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宇都宮神社(小牧市)

(うつのみや じんじゃ)

宇都宮神社は、愛知県小牧市にある歴史ある神社です。この神社は、尾張地方最大級の前方後方墳である「宇都宮神社古墳」を境内に有していることで知られています。

宇都宮神社の沿革

宇都宮神社は1429年(永享元年)、尾張守護代の織田常昌が、下野国宇都宮(現在の栃木県宇都宮市)にある二荒山神社を祀ったことを起源としています。この神社は、古墳の丘陵地を利用して建てられました。

創建当初、神社は現在地より西方の榊という地に鎮座しており、「管生天神」として知られていました。その後、織田常昌が室町幕府の管領であった斯波義重の命を受け、尾張国守護を兼務することとなり、この地に神社を建立しました。平手義英が小木に移城した際、神社も現在の場所へ遷座されました。

火災による被害と再建

天正年間には、灯明の火により拝殿や神楽殿などが焼失しました。しかし、昭和4年(1929年)、御大典記念事業として本殿や祭文殿などが改築されました。その後も拝殿や手水舎が整備され、現在に至ります。

宇都宮神社古墳の特徴

宇都宮神社古墳は、3世紀末から4世紀頃に築造されたと考えられている前方後方墳で、尾張地方最大級の規模を誇ります。全長は59メートル、高さは約6.5メートル、後方部の一辺は約35メートルです。内部には竪穴式の石室が設けられており、保存状態が非常に良好です。

この古墳は、「小木古墳群」の一部であり、地域における有力な豪族の存在を示しています。1987年(昭和62年)には、愛知県の史跡に指定されました。

出土品と文化財

宇都宮神社古墳からは、「三角縁獣文帯三神三獣鏡(さんかくぶちじゅうもんたいさんしんさんじゅうきょう)」と呼ばれる銅鏡が出土しました。この鏡は1929年頃、社殿建設の際に発見され、1987年に愛知県指定の有形文化財となりました。

境内の様子

宇都宮神社の境内には、本殿や拝殿のほか、末社が15社鎮座しています。また、境外には日吉社があり、例祭の際には神輿が渡御する御旅所として利用されています。さらに、水子地蔵や子育て観音など、多くの石仏や祠があり、神聖な空気が漂う場所です。

交通アクセス

宇都宮神社へのアクセスは、名鉄バスの小木停留所で下車し、徒歩約5分です。また、車で訪れる場合も近隣に駐車場が整備されていますので便利です。

おわりに

宇都宮神社は、歴史的価値の高い古墳と貴重な文化財を有する神社として、地域の人々から愛されています。古代の歴史や文化に触れながら、静かな時間を過ごすことができる場所です。ぜひ訪れて、その魅力を感じてみてください。

Information

名称
宇都宮神社(小牧市)
(うつのみや じんじゃ)

犬山・瀬戸

愛知県