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北山湿地

(きたやま しっち)

希少な生態系が息づく貴重な自然

北山湿地は、愛知県岡崎市池金町に位置する湿原で、市内最大の湿地群として知られています。その広さは26.6ヘクタールにも及び、岡崎市および愛知県の天然記念物に指定されています。また、環境省が選定する「日本の重要湿地500」にも選ばれており、貴重な動植物が数多く生息する自然の宝庫です。

北山湿地の概要

北山湿地は、乙川の支流である立川の水源地に近く、標高170~190メートルの丘陵地に囲まれた谷間に位置しています。この地域には湿地が点在し、豊かな水資源が育む独自の生態系が形成されています。特に、市の希少野生動植物種に指定されているギフチョウが生息することでも有名で、ここでしか見られない貴重な昆虫です。

また、北山湿地は、ヒナノシャクジョウやムラサキミミカキグサの県内有数の群生地であり、日本最小の赤トンボ「ハッチョウトンボ」も多く見られます。これらの動植物が生息する環境を守るため、市と市民が協力して保全活動を行っています。

北山湿地の魅力

標高約200メートルの低い尾根に広がる谷間にある北山湿地は、いくつもの小川が流れ込み、大小さまざまな湿地が形成されています。ここには、春の女神と呼ばれるギフチョウをはじめ、多くの希少な動植物が息づいています。

春には黄色く輝くカンムリダケ、深い青が美しいハルリンドウ、淡い紫色が目を引くコバノミツバツツジ、そして特徴的な葉を持つショウジョウバカマなど、多様な植物が湿地を彩ります。これらの植物が咲き誇る風景は、訪れる人々に癒しと感動を与えてくれます。

北山湿地に生育・生息する主な動植物

植物
動物
保全活動と歴史

湿地を訪れる際のお願い

北山湿地は、市の自然環境保護区および県の天然記念物に指定されており、動植物の採取が禁止されています。この貴重な生態系を守るため、訪れる際には以下の三原則をお守りください。

おわりに

北山湿地は、都市部に残る貴重な自然環境であり、多くの希少な動植物が生息する特別な場所です。市民やボランティアの努力によって守られているこの湿地を訪れる際には、ぜひその自然の営みをじっくりと観察し、豊かな生態系を実感してみてください。

Information

名称
北山湿地
(きたやま しっち)

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