道の駅アグリステーションなぐらは、愛知県北設楽郡設楽町西納庫に位置し、浜松市と高山市を結ぶ国道257号沿い、標高約622メートルの高原地帯にある道の駅です。愛知県最高峰・茶臼山への玄関口としても知られ、奥三河の雄大な山々と清らかな名倉川に囲まれた、のどかで素朴な農山村の風景が広がっています。
施設全体は、地域の農林資源を活かした温かみのある雰囲気が特徴で、訪れる人に「ほっとする時間」を提供してくれます。田園風景の中にたたずむ建物からは、四季折々の自然の表情を感じることができ、旅の途中の休憩だけでなく、目的地としても訪れたくなる道の駅です。
名倉地区は標高約625メートルに位置し、昼夜の寒暖差が大きいことから、野菜の甘みや旨みが引き出されやすい環境です。農産物直売コーナーには、地元農家がその日の朝に収穫した新鮮な野菜が並びます。
ルネッサンストマトは、この地域を代表する名物で、午前中に完売してしまうことも珍しくありません。そのほか、5月下旬から12月にかけての高原トマト、7月から9月の高原トウモロコシ、天狗なす、山菜やきのこ類、季節の花や鉢花など、旬の恵みを楽しめます。
地元の農産物を活かした加工品も充実しています。えごま味噌やえごま生絞り油、えごまを使ったお菓子、鹿肉加工品、漬物、金山寺味噌など、奥三河の食文化が詰まった品々が並びます。
中でも人気なのが、絹姫サーモンの昆布巻き。第63回全国水産加工たべもの展で水産庁長官賞を受賞した逸品で、これを目当てに訪れる方も多くいらっしゃいます。
飲食コーナー「アグリ食堂」では、新鮮な高原野菜や地元産のお米をふんだんに使った料理が提供されます。地元のお母さんたちが心を込めて作る、素朴で優しい味わいが魅力です。
農林水産省「第2回地場もん国民大賞」で銅賞を受賞したエゴマだれ五平餅は、もちもちとした食感と、まろやかでコクのあるエゴマ味噌だれが絶妙に調和した一品です。天気の良い日には、屋外席で田園風景を眺めながら味わうのもおすすめです。
道の駅のすぐ横を流れる名倉川沿いには、約2キロメートルにわたってコヒガンサクラの並木道が続いています。春になると薄ピンク色の可憐な花が咲き誇り、奥三河屈指の桜の名所として多くの見物客で賑わいます。長野県の高遠城址公園が有名ですが、愛知県内でも情緒あふれる美しい景観を楽しめる場所です。
敷地内には駐車場、24時間利用可能なトイレ、観光案内コーナー、公衆無線LANなどが整備されており、安心して立ち寄ることができます。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)です。
周辺には設楽オートキャンプ場、碁盤石山、面ノ木園地、清水城址、清水のコヒガンサクラなど、自然や歴史を感じられるスポットが点在しています。道の駅を拠点に、奥三河の魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。
道の駅アグリステーションなぐらは、素朴な田園のたたずまい、清流のせせらぎ、冷涼な気候が育む高原野菜、そして人の温もりに触れられる場所です。旅の途中の立ち寄りだけでなく、ゆったりとした時間を過ごす目的地として、ぜひ訪れてみてください。