豊田市小原和紙のふるさとは、日本の愛知県豊田市永太郎町洞にある和紙の博物館です。かつては愛知県が運営する施設でしたが、現在は豊田市が管理しています。この施設では、小原和紙の伝統技術を体験できるほか、美術作品の展示や、和紙に関連するさまざまな学びの場を提供しています。
「豊田市小原和紙のふるさと」は、和紙文化を広く伝えるために設立された施設です。和紙の魅力を身近に感じてもらうことを目的とし、伝統技術の継承と地域文化の振興、観光資源としての発展を目指しています。
施設の周囲には豊かな自然が広がり、和紙の原料となる植物の見本園や遊歩道が整備されています。四季折々の景色を楽しみながら、伝統文化に触れることができる貴重な場所です。
小原和紙のふるさとは、単なる展示施設ではなく、来館者が体験を通して和紙の魅力を学べる参加型の施設となっています。以下のようなさまざまな施設が整備されています。
小原和紙美術館では、豊田小原和紙工芸や、日本全国の和紙標本を展示しています。
1階には企画展示室があり、和紙を使った美術作品や伝統的な技法を紹介。2階には藤井達吉展示室と小原工芸紙展示室があり、藤井達吉の工芸作品や現代の小原和紙工芸作家による作品が展示されています。
和紙工芸体験館では、紙漉き体験をはじめとする多様な和紙制作を体験できます。
体験できる内容:
これらの体験を通して、和紙の魅力や手作りの楽しさを実感できます。
本格的に和紙や漆芸を学びたいクリエイターや、ワークショップを開催したい方のための施設です。伝統工芸に触れながら、創作活動を行うことができます。
和紙の原料となる「コウゾ」「ミツマタ」「ガンピ」などを栽培している見本園があります。特に冬には「カンゾカシキ」と呼ばれる、収穫したコウゾを蒸し上げて樹皮を採取する工程も行われます。
施設には全長約2,000メートルの遊歩道が整備されており、四季折々の草花を楽しみながら散策できます。途中には東屋もあり、自然の中でリラックスできる空間が広がっています。
小原和紙のふるさとは、1979年(昭和54年)に当時の西加茂郡小原村(現在の豊田市小原地区)で、和紙の魅力を広める施設として開館しました。
当初は愛知県が運営していましたが、入場者数の減少を受け、2006年度から民間業者に運営が委託されました。しかし、来館者数は回復せず、2009年(平成21年)4月に愛知県が豊田市に土地を無償貸与し、建物も譲渡されました。それにより、「豊田市和紙のふるさと」として新たにスタートしました。
さらに、2020年(令和2年)7月1日に「豊田市小原和紙のふるさと」へと改称し、現在に至ります。
9:00 - 16:30
月曜日(休日の場合は開館)、年末年始
名鉄三河線「豊田市駅」または「梅坪駅」から「とよたおいでんバス」に乗車し、「和紙のふるさと」バス停で下車。バス停からすぐの場所にあります。
「豊田市小原和紙のふるさと」は、和紙の魅力を存分に体験できる施設です。歴史ある小原和紙の技術を学び、実際に紙漉きを体験できるだけでなく、美術館で優れた工芸作品に触れることもできます。
また、施設周辺には豊かな自然が広がり、見本園や遊歩道など、訪れる人々がリラックスできる環境が整っています。和紙文化に興味がある方はもちろん、自然の中でゆったりとした時間を過ごしたい方にもおすすめのスポットです。