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茶臼山高原

(ちゃうすやま こうげん)

愛知県で最も空に近い高原リゾート

茶臼山高原は、愛知県北設楽郡豊根村と長野県下伊那郡根羽村の県境に位置する、日本有数の高原リゾートです。標高1,415メートルの茶臼山は愛知県最高峰を誇り、その南西に位置する標高1,358メートルの萩太郎山との間に、雄大な自然と多彩な観光施設が広がっています。ここは「愛知県で一番空に近い場所」とも称され、澄み切った空気と広大な景観、そして四季折々の表情を楽しめる特別な場所です。

春の芝桜、夏の高原アクティビティ、秋の紅葉、冬のスキーと、一年を通して楽しめる魅力が詰まった茶臼山高原は、家族連れ、カップル、アウトドア愛好家、写真愛好家など、あらゆる世代の人々に親しまれています。

茶臼山と茶臼山高原の地理と成り立ち

茶臼山は、天竜奥三河国定公園内に位置し、愛知県と長野県の県境をまたぐ山です。山頂には愛知県側と長野県側それぞれに展望台が設けられ、奥三河の山並みや南アルプスの雄大な稜線を一望することができます。地形的には「山の上に山がある」と表現される独特の形状を持ち、自然が長い年月をかけて作り上げた景観が広がっています。

この茶臼山一帯を総称して「茶臼山高原」と呼び、山麓から山頂にかけて緩やかな起伏が続くため、登山初心者やファミリーでも安心して自然を満喫できる環境が整えられています。整備された遊歩道やハイキングコースは、四季を通じて多くの人々を迎え入れています。

澄んだ空気と大自然が広がる高原の魅力

標高1,000メートルを超える茶臼山高原は、平地とは異なる冷涼な気候が特徴です。夏でも平均気温は約23度と涼しく、湿度も低いため、避暑地として古くから親しまれてきました。澄んだ空気の中で深呼吸をすると、日常の喧騒を忘れ、心身ともにリフレッシュできることでしょう。

高原内には矢筈池、斧沼池、茶臼湖などの池や湿原が点在し、それぞれが異なる表情を見せてくれます。湿原には観察デッキが整備されており、ミズバショウやニッコウキスゲ、サワギキョウなど、季節ごとの湿生植物を間近に観察することができます。

春の茶臼山高原―天空の花回廊「芝桜の丘」

春の茶臼山高原を語るうえで欠かせないのが、萩太郎山山頂付近に広がる「天空の花回廊 芝桜の丘」です。毎年5月中旬から6月中旬にかけて、約2.2ヘクタール(ナゴヤドーム約1.6個分)の広大な敷地に、およそ40万株もの芝桜が咲き誇ります。

ピンク、白、淡紫、青紫など、色や形の異なる6種類の芝桜が織りなす花模様は、まるで高原全体に美しい絨毯を敷き詰めたかのような光景です。残雪を抱く南アルプスの山々を背景に咲く芝桜は、他ではなかなか見られない絶景であり、日本でも屈指の高標高花畑として知られています。

芝桜まつりと夜のライトアップ

芝桜の開花時期に合わせて開催される「芝桜まつり」では、地元グルメの屋台やキッチンカーが並び、芝桜ソフトクリームや五平餅など、ここでしか味わえないグルメも楽しめます。また、期間限定で夜間ライトアップが行われ、昼間とはまったく異なる幻想的な風景が広がります。

観光リフトで楽しむ空中散歩

芝桜の丘へは、観光ペアリフトの利用がおすすめです。片道約10〜13分の空中散歩では、足元に広がる芝桜の花畑や高原の風景をゆったりと眺めることができます。体力に自信のある方は、遊歩道を歩いて山頂を目指すこともでき、道中でさまざまな高山植物との出会いが待っています。

夏の茶臼山高原―天然のエアコンとアウトドア体験

夏の茶臼山高原は、まさに「天然のエアコン」。平地では猛暑日が続く時期でも、高原には爽やかな風が吹き抜け、快適に過ごすことができます。この涼しさを求めて、多くの観光客が避暑に訪れます。

夏季には、マウンテンバイク、ゴーカート、カヌー体験、魚つかみ取り体験など、自然を活かした多彩なアクティビティが用意されています。矢筈池では足こぎボートが楽しめ、カヌー体験ではインストラクターの丁寧な指導があるため、初心者や子どもでも安心です。

ファミリーに人気の体験型イベント

夏休み期間中には、移動動物園や自然観察会、クラフト体験など、子どもたちが自然と触れ合えるイベントが多数開催されます。泳ぐ魚を追いかける体験や、自然素材を使った工作は、子どもたちにとって忘れられない思い出となるでしょう。

秋の茶臼山高原―愛知県で最も早い紅葉

秋になると、茶臼山高原は愛知県内で最も早く紅葉の見頃を迎えるスポットとして注目されます。カエデやモミジ、ブナなどが赤や黄色に染まり、高原全体が鮮やかな色彩に包まれます。

矢筈池や斧沼池の水面に映る紅葉は、静かで幻想的な美しさを持ち、写真愛好家にも人気です。夜間には紅葉ライトアップも行われ、昼とは異なるしっとりとした秋の表情を楽しむことができます。

秋のイベントとグルメ

秋の茶臼山高原まつり期間中には、「三遠南信食の祭典」が開催され、三河地方、遠州、南信州の名物グルメが一堂に会します。また、直径2メートルにもなる大鍋で作られる名物の「いも煮会」は、多くの来場者で賑わう秋の風物詩です。

冬の茶臼山高原―愛知県唯一のスキー場

冬の茶臼山高原は、愛知県唯一のスキー場として多くの人々に親しまれています。萩太郎山北斜面に広がる茶臼山高原スキー場は、コンパクトながらも充実したコースレイアウトが魅力です。

初心者やファミリー向けの緩やかなコースから、中・上級者向けのコースまでが整備されており、スキーやスノーボードを楽しむことができます。そり専用ゲレンデや雪遊び場には動く歩道「ベルコン」が設置され、小さなお子さま連れでも安心して利用できます。

雪景色とスノーハイキング

スキー以外にも、スノーハイキングや雪景色の散策がおすすめです。白銀の世界に包まれた高原を歩けば、樹氷や雪原など、冬ならではの美しい風景に出会えます。

展望台・スカイガーデンで味わう天空の絶景

萩太郎山山頂には、360度の大パノラマを一望できる展望台が整備されています。晴天時には南アルプスの山々はもちろん、条件が良ければ名古屋市街や浜松市のアクトタワーまで見渡すことができます。

併設されたスカイガーデンにはウッドテラスと大型ソファが設置され、空に最も近い場所でくつろぐ贅沢な時間を過ごすことができます。恋人の聖地にも認定されており、カップルにも人気のスポットです。

宿泊施設と滞在型観光の魅力

茶臼山高原には、芝桜の丘に最も近い宿泊施設である休暇村茶臼山高原があります。星空観察会やナイトサファリなど、自然を活かした体験プログラムが充実しており、滞在型観光にも最適です。

夏季には予約制のキャンプ場もオープンし、満天の星空の下で過ごす夜は、都会では味わえない特別な体験となるでしょう。

四季とともに生きる茶臼山高原

茶臼山高原は、訪れる季節によってまったく異なる表情を見せてくれます。春の花々、夏の涼風、秋の紅葉、冬の雪景色。そのすべてが、この高原の魅力です。

自然の豊かさを大切にしながら、観光と共存する茶臼山高原は、何度訪れても新たな感動を与えてくれる場所です。日常を離れ、心と体を解き放つ旅先として、ぜひ一度、そして何度でも茶臼山高原を訪れてみてください。

Information

名称
茶臼山高原
(ちゃうすやま こうげん)

岡崎・豊田・奥三河

愛知県