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飛島村

(とびしまむら)

飛島村は、愛知県西部に位置し、海部郡に属する村です。伊勢湾の最北部に面しており、尾張地方に含まれます。愛知県には2つしか村が存在しませんが、そのうちの1つがこの飛島村です。

飛島村の観光スポット

藤前干潟(ふじまえひがた)

飛島村の代表的な自然観光地として、藤前干潟が挙げられます。この干潟はラムサール条約に登録された貴重な湿地で、多くの渡り鳥が飛来する場所としても有名です。庄内川と新川を隔てて名古屋市港区と飛島村の間に広がっており、バードウォッチングを楽しむ人々で賑わいます。

大宝六角れんが蔵(たいほうろっかくれんがぐら)

1908年頃に建てられた歴史的なレンガ造りの蔵で、飛島村指定の有形文化財です。六角形のユニークな形状が特徴で、当時の建築技術を感じることができます。

一切経堂(いっさいきょうどう)

飛島新田で最も古い木造建築の1つで、江戸時代に建立されたとされています。干拓によって命を落とした水棲生物を供養するために建てられたと言われ、歴史的にも貴重な建造物です。

飛島村大宝排水機場保存館

干拓地ならではの施設として、大宝排水機場保存館があります。この施設では、飛島村がどのようにして土地を守り、水害対策を行ってきたのかを学ぶことができます。

飛島村の寺院・神社

主な寺院

主な神社

飛島村の自然と地理

干拓地ならではの風景

飛島村の北部には、干拓によって作られた広大な農地が広がり、美しい田園風景を楽しむことができます。一方、南部には埋立地が広がり、名古屋港西部臨海工業地帯の一角を形成しています。

日光川・筏川

飛島村の東端には日光川が、西端には筏川が流れています。どちらも二級河川であり、村の自然環境を支えています。

藤前干潟の豊かな生態系

飛島村と名古屋市港区にまたがる藤前干潟は、多くの鳥類や水生生物が生息する自然の宝庫です。特にシギやチドリなどの渡り鳥の中継地として、バードウォッチング愛好者に人気があります。

飛島村の歴史と発展

干拓による誕生

飛島村は、1889年(明治22年)に愛知県海西郡の飛島新田、服岡新田、政成新田が合併して誕生しました。もともとこの地域は干拓によって生まれた土地であり、新田開発が盛んに行われてきました。

農業と工業の発展

干拓地であることから、飛島村では稲作が中心となっています。また、野菜や花卉(かき)栽培も盛んで、2017年度の農業産出額は13億3000万円に達しました。

一方で、名古屋市に隣接しているため、南部は名古屋港の一角として工業地帯が発展。西名古屋火力発電所、自動車関連産業、造船業、鉄鋼産業、材木関連産業、輸出関係の倉庫など、多くの事業所が立地しています。

飛島村の財政

かつては貧しい村でしたが、名古屋港西部臨海工業地帯の開発によって財政が大幅に改善しました。2017年度の歳入額は約68億5000万円、財政力指数は2.15と全国トップクラス。現在では「日本一の金持ち村」として知られています。

飛島村の交通アクセス

鉄道

飛島村内には鉄道が通っていません。そのため、バスや自動車でのアクセスが主な移動手段となります。

バス

飛島村ではコミュニティバス「飛島公共交通バス」が運行されており、近鉄名古屋線の近鉄蟹江駅や、名古屋市営地下鉄名港線の名古屋港駅・築地口駅と接続しています。

道路

飛島村へは、国道23号(名四国道)や名港西大橋を利用することで、名古屋市や他の地域へスムーズに移動できます。

まとめ

飛島村は、歴史的に干拓によって生まれた村であり、豊かな農業と発展した工業の両方を持つ独自の地域です。藤前干潟などの自然環境や、歴史的建造物も多く、観光スポットとしても魅力的です。名古屋市からのアクセスも良く、訪れる価値のある村といえるでしょう。

Information

名称
飛島村
(とびしまむら)

尾張西部・一宮

愛知県