朝倉の梯子獅子

伝統的な獅子舞の奉納行事

「朝倉の梯子獅子(あさくらのはしごじし)」は、牟山神社で毎年10月の第1日曜日(本楽)とその前日の土曜日(試楽)に奉納される伝統的な獅子舞です。この獅子舞は、愛知県の無形民俗文化財に指定されており、その迫力ある演技で知られています。

勇壮な舞の魅力

この梯子獅子の特徴は、高さ約9メートルのやぐらと31段の梯子の上で舞うという点です。二人一組の獅子が、お囃子に合わせて前転や屈伸運動など、アクロバティックな動きを披露します。風に揺れる梯子の上で繰り広げられる舞は、観る者を魅了し、その勇壮さに息をのむことでしょう。

祭りの由来

この祭りの起源は、江戸時代の慶長年間に遡ります。当時、村では猪が農作物を荒らしていたため、村人たちは梯子を使って猪を捕らえる「梯子攻め」を行い、見事に退治しました。翌年は豊作となり、村人たちはこれを猪のご加護と考え、供養の意味を込めて梯子獅子を奉納するようになったと言われています。

伊勢神宮との関係

朝倉の梯子獅子は、伊勢神宮とも深い関係があります。20年に一度行われる伊勢神宮の遷宮の際に、牟山神社の拝殿は遷宮時に出た古材を使って建て替えられます。そのため、伊勢神宮では遷宮の際に梯子獅子が奉納されるのです。

最近では1993年(平成5年)、2013年(平成25年)に伊勢神宮で奉納されました。特に2013年は雨天のため、舞台上での演舞のみとなりましたが、多くの参拝者が訪れ、その伝統的な舞を見守りました。

梯子獅子の演技構成

梯子獅子は、以下の四部構成で演じられます。

  1. 舞台登場の舞 - 獅子が舞台に登場し、観客に向けて舞う。
  2. 運勢の舞 - 獅子が櫓の梯子を駆け上がり、運気を高める舞を披露する。
  3. 櫓上の舞 - クライマックスとなる「大あおり」などの離れ業を行う。
  4. 感謝の舞 - 舞台に戻り、感謝の意を込めて舞う。

この伝統的な舞は、世代を超えて受け継がれ、地域の誇りとして大切に守られています。

アクセス情報

牟山神社へは、公共交通機関や車でのアクセスが便利です。

例年、朝倉の梯子獅子の祭礼が行われる際には、多くの参拝者で賑わいます。お越しの際は、混雑に備え、公共交通機関の利用をおすすめします。

まとめ

牟山神社は、愛知県知多市にある歴史ある神社で、海上鎮護や豊作を願う人々の信仰を集めてきました。毎年10月に奉納される「朝倉の梯子獅子」は、勇壮で迫力のある獅子舞として知られ、愛知県の無形民俗文化財に指定されています。

この伝統的な祭礼は、村の豊作祈願から始まり、今もなお地域の文化として受け継がれています。歴史と伝統を感じることができる牟山神社へ、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
牟山神社
(むさん じんじゃ)

知多半島・常滑

愛知県