菅生神社は、愛知県岡崎市康生町にある歴史ある神社です。毎年夏に開催される「菅生祭」は、能見神明宮大祭(5月)、岡崎天満宮の例祭(9月)とともに「岡崎三大祭」の一つに数えられ、多くの参拝者や観光客で賑わいます。
社伝によると、菅生神社の起源は第12代景行天皇の時代(110年)にさかのぼります。景行天皇の子である日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国平定のためにこの地を通過した際、高石(現在の菅生町、岡崎信用金庫本店南側の満性寺付近)に伊勢大神を勧請し、「吹矢大明神」と称する神社を創建したと伝えられています。これが岡崎市最古の神社とされる由縁です。
「菅生祭」は厄災の除去を祈願する伝統的な祭りで、以下の3つの祭事が行われます。
江戸時代の文化・文政の頃から、乙川(菅生川)に提灯を飾った鉾船を浮かべ、手筒花火や金魚花火を奉納する神事が行われています。現在は「岡崎城下家康公夏まつり」の花火大会と共催され、より一層華やかな祭りとなっています。
寛永15年(1638年)、岡崎城主本多忠利が菅生神社本殿の修復に際し寄進した石鳥居です。現在も神社の北入口に残され、歴史の証人となっています。
境内西側にそびえる大楠は、樹齢数百年とされ、昭和20年の岡崎空襲の際には本殿を守ったと言われています。参拝者の間では「パワーの木」として親しまれています。
また、むくろじの木は「無患子」(子どもが病気をしない)という意味を持つ縁起の良い植物であり、実を使ったお守りも人気があります。
境内整備の際に発見されたハート型の石が、社務所近くに置かれています。訪れた際にはぜひ探してみてください。
名鉄「名古屋」駅から「東岡崎」駅で下車し、徒歩約10分。
東名高速道路「岡崎IC」より約10分。