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犬山祭

(いぬやま まつり)

伝統と華麗な車山が織りなす春の祭礼

犬山祭は、愛知県犬山市にある針綱神社の春季祭礼として、毎年4月の第1週の土曜日・日曜日に開催される伝統的な祭りです。華麗な車山(やま)と奉納からくり人形が特徴で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。さらに、2016年には「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産にも登録されました。

犬山祭の歴史と起源

犬山祭の起源は1635年(寛永12年)に遡ります。この年、下本町と魚屋町から針綱神社の祭礼に練り物が奉納されたことが始まりとされています。1641年(寛永18年)には、下本町から「車山」が登場し、からくり人形の奉納が行われました。その後、1649年(慶安2年)には、犬山城主・成瀬正虎の奨励により、各町が競い合うように車山を出すようになり、現在の祭りの形が形成されていきました。

犬山祭のスケジュール

試楽(しんがく)〜祭りの始まり〜

犬山祭の1日目は「試楽」と呼ばれます。この日、各町の車山は針綱神社へ向かい、からくりを奉納します。その後、昼間の装飾から提灯を365個灯した姿に変わり、夜になると「夜車山(よやま)」と呼ばれる幻想的な巡行が行われます。町内を練り歩く車山の美しさは圧巻です。

本楽(ほんがく)〜祭りのクライマックス〜

2日目の「本楽」では、針綱神社で神事が執り行われ、13町の車山に加えて3町(内田、坂下大本町、鵜飼町)の練り物も集結します。さらに、祭りのハイライトとして、「どんでん」と呼ばれる迫力満点の車山の方向転換が披露されます。曳き手たちが車山の片側を持ち上げ、一気に180度回転させる姿は見物です。

車山(やま)の構造と特徴

犬山祭の車山は、他地域の山車や曳山と比べて独特の「犬山型」と呼ばれる3層構造になっています。

犬山祭の車山は13町にそれぞれ存在し、名称も個性的です。例えば、下本町の「應合子(おうごうし)」、魚屋町の「眞先(まっさき)」、寺内町の「老松(おいまつ)」などがあります。

犬山祭と「犬山お城まつり」

犬山祭はもともと8月に開催されていましたが、1898年に4月へ変更されました。さらに1996年からは、「犬山お城まつり」として3月下旬から開催されるようになり、犬山祭はその最終2日間を飾る一環事業となりました。しかし、2007年には春の「宵まつり」が廃止され、その分の予算を活用し、秋にも「城下町秋まつり」として車山巡行が実施されるようになりました。

どんでん館 〜車山を間近で体験〜

犬山市には「どんでん館」という施設があり、ここでは4輌の車山が常設展示されています。祭礼以外の時期でも、車山の精巧な造りやからくり人形の美しさを間近で鑑賞することができ、祭りの雰囲気を感じられます。

犬山祭の遠征 〜立山まつりでの特別巡行〜

犬山祭の車山は、地元犬山だけでなく、1987年には富山県中新川郡立山町の「立山まつり」にも登場しました。この際、中本町の「西王母(せいおうぼ)」と外町の「梅梢戯(ばいしょうぎ)」の2輌が練り歩き、多くの観客を魅了しました。

犬山祭の魅力と見どころ

伝統と歴史が息づく祭り

犬山祭は、約400年の歴史を持つ格式高い祭礼です。国の重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産にも登録されていることからも、その文化的価値が伺えます。

夜車山の幻想的な美しさ

夜になると、365個の提灯に灯された車山が町を巡る「夜車山」の光景は、幻想的でまるで別世界のようです。ライトアップされた車山と夜空のコントラストは、訪れる人々の心を魅了します。

迫力満点の「どんでん」

祭りのクライマックスである「どんでん」は、力強さと技術が試される瞬間です。曳き手たちが息を合わせ、車山を180度回転させる様子は圧巻で、観客からは大きな歓声が上がります。

まとめ

犬山祭は、歴史と伝統、華麗な車山、迫力ある演技が融合した、見どころ満載の春の祭礼です。祭りの雰囲気を存分に楽しむためには、昼の「試楽」、夜の「夜車山」、そして2日目の「本楽」を通してその魅力を堪能するのがおすすめです。犬山市を訪れる際は、ぜひ犬山祭の迫力と美しさを体験してみてください。

犬山祭の概要

犬山祭では、犬山城の城下町における13町から13台の山車(車山)が出され、町内を巡行します。初日は「試楽(しんがく)」、2日目は「本楽(ほんがく)」と呼ばれます。試楽では各町の車山が針綱神社へ向かい、からくり人形を奉納した後、提灯を飾りつけた「夜車山(よやま)」が行われます。本楽では、針綱神社での神事や車山の巡行、練り物の集結などが行われます。

歴史と重要性

犬山祭の起源は1635年(寛永12年)にまでさかのぼり、1641年には最初の車山が登場しました。その後、成瀬正虎による奨励により祭礼が拡大され、1964年には車山13台が愛知県の有形民俗文化財に指定されました。また、2006年には「犬山祭の車山行事」として国の重要無形民俗文化財に、2016年には「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。

犬山祭の見どころ

車山の特徴

犬山祭の車山は、他地域の山車とは異なり3層構造の「犬山型」と呼ばれます。下層がお囃子所、中層がからくりを動かす「中山」、最上層にからくり人形が配置されています。この華やかな構造が、祭りの魅力を引き立てています。

提灯の灯る夜車山

試楽の夜に行われる「夜車山」では、各車山が提灯を飾りつけて灯りをともします。約365個の提灯が車山を照らし、幻想的な雰囲気を醸し出します。

「どんでん」の迫力

祭りのハイライトは、車山を一気に半回転させる「どんでん」です。この瞬間は観客の歓声が上がり、祭りの熱気が最高潮に達します。

どんでん館と祭りの保存

犬山市内にある「どんでん館」では、祭礼以外の日にも車山4台が常設展示されています。訪れることで、祭りの雰囲気を間近で感じることができます。

犬山祭と地域交流

犬山市の友好姉妹都市である富山県立山町では、1987年に犬山祭の車山2台が披露されました。地域を越えた交流を通じて、犬山祭の魅力が広がっています。

まとめ

犬山祭は、歴史と文化を受け継ぎながら地域の人々が一体となって行う壮大な祭りです。その華やかな車山やからくり人形、提灯の灯る夜景など、見どころが満載で、訪れる人々を魅了します。ぜひ一度、犬山祭の迫力と美しさを体感してください。

Information

名称
犬山祭
(いぬやま まつり)

犬山・瀬戸

愛知県