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大草城(尾張国知多郡)

(おおくさじょう)

大草城は、尾張国知多郡大草(現在の愛知県知多市大草)に築かれた未完の城です。現在は「大草公園」として整備されており、歴史を感じながら散策できる観光スポットとなっています。

大草城の概要

知多半島北部に位置する平城

大草城は、知多半島の伊勢湾側北部に位置する平城です。佐治氏の本拠地である大野城とは、矢田川を挟んで北側に位置しています。

現在の城跡と大草公園

大草城跡は、1970年代から公園として整備され、「大草公園」となっています。本丸跡には模擬天守風の展望台が設置され、周囲の景色を一望することができます。

大草城の歴史

築城の背景

大草城の築城は、天正2年(1574年)に始まりました。この地を支配していた佐治信方が長島一向一揆で戦死し、跡継ぎの佐治一成が幼少だったことから、織田信長の弟である織田長益(有楽斎)が知多郡を与えられ、大野城を拠点としました。しかし、大野城は水利が悪かったため、新たに大草城の築城が開始されました。

未完のまま廃城へ

天正10年(1582年)の本能寺の変が起こると、築城は中断され、城は荒廃しました。その後、小牧・長久手の戦い(1584年)後、織田長益が摂津国へ移封されたため、大草城は完成を待たずに廃城となりました。

江戸時代の大草城跡

江戸時代に入ると、尾張藩は大草城跡を知多郡の防御上重要な拠点と見なし、家老の山澄淡路守英龍に5,000石を与え、城址の保全を命じました。以後、歴代の山澄氏によって城跡は守られました。

現代の整備

1979年(昭和54年)、本丸跡に展望台が設置され、大草公園として整備が進められました。現在も、城跡周辺には「東屋敷」「西屋敷」などの地名が残り、かつての面影を感じることができます。

大草城の遺構

主な遺構

その他の見どころ

大草城の魅力

大野城から望む大草城

知多市の大野城の主郭(本丸)からは、大草城の全景を見渡すことができます。歴史好きの方にとっては、セットで訪れるのもおすすめです。

公園として楽しめるスポット

現在の大草公園は、散策路やベンチも整備され、歴史を感じながらゆったりと過ごせる場所です。桜の季節には美しい風景が広がり、地元の人々の憩いの場となっています。

アクセス情報

電車でのアクセス

名鉄常滑線「新舞子駅」下車、南へ徒歩約10分。

車でのアクセス

大草公園には駐車場が完備されており、車での訪問も可能です。

まとめ

大草城は、未完の城ではあるものの、歴史的に重要な役割を果たしてきた城跡です。現在は「大草公園」として整備され、模擬天守風の展望台や遺構を楽しむことができます。

歴史好きの方はもちろん、のんびりとした散策を楽しみたい方にもおすすめのスポットです。知多市を訪れた際は、ぜひ大草城跡へ足を運んでみてください。

Information

名称
大草城(尾張国知多郡)
(おおくさじょう)

知多半島・常滑

愛知県