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犬山神社

(いぬやまじんじゃ)

犬山神社は、愛知県犬山市に位置する由緒ある神社です。針綱神社や三光稲荷神社とともに、犬山城南側の登城入り口付近に位置しています。この地はかつて犬山城の西御殿が存在した場所であり、歴史的な背景が色濃く残る地域です。

概要

犬山神社は歴代の犬山城城主や戦没者を祀る神社として知られています。江戸時代から続く歴史の中で、成瀬氏を中心とした城主たちの祈りの場として機能してきました。また、戊辰戦争から太平洋戦争に至るまでの戦没者も合祀されており、多くの人々の記憶と祈りが息づいています。

所在地

住所:愛知県犬山市大字犬山字北古券12

交通機関:
名古屋鉄道犬山線「犬山駅」より徒歩20分
名古屋鉄道犬山線「犬山遊園駅」より徒歩15分
各務原市ふれあいバス「犬山城」バス停(土休日運行)より徒歩すぐ

犬山神社の歴史

創建の背景

犬山神社の起源は、犬山城内で祖先の霊を祀るために設けられた祠に遡ります。1617年(元和3年)に成瀬正成が犬山城主となった際、この祠が設置されたと推測されています。その後、1717年(享保2年)に成瀬正幸によって現在の日本モンキーパーク付近の相生山に移設され、相生の宮(相生社)として創建されました。

現在地への移転

1883年(明治16年)6月、犬山神社は現在地に移転されました。この移転を機に、社名を「犬山神社」と改称しています。また、1948年(昭和23年)には、戊辰戦争から太平洋戦争までの戦没者が合祀され、戦没者の慰霊の場としての役割も担うようになりました。

祭神

犬山城歴代城主

犬山神社では、犬山城の歴代城主である成瀬氏を祭神としています。特に初代城主の成瀬正成を中心に、以下の城主たちが祀られています。

戦没者の慰霊

犬山神社では、戊辰戦争から太平洋戦争までに命を落とした戦没者を慰霊しています。これにより、戦争の犠牲者たちの魂を鎮め、平和への祈りを捧げる場として多くの参拝者が訪れています。

成瀬正成の生涯

幼少期と家康への仕官

成瀬正成は1567年(永禄10年)に徳川家臣の子として生まれました。幼少期から徳川家康に仕え、小姓として活躍しました。1584年(天正12年)の小牧・長久手の戦いでは初陣を果たし、家康から称賛を受ける功績を挙げています。

関ヶ原の戦いとその後

1600年(慶長5年)の関ヶ原の戦いでは、家康の命を受けて重要な役割を果たしました。この功績により堺奉行に任命され、さらに江戸幕府初期の政務に深く関わることとなりました。その後、尾張藩附家老として犬山城を拝領し、犬山地域の発展に尽力しました。

晩年と死去

成瀬正成は1625年(寛永2年)に59歳で亡くなりました。晩年には尾張藩の基盤を築き、地域の繁栄に大きく貢献しました。その功績は現在も高く評価され、犬山神社に祀られています。

犬山神社の見どころ

歴史的な建築と風情

犬山神社の社殿や周辺の風景は、犬山城の歴史を感じさせる風情にあふれています。特に秋には紅葉が美しく、多くの参拝者や観光客が訪れます。

地域の信仰の中心地

犬山神社は、地域の人々の信仰の中心として大切にされています。歴代城主や戦没者への祈りとともに、平和を願う気持ちが込められた神社です。

まとめ

犬山神社は、犬山城の歴史と地域の信仰が交差する重要な場所です。その歴史的背景や成瀬正成の功績、戦没者の慰霊といった多面的な魅力があり、訪れる人々に深い感動を与えます。犬山を訪れた際には、ぜひ犬山神社を参拝し、その歴史と風情を堪能してください。

Information

名称
犬山神社
(いぬやまじんじゃ)

犬山・瀬戸

愛知県