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足助町(豊田市)

(あすけちょう)

愛知県豊田市に位置する足助町は、美しい自然と歴史的な町並みが残る観光名所です。特に紅葉の名所「香嵐渓」や、江戸時代の風情が残る町並みは訪れる価値があります。かつては東加茂郡足助町として独立していましたが、2005年に豊田市と合併し、現在は同市の一部となっています。

観光名所

香嵐渓(こうらんけい)

足助町で最も有名な観光地が「香嵐渓」です。特に紅葉の美しさは全国的に知られ、秋には多くの観光客が訪れます。春には桜、夏には新緑、冬には雪景色と、一年を通して楽しめる景勝地です。

足助の町並み

江戸時代の宿場町の雰囲気を色濃く残す町並みも見どころの一つです。伝統的な建物が立ち並び、歴史を感じながら散策できます。特に「足助中馬館」や「足助城跡」など、歴史的な建造物も数多く残されています。

足助町の寺社

足助八幡宮(あすけはちまんぐう)

足助八幡宮は、足助町を代表する歴史ある神社の一つです。その創建は平安時代にさかのぼるとされ、戦国時代には足助氏が崇敬していたことでも知られています。

現在の本殿は江戸時代に再建されたもので、歴史的価値の高い建造物です。境内には樹齢数百年の杉の木が立ち並び、神聖な雰囲気を醸し出しています。

また、毎年秋には「足助まつり」が開催され、多くの参拝者が訪れます。

香積寺(こうじゃくじ)

香積寺は、足助町の代表的な寺院であり、香嵐渓の紅葉とともに多くの人々が訪れます。1331年に夢窓疎石(むそうそせき)によって開かれたと伝えられ、臨済宗の禅寺として知られています。

本堂には江戸時代の仏像や襖絵があり、境内の庭園は四季折々の美しさを見せます。特に紅葉の季節には、赤や黄色に色づいた木々が美しい景観を作り出します。

その他の寺社

足助町には他にも多くの歴史ある神社仏閣があります。例えば、町の守り神として信仰される「飯盛山稲荷神社」や、地元の人々に親しまれる「八柱神社」などがあります。

これらの寺社では、春の花祭りや秋の収穫祭など、年間を通じてさまざまな祭祀が行われています。

足助町の祭祀・イベント

足助まつり(あすけまつり)

足助まつりは、毎年10月に開催される足助八幡宮の秋季大祭です。祭りのハイライトは、町を練り歩く「屋台行列」で、江戸時代から続く伝統行事の一つです。

豪華な装飾が施された屋台が引かれ、町中に太鼓や笛の音が響き渡ります。夜には提灯に照らされた屋台が幻想的な雰囲気を演出し、多くの観光客が訪れます。

香嵐渓もみじまつり(こうらんけいもみじまつり)

香嵐渓もみじまつりは、11月に開催される紅葉の名所・香嵐渓で行われるイベントです。夜間のライトアップが行われ、幻想的な紅葉の風景を楽しむことができます。

祭りの期間中は、五平餅や栗おこわなどの郷土料理を味わえる屋台が立ち並び、訪れる人々に足助の食文化を伝えます。

中馬のおひなさん(ちゅうまのおひなさん)

中馬のおひなさんは、2月から3月にかけて開催されるイベントで、江戸時代の中馬街道の歴史を伝えています。町の家々や商店に古いひな人形が飾られ、訪れる人々を楽しませます。

このイベントでは、地元の方々との交流も楽しめ、足助町の歴史や文化を身近に感じることができます。

地理と風景

足助町は豊田市の中央部に位置し、矢作川の支流である巴川と足助川が合流する地域に広がっています。周囲を山々に囲まれ、四季折々の美しい風景が楽しめる場所です。

北部

北部には標高353メートルの城山や、稲荷神社が鎮座する足助山、かつて城が築かれたとされる観音山など、自然に恵まれたエリアが広がっています。また、御嶽教天王教会がある池田山もこの地域に含まれます。

中央部

中央部は町の中心地であり、国道153号や愛知県道33号が通り、交通の要所となっています。足助市街地が広がり、歴史的な町並みや商店が立ち並ぶエリアです。

南部

南部には標高254メートルの飯盛山や、真弓山(307メートル)がそびえています。また、愛知高原国定公園の一部である「香嵐渓(こうらんけい)」があり、紅葉の名所として全国的に知られています。

歴史と文化

中世から続く町並み

足助町は、かつて信濃国(現在の長野県)へ通じる伊那街道の宿場町として栄えました。また、美濃街道、伊保街道、七里街道(足助街道)ともつながる中継地であり、政治・軍事・交通の要所としても重要な役割を果たしました。

江戸時代の宿場町

江戸時代には宿屋や商家が立ち並び、旅人や商人で賑わいました。やがて、酒・味噌・紙・油などの商業も発展し、地方の小商業都市としての役割も担うようになりました。

明治以降の発展

1878年に東加茂郡が成立し、足助には郡役場が置かれました。繭・生糸・木材などが集まる経済拠点となり、大正・昭和時代には観光地としての魅力も加わりました。

足助と「塩の道」

塩の流通拠点としての役割

足助町はかつて「塩の町」としても知られていました。三河湾や西日本から運ばれた塩を加工し、「足助塩」として信濃国へ送り出していました。伊那街道は「中馬街道」とも呼ばれ、塩を運ぶ中馬(荷馬)が行き交いました。

現在の「塩の道」

現在、国道153号の一部は「塩の道~中馬街道」として日本風景街道に登録され、歴史的な街道の面影を残しています。

アクセス情報

車でのアクセス

公共交通機関

まとめ

足助町には、歴史ある寺社と伝統的な祭祀・イベントが数多く残されています。足助八幡宮や香積寺などの寺社では、神聖な雰囲気の中で歴史を感じることができ、祭りの際には町全体が活気に満ちます。

特に秋の紅葉シーズンには、香嵐渓の美しい景色とともに足助まつりが開催され、多くの観光客が訪れます。四季折々の行事を楽しみながら、足助町の歴史と文化を感じる旅をしてみてはいかがでしょうか。

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名称
足助町(豊田市)
(あすけちょう)

岡崎・豊田・奥三河

愛知県