東公園は、愛知県岡崎市欠町にある総合都市公園です。1928年(昭和3年)4月に開園し、岡崎市民をはじめ、多くの観光客に親しまれています。園内には複数の池があり、これらは元々、灌漑用の溜池として利用されていたものです。
四季折々の自然を楽しむことができ、春には桜、初夏にはハナショウブやアジサイ、秋には紅葉が美しく色づきます。その魅力が評価され、岡崎観光きらり百選にも選ばれています。
東公園内には「東公園動物園」があり、1983年(昭和58年)5月1日にオープンしました。入園は無料で、開園時間は9時から16時30分まで。休園日は月曜日(祝日の場合は翌平日)と年末年始(12月29日~1月2日)です。
園内では、多種多様な動物が飼育されており、特にアジアゾウの「ふじ子」は多くの来園者に愛されています。その他、ニホンジカ、ミニチュアホース、ポニー、ラマ、ニホンザル、リスザル、プレーリードッグ、ミーアキャット、マーラ、フラミンゴ、クジャク、インコ、ヒツジ、シバヤギ、ケヅメリクガメ、ウサギ、モルモットなどが観察できます。また、「動物ふれあい広場」では小動物と触れ合うことができ、子どもたちに大変人気です。
動物園の設立は、1980年(昭和55年)に岡崎公園内で「三河武士のやかた家康館」の建設工事が始まったことに端を発します。岡崎公園内の動物園が縮小されることになり、一部の動物が東公園へ移設されました。その後、岡崎市の親善都市である福山市の市議会議長が、同市の遊園地「赤坂遊園」で飼育されていたアジアゾウ「ふじ子」を寄贈。1982年(昭和57年)12月に岡崎市へ到着し、翌年の動物園開園とともに一般公開されました。
1964年(昭和39年)に開設された花菖蒲園では、6月に「菖蒲まつり」が開催され、夜にはライトアップも行われます。2,900㎡の敷地には90~110品種、約10,000株のハナショウブが咲き誇り、訪れる人々を魅了します。
2008年(平成20年)3月29日にオープンした「岡崎市動物総合センター・Animo(あにも)」は、動物愛護、動物園管理、野生動物保護、畜産業務を統合した施設です。名称は全国1,683点の応募の中から選ばれ、市民投票により決定しました。センター開設と同日に「動物ふれあい広場」もオープンしました。
2014年(平成26年)、市内の篤志家の寄付により恐竜モニュメントが設置されました。5体の恐竜(ブラキオサウルス、ティラノサウルス、プテラノドン、トリケラトプス2体)が時計塔前広場に展示され、2015年(平成27年)3月29日に一般公開されました。14メートルのブラキオサウルスは国内最大級の大きさを誇ります。
その後、さらに篤志家からの寄付により、2018年(平成30年)には9メートルのトリケラトプスと、背中が滑り台になったスピノサウルスが追加されました。さらに、恐竜が座るデザインの木製ベンチが4基設置され、エリアは「恐竜広場」として親しまれています。
2019年(平成31年)4月、多目的広場内に「木製遊具広場」が新設されました。恐竜モニュメントを寄贈した篤志家の支援により、約5,000万円の費用で、大型滑り台や帆船型の遊具など12種類13基が設置されました。周囲には木々が植えられ、夏場の暑さ対策も施されています。
2012年(平成24年)7月6日にオープンした「旧本多忠次邸」は、1931年(昭和6年)に東京府荏原郡駒沢町(現・東京都世田谷区)に建設されたスパニッシュ様式の住宅です。1999年に本多忠次が亡くなり、相続税の問題から邸宅の移築が検討され、2000年に岡崎市へ寄贈されました。2012年に復元工事が完了し、現在は一般公開されています。
2014年(平成26年)には、「旧本多家住宅主屋」として国の登録有形文化財に指定されました。
名鉄名古屋本線「東岡崎駅」から名鉄バス「市民病院」行きに乗車し、「東公園口」または「東公園北」、「福祉の村」、「愛知病院前」バス停で下車。