圓明寺は、愛知県犬山市犬山東古券595に位置する真宗大谷派の寺院です。その山号は城郭山(じょうかくざん)、本尊は阿弥陀如来となっています。境内には歴史と伝統を感じさせる建造物が並び、その多くが登録有形文化財として指定されています。特に本堂や僧寮、庫裏、山門、鐘楼などは寺院の歴史を物語る重要な建築物です。
圓明寺には、市指定文化財や登録有形文化財として認定された多くの文化財が存在します。それぞれの建造物には、寺院の歴史や伝統が刻まれており、訪れる人々に感動を与えています。
円空仏 阿弥陀如来立像
この仏像は1985年(昭和60年)12月26日に市指定文化財として指定されました。円空仏特有の素朴ながらも深い趣を持ち、多くの参拝者に親しまれています。
本堂は入母屋造、本瓦葺で、建築面積は222平方メートルです。境内北奥に位置し、広縁、内陣、余間、外陣、矢来内といった構造が特徴です。江戸時代前期に竣工し、元禄2年(1689年)には改修されています。2012年(平成24年)8月13日に登録有形文化財として登録されました。
僧寮は切妻造、桟瓦葺の建物で、建築面積は90平方メートルです。本堂と庫裏の間に建ち、本堂側には切妻造の式台玄関があります。明治時代中期に竣工し、2012年に登録有形文化財となりました。
庫裏は切妻造、桟瓦葺で、建築面積は314平方メートル。江戸時代後期に犬山城下で町屋として建てられたものが、明治時代中期に移築されました。2012年に登録有形文化財に指定されています。
山門は切妻造、銅板葺の四脚門で、間口2.5メートル、梁間2.1メートルの規模を持ちます。1937年(昭和12年)に竣工し、棟梁は11代目伊藤平左衛門が務めました。その華やかな装飾と良質な材料が特徴で、2012年に登録有形文化財に指定されました。
鐘楼は入母屋造、本瓦葺で、境内東側の庫裏と向き合っています。江戸時代中期に竣工し、軸部は禅宗様の様式を基調としているのが特徴です。深い軒反りを持つ本格的な作りで、境内の景観を引き立てています。2012年に登録有形文化財に登録されました。
圓明寺の境内には、樹高8.7メートル、幹周り221センチ、樹齢300年を超えると推定されるシダレザクラが植えられています。その姿は威風堂々としており、同時に優美さも兼ね備え、多くの参拝者を魅了しています。
圓明寺は、その歴史的価値と文化的な魅力から、多くの人々が訪れる犬山市の名所です。寺院内に佇む建造物やシダレザクラなど、訪れた人々に深い感動を与えています。歴史ある建築物を間近で見ながら、時代を超えた魅力に触れることができる特別な場所です。